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図書館通いが終わらない
本は買って読む派だけれど、読みたい本が入手困難だった(Amazonのマーケットプレイスでもお高い)ため、図書館で借りることにした。
結局その本は読了できず、再度延長したものの、再々度は返却日を1日超過したために、一旦さようならすることに。
図書館に返却に行くと、手ぶらで帰るのがもったいない気がして、時間があるとぷらぷら書架を見て回る。
すると大抵読みたい本が何冊か見つかる。
そんな中の1冊が、小川糸さんの『ツバキ文具店』だった。
5年ほど前、NHKでドラマ化された。
そのころやっていたカルチャー教室のなかで、ドラマの紹介をした。
翌月の講座で、母と同年配と思しき女性が、「ぽっぽちゃん、見ましたよ」と優しく話しかけてくださった。
その方の品の良さが、ドラマの中のバーバラ婦人のようだと思った。
至らないところだらけの私のひよっこ講座は、個性豊かな優しい人たちに支えられていた。
そんな思い出の小説『ツバキ文具店』は、テレビドラマと同じ世界観があった。
ぽっぽちゃんが営む代書屋さん。
依頼に来る人の人生を、ぽっぽちゃんが受け止める。
そして、その人に合ったペンと紙で、ぽっぽちゃんが手紙を書く。
鎌倉の町の景色が目に浮かび、そこにいる人たちの思いが伝わってくるような小説だ。
(ストーリーだけでなく、手紙の作法や文具、歴史など、メモしたいところもたくさんある)
すぐに読み終えて、図書館へ返却に。
もう次は借りないでおこうと思ったんだけれど、やはり書棚が気になる。
そして思い出したのが、こざるカフェの日々ウールーさんのnoteだ。
『ツバキ文具店』の続編『キラキラ共和国』もお薦めですと言われたのを思い出し、手に取った。
本が少々くたびれ気味なのは、それだけ読まれたということなのだろう。
ぽっぽさんとQPちゃん、ミツローさん、そして周りの人たち。
前作と変わらない鎌倉の街。
借りた日から、時間があれば本を開いた。
そんな一週間が過ぎるころ、私の心はすっかり鎌倉にあった。
返却日は何だか寂しくなって、昨日はひとりぽっぽちゃんロスに😅
またしても手ぶらで帰ることができず、小川糸さんと同じ「お」で始まる作家のあたりをぶらぶらする。
そして、荻原浩さん、小川洋子さん、1冊ずつ借りることに。
なんとかロスにならないよう、今回は短編集にした。
「あ」の阿川さんとか、「い」の石田さんはとばしてしまったけれど、もしかして私、50音順に片っ端から読むなんてこと…、しないよね😅
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