停滞。

 

流れを

止める

 

流れることで

運ぶことを

恐れて

止まる

 

滞った

流れは

 

滞留し

出口を探すが

 

それもなく

 

やがて

 

弱まり

 

止まっていく

 

まるで

 

体が

侵入を許し

 

侵食され

 

肺が

空気を

取り込めず

 

心臓が

血を送れないように

 

すでに

経済全体が

 

侵食されている

 

滞留し

止まり

 

循環機能は

麻痺し

組織は

鮮度を保てず

腐食

 

いつか回復するだろうと

 

望み

祈りながら

 

腐食していく

 

 

【蛇足】2020.3.19

大変な時期が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。私の周りはとても慌ただしく、若干疲労困ぱい気味ではありますが、まぁそこは仕事なので、ただひたすらという感じ。おかげでnoteも全然読めていないし、twitterも最低限の更新のお知らせくらいのもの。ある程度は予測できたのですが、それ以上の忙しさ、といった感じです。

TVも観ないので世間がどうこうというのはあまりわかりませんが、おそらく日常が急に変わってしまった人が大半でしょう。リモートワークが羨ましくもある私ですが、実際リモートワークをしている人の呟きなんかは、「そういいものじゃない」ということを知らしめてくれます。

子供の親はそれはそれで大変でしょうし、子供もそれなりにストレスを抱えている。

ちなみにこの話題でいかに記事トップの注意喚起を表示させないようにするかに挑戦しています(笑)。

経済にとって一番の打撃は「人の流れ」が止まったことでしょうか。「人の流れ=金の流れ」ではありませんが、観光を主体にしている地域の打撃は大きいでしょう。インバウンド需要によって成り立っている地域もそう。

新鮮な空気が入ってこない。血流も滞る。

まさに経済全体が侵されてしまっているような。

まぁでも「きっかけ」を作るのはいつも人のような気もしますが。

勿論、人による「対策」は必要不可欠ですが、初動対応が鈍い場合、あるいは初動対応の選択を誤った場合は、それが逆効果にもなりかねません。あ、一般的な問題解決の話です。

入り口を塞ぐ、問題箇所を隔離する、といったピンポイントの対応がおそらく初動対応では一番有効なはず。勿論、一度入り込んでしまったものに対処するのは非常に大変です。

広がらないように流れを止める。

腕から猛毒が体内に入った場合、解毒剤がなければ腕を縛って血液が戻ってこないようにするか、切り落とすか。前者を選んでも待つのは壊死。

治療の術がない限り、広がらないようにして耐えて待つしかない。

幸い経済というものに対しては、人体へ対するものよりも個別具体的に対処が可能です。企業の場合は輸血や酸素ボンベで延命が図れる。でもその血や酸素をどこで調達するのかという問題やそれにかかるコスト等問題は多く、また影響は回復後も後遺症のように残り続ける。

いくら個別具体的にといっても各家庭に何らかの対処が行えるわけでもなく、滞留は疲弊を生み、実際に切り捨てられてしまうような部位も出てくるかもしれない。回復するための戦いではいろんなものが犠牲になるでしょう。

早期に治療薬が見つかり、事態が収束するのを祈るばかりですが、停滞した経済の中で逆のポジションをとって儲けている人がいるのも事実。自分の利となるポジションを的確なタイミングで取れている人を批判するのもお門違いかと思いますが、「下落」が続く中では「売り」のポジションを取る人が増え、それがまた下落を生み、トレンドにしてしまう。

滞留した経済が生み出した「下落」で儲けようとする人、あるいは損失を回避しようとする人によってさらなる下降トレンドとなる。まぁいずれ上昇に転ずるわけではありますが。問題はこのトレンドがさらに経済の停滞感を強めること。一部の国では空売り規制を始めたようですが・・・。

こんなことを話しても経済の専門家でもなければ、投資のプロでもなんでもないのでなんともですが(汗)。ただ、こうしてちゃんと考えるとある程度仕組みや形、流れなんかが見えてくる。それが間違いであっても、ぼーっとTVから流れてくるニュースを飲み込むよりは人間的かと。

考えて、流れを読んで、どう動くか。

トイレットペーパーを買い込み、安心するか。

下落を想定して売りポジションをいち早くとるか。

大切な人や組織を守るために先手を、あるいは後手でも対策をとるか。

粛々と個人でできる対策を行い、なるべく普通に暮らすか。

そんなことを言っても

私は大きなうねりのなかで溺れそうですが(笑)。


くれぐれも免疫機能が衰えることのないよう、栄養と休養は十分に。

 

という、面白くも何とも・・・なお話(涙)。



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potti
いつも本当にありがとうございます。大切な人をちゃんと大切にすることは、とても労力のいることです。お気持ちや、その手は、どうかお近くの大切な人へ。あと言葉も、是非。