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保育園看護師になってみた

1. 保育園看護師になるまで

 私は正看護師の免許をとり、半年間大学病院で働いた後、保育園看護師になりました。保育士免許は必要ありません。
 保育園によっては、採用の際に病棟での実務経験のあるベテランの看護師さんを探している場合もあると思いますが、私が働いている保育園では、実務経験の有無は重視していないようでした。

2. 保育園での1日の流れ

 7:00〜9:30の間に子どもたちが登園するので、連絡帳の確認、検温、登園した子どもたちの見守り、遊び相手、おむつ交換をします。保護者から受け入れする際、体調の確認をします。お薬を持参した子がいたら、園のルールに従い、書類にサインしたり、お薬を保管場所に置いたりします。
 9:45〜10:00頃におやつを食べます。保育士の先生が朝の会をしてくれている間、子どもたちに付き、見守ります。おやつの配膳、片付けなどもします。
 10:00〜11:00までは活動の時間です。製作をしたり、お散歩へ行ったり、室内遊びをしたり、毎日いろいろな活動をします。保育士の先生方と一緒に活動に入り、保育の補助をします。
 11:00〜12:00頃に給食を食べます。保育士の先生方と分担し、0歳児の介助をする係、おかわりを渡したりする係、などを決め、他の先生は近くで給食を食べ、食べ終わり次第係の先生と交代します。
 12:30〜15:00頃までお昼寝をします。寝かしつけをし、眠った子どもたちを見守ります。0歳児は、5分おきに呼吸ができているか確認しSIDSチェック表にチェックします。お昼寝中は連絡帳を書いたり、事務仕事をしたり、おもちゃの消毒をしたり、行事の準備をしたり、会議をしたりするので、忙しいです。連絡帳は看護師も書くことができるので、お願いされることも多いと思いますが、日誌は看護師は書いてはいけないことになっているので、保育士の先生方が書くようになります。このお昼寝の時間の中でタイミングをみて休憩を取ります。
 15:15頃〜、おむつ交換が終わり次第おやつを食べます。午前中のおやつと同様です。おやつ中に、お布団の片付けやお昼寝部屋のお掃除をしたりもします。
16:00〜19:00の間に子どもたちが降園します。保護者の方に受け渡す際、体調や様子についてお伝えします。

3. 保育園看護師の仕事内容、役割

 保育園看護師としての主な仕事内容は、子どもたちの健康管理と、保育の補助です。
 健康管理としては、身体測定結果の管理(専用のアプリに数値を入力します)、内科健診での医師の補助(異常の有無を医師に言われた通り書類に記載する程度)、ほけんだよりの作成、保健指導(手洗い指導や歯磨き指導など)、ケガの処置(基本的に保育園では何かあったら保護者に連絡することになっているので、大きなケガの場合は応急処置をして保護者のお迎えを待ちます。)、などです。
 保育の補助としては、子どもたちと遊んだり、時には叱ったりもします。日々、保育士の先生方の子どもとの関わり方を見て学びながら過ごしています。保護者対応もしますが、朝の受け入れ時は、なにか変わったことがないか、ケガなどが増えていないかなどを確認し、帰りの受け渡し時は、日中の様子を伝える、という感じです。

4.保育園看護師の勤務時間、休日

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