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『海に眠るダイヤモンド』そうだったのかと泣く

日曜ドラマ『海に眠るダイヤモンド』が終わった。

あんなにいいドラマを、最初からもっときちんと見ればよかったと後悔している。

大河ドラマの後の時間帯はつい居眠りしてしまい、でも気になるからTVerで追っかけたり夫に聞いたり。

あ、ドラマの途中で誰か(浅く見てる人)に質問されるのって、イラっとくるよね。
でも夫にはつい聞いちゃう私。

謎が1つ解けても、またわからなくなる展開。
最終回の夜は、午後から出かけていた夫も帰宅してすぐテレビの前に陣取っていた。

そういう私も病み上がりにもかかわらず、また裏番組など全く気にすることなく、画面に見入った。

そして、「そうだったのか」がわかるとき、その
現実が胸にせまる。

私の感想は…、誰も悪くないということかな。

そうするしかなくて、仕方なかったんだもの。

若いころあれほど嫌いだった「仕方ない」
でもあのドラマを見ていたらそうとしか言えなくて。

優しさゆえに誰かを悲しませ、それがまた次のステージにつながっていく。

それを不幸と言うか幸せと言うかは、その人しだいだ。

あの時に戻ってもう一度…ってできないんだから。

ドラマの方は配信で「もう一度」見ることはできる。
でも真実を知ってしまった今、もう一度見て楽しめるだろうか。

でもやっぱり見てみたい。

宮本信子さんは最高だったから。
そして神木隆之介さんも杉咲花さんも、もちろん他のキャストの皆さんも、どの人も本物のようだった。

端島に生きたあの人たちを思いながら、『ねっこ』を聞いてると泣けてくる。


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御手洗 育/暮らしのエッセイスト
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