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郡上八幡は踊りだけ、じゃないぜ! (街で★深読み)
先週、趣味の《盆踊り》に2年間参加できていないことを嘆きました。
ついでに、数年前、娘と結婚したいという若者が家に来た時に、
「盆踊りはできるかい?」
と尋ね、ひと月後に郡上踊りに連れて行き、《合格》を出した話(多少《盛って》いますが)を書きました。
その時、記事の表紙に使える《郡上踊り》の写真を探したのですが、やはり夜の踊りタイム、スマホでの撮影ではいいショットがなく、「ホテル郡上八幡」のホームページからお借りしました。
「写真サーフィン」をしていて改めて思ったのですが、郡上八幡の街って、踊っていなくてもいいところなんです。
小さな街の中に、なつかしい場所がたくさんある。
澄んだ水が、いたるところに流れている。
訪れたことのある人も、ない方も、ツアーに参加いただければ、と思い、フォトアルバムを作りました。
郡上八幡は《水》の街です。さまざまな表情の《水》を見ます。
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街の真ん中を流れる吉田川は、新橋の欄干からの飛び込みでも知られています。鮎釣りは、夏の風物詩です。
吉田川が合流する長良川水系は、本州では唯一、本流に堰のない大河でしたが、1994年に河口堰が作られました。
少年時代に長良川で泳いだことのあるひとりとして、この時は本気で怒りました。
走り始めた機関車を官民とも止められず(止めたくないワケが色々あるのでしょう)、多額の税金を使って既にほとんどの人が喜ばなくなっている事業を《推し進める》ことが、なんて多いのでしょう。
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その吉田川に注ぎ込む小駄良川は透き通った清流です。欄干が朱色の清水橋から眺めれば、川岸で子供たちが足を水に浸し、土手では恋人たちが語りあっています。
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このあたりはカルスト地形の石灰岩から成り、いたるところで清水が湧出する。《宗祇水》はその最も知られる湧水スポット。最上流は飲み水、次いで下流に向かい、野菜などの洗浄、洗い物、とブロックごとに水の使い方にきまりがあるそうです。
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郡上の街で人気なのが蝋細工の「食品サンプル」の店ですが、老舗といえば、「肉桂玉(ニッキ飴)」の元祖、明治20年創業の桜間見屋です。
私の父は、何か個人的な思い入れがあるのでしょう、手作業で作られるここのニッキ飴が好きで、郡上に踊りに行くたびに、土産に買ってかえりました。
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郡上八幡は、踊りの季節(7-8月)以外も風情のある街ですが、やはり、夏は朝顔が軒につたい、風鈴が涼し気な音を奏でています。
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郡上踊りの会場は、その日によって、どの通り・どの広場になるか、あらかじめスケジュールされています。最も多いのが《旧庁舎記念館前》の広場です。最も広い会場ですが、それでも踊り手が多いのでけっこう窮屈!
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街の中でもっともおしゃれなスポットのひとつが、《やなか水の小道》で、浴衣姿のカップルが、柳の下、清水の脇で写真を撮っています。
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川魚料理は、鮎、鯉、鰻、アマゴですね。
「合格だ!」の時は、試験日でもあり、鰻重と鯉の洗いを奮発しました。
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さあ、エネルギーを充填した後は、いよいよ徹夜踊りです!
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