日曜の書評は「読んで読んで」と私に言う
茶の間のテーブルに、読まないといけない本が数冊ある。
と言っても自分で選んだ本ばかりだ。
今日こそ帰ったら読むぞーと思うのだけれど、なかなかそうはいかない。
そんな状況なので、本屋さんへ無闇に行かないようにしている。
本屋さん、ごめんなさい。
でも私、本はリアルの書店で買おうキャンペーンを一人で実施中です。
前置きが長くなったが、日曜日の朝刊に見開きの書評ページがある。
で、ついつい見てしまう。
今日も、ピカッときたのが2冊。
一冊は姫野カオルコさんの『顔面放談』。
お会いしたことがないのに、友達になれそうな気がする姫野さん。
自虐的でありつつ、人に対しての愛を感じる著者のこの本、読んでみたい。
リアル書店で買うと言いつつ、ネット通販でご紹介するもう一冊は…。
重松清さんの『カモナマイハウス』。
重松さんの描かれる世界は、どうしてこんなに切ないのかと、たまに重松依存症みたいになる。
そして、少し重くなってくると一旦離れるんだけれど、好きなんだなぁ、また戻る。
本作は、空き家をテーマにした物語。
それだけでグッときてしまう。
以前、建築家の藤森照信さんが「建築は記憶の器だ」と言われたことに、うーんと唸ったことがある。
確かに、家ってそういう入れ物だ。
しかし年月とともに家族構成は変わり、いつか役割を終える。
ああー、想像するだけで切なくなる。
自分の切ながりたがる(←正しく言えない)スイッチが入ってしまう。
本屋さんに行くと、何冊かの本が「読んで読んで」と話しかけてくる。
(変ですか?そんなことありますよね?)
だから少しセーブしているのに、家に居ても揺さぶりをかけられる。
あー、やっぱり本屋さん行かなきゃならないじゃん。
本屋さんに行きたいんだよー!😆
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