第2回 吃音を深める会「家族を考える」

お久しぶりです。前回から2か月ほど経ちましたが、次回の「吃音を深める会」について周知させていただきます!(第1回のまとめ、まだ書けていませんが…苦笑)
今回のテーマは、「家族を考える」です。

1 会の内容

吃音を考える上で、家族との関係がかなり大きく関わってくる、という人も少なくないのではないでしょうか。
家族から指摘されて吃音だと気付いた、家族が吃音の改善に協力してくれている(あるいは非協力的である)、家族にも吃音者がいる、など吃音と家族が関わる部分は多岐にわたります。
では、そもそも家族とは一体何でしょうか?
ある人は、血縁関係のある人を家族と呼ぶだろうし、血縁関係がなくても一緒に生活している人を家族と呼ぶかもしれません。家族に深い愛を感じている人もいれば憎しみを感じている人もいるでしょう。
生まれる家や環境、あるいは親、きょうだいというものは、友達や恋人とは違い、基本的には選ぶことができず、特に「親」は良い意味でも悪い意味でも、自分にとっては重要な存在になりやすいと思います。生まれた瞬間から、「親(あるいは養育者)」という他者との関わりが始まっていき、"育てられる"中で自身の人格や価値観形成にも少なからず影響してくるでしょう。
家の中、というのは独特の空間で、他のどこにもないような閉鎖性があります。その閉鎖性に守られる部分もある反面、窮屈な部分も少なからずはあると思います。ただ、内と外は必ずしも分離独立しているものではなく、相互に影響し合っているかと思われます。内と外を行ったり来たりする中で、自分の家族というものがだんだん分かってくるのではないでしょうか。
また大人になると、今度は自分が"育てる"側に回ることもあるでしょう。私は今誰かを育てる立場にはいないので、特に語れることはないのですが、少なくとも、自分がこれまでの人生で得てきた価値観が、誰かの人生を左右するということを考えると、ある種の責任の重さを感じてしまうようなところがあります。
世間一般においては、家族愛というものは尊ばれやすく、円満な家族像というものが理想とされているかと思います。しかしながら、現実には、多くの人が家族との関わりについて、いろんな葛藤を抱えていると思いますし、その葛藤を無視して「家族愛」を賛美することはできないのではないでしょうか。
今回は家族のあり方というものについて皆で語り合い、それを吃音と結び付けて考えてみたいと思います。

2 会の進行について(仮)

1 家族関係について取り扱われている作品(本、漫画、映画、アニメその他なんでも)で自分の好きなものをそれぞれ紹介し、印象に残った言葉やシーン等を説明する。
2 出てきた言葉を参考に、より良い家族のあり方について話し合う。
3 吃音であることが家族との関係性にどう影響してきたかを考える。

なお、話したくないことは話さなくても良いし、1〜3の全ての議論に参加する必要はありません。


3 主催者からの参考図書

春日キスヨ『家族の条件 豊かさの中の孤独』岩波書店、2000年
下重暁子『家族という病』幻冬舎新書、2015年

他にオススメあったら教えてください!

4 開催について

日時:11/15(日) 13:00〜17:00で場所を取っています。
場所:大阪市内
料金:場所代500円(学生は300円)
公募人数:2名まで

参加希望の方はTwitterのDM(@motohiro2202)等から、ご連絡よろしくお願いします!

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