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痛快映画『侍タイムスリッパー』

子どものころ剣道を習っていた。

先日、ふとしたことから“剣の心”を描いた映画を見たいと思った。
刀を使うといったら時代劇か…?

そんなことを思っていたところへ、老婆の日常茶飯事さんのnoteで映画のレビューを読んでしまったから、もうこれは見るしかないと。

映画『侍タイムスリッパー』

その名のとおり、お侍が現代にやって来てしまうお話だ。

タイムスリップする映画なら今までにもあった。
洋画なら『バックトゥザフューチャー』は何度も見た。

しかしタイムスリップすれば面白いわけではなく、陳腐になることだってあるだろう。

始まると同時にインディーズ作品らしい“味わい”があって、一気に引き込まれた。

可笑しくて哀しい。
人間って真面目なほど面白いんだと思った。

主演の山口馬木也さんが、いい味を出している。

タイムスリップしたからこそ、侍の心がクローズアップされる。

笑いのツボにはまり、哀しさにグッときて、あのシーンには泣けた。
詳しく書けないけど、会津藩士だから。

エンタメ映画を久しぶりに楽しんだ。
監督は米作農家と映画制作と、二足の草鞋どころか相当なご苦労があったそうで、有難く楽しませてもらいました。

映画『侍タイムスリッパー』オススメです。

平日の昼間にもかかわらず、結構な入りでした

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御手洗 育/暮らしのエッセイスト
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