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yae1028
阪神淡路大震災から30年
今朝目覚めると、5時半をまわったところだった。
こんな暗い時間だったなと、あの日を思い出す。
アパートの6畳間の和室で、咄嗟に2歳の娘の上におおいかぶさった。
震度3くらいだったねと話して、夫はいつもどおり出勤していった。
午前中、確か東大阪にある通販の会社に電話をしたのだけれど、何度かけても繋がらなかった。
2歳の娘をチャイルドシートにのせ買物に出かけた。
そこでようやく「何か変!」と気づいた。
ラジオはまるで尋ね人の時間のように、〇〇市の○さんは無事ですというような放送を、延々と流していたからだ。
もうお昼近くというのに、それまで何が起きたのか知らなかった。
家に帰りテレビをつけると、まさかの光景が映し出され、ようやく事態がわかったのだった。
非常電源のもとで出産した人のニュースに、胸が詰まる思いがした。
2歳の娘を連れ臨月の自分がと思うと、それは想像もつかなかった。
そして2週間後、私も出産した。
あの時の赤ちゃんと同じ、息子はもうすぐ30歳になる。
最近テレビやラジオでは、防災の番組を放送している。
「災害は家にいる時に起こるとは限らない」という言葉に、本当にそうだなと思う。
能登半島地震だって元日に起きるんだから、天災は容赦ない。
しばらく確認していない非常持ち出し袋を開いてみよう。
食べること以前にトイレが必要になるという話を聞き、今日は簡易トイレを買ってきた。
これが必要な事態が起きませんようにと願いながら、心構えは忘れないようにいたいと思う。
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新しいのに更新するため配布されたものだから
消費期限が迫っている
食べなくちゃ…
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