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大丈夫です、結構です

ひとりの週末、買物を済ませて、お昼はお好み焼きに決定。
スーパーの一角でやってる、焼きそばや鯛焼き売ってるお店の。

その店はまあまあ美味しいので、たまに買う。
でも、店員さんが愛想悪いというか、なんか調子が合わない。

以前、鉄板に何枚も焼かれていたので、
「すぐいただけるお好み焼きありますか?」と尋ねた。豚玉とかミックスとかを想像していたら、
「何がほしいか言ってもらわないと、答えられん」と怒られた…。

私そんな滅茶苦茶なこと言いましたっけ?
それ以降オジサンのいる時は、買わないもーんだと(心で)言って通り過ぎた。

今日は日曜日。
1時半をまわってもまだ売れる見込みなのか、たくさん焼かれている。

言葉に注意、注意と。

「イカ玉を1つください」

女性店員さんが「1枚ですね」と言うので、ハイと頷くと、続いて「マヨネーズはどうしますか?」と聞かれた。

そこで私は間違ってしまった。

「結構です」と手をパーの形にして答えたが、それがアカンかった…。

オバ、お姉さんに「いるのかいらないのか、どっち!?」と詰問口調で責められた。

いやーぁ、今のは客観的に見てもノーサンキュの方でしょ?と思ったが、
「いりま」まで答えたところで、私の頭が急速回転した。
出来上がっているイカ玉は全てマヨネーズがかかっている。
ってことは、マヨネーズなしのお好み焼きは注文してほしくないのか?

出来上がっているマヨネーズつきか、
アツアツのマヨネーズなしを待つのか。

で、こういうところのツメが甘い、というかオネエさんの圧に負けた私は、
「いります、マヨネーズつきで」と答えていた。
あとは割り箸とかポイントカードとか色々聞かれたけれど、全ての質問に要りませんと答えて、500円玉置いて逃げてきた。

そう、なんでか知らんけど、逃げてきた気分。

帰ってから食べたお好み焼き、ちょっと冷めててイマイチやった。

次の勝負には絶対負けんでね。


子どもに「ごはん、おかわり要る?」と聞くと
「大丈夫」と返ってくることがある。
「いる」か「いらない」かだよね?と指摘したことがあった。
「結構です」だって、そりゃ同じかもしれないけどさ。

「マヨネーズいりますか?」
「結構ですねぇ。やはりお好み焼きにはマヨネーズがあってこそです」
…って、「結構」はそういう意味で使うものなのか。

結構なお手前でございました🙏🏻

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御手洗 育/暮らしのエッセイスト
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