たいやきのすすめ
「餡がずっしり、詰まっていて贅沢~!」おとなたちがそう言う。たいやきの評価基準は餡のボリュームと周りのおとなたちが言う。それらがわたしには分からなかった。
わたしは小さいころ、たいやきの皮が大好きで、「皮と餡の割合が逆だったらよかったのにな~。」と、いつも思った。
それを言うと、「『もったいなーい』」と言われるのだが、小さいころは自分がそれでいいと思ったら、それが美味しいと強く思えたし、自分の道を信じて、一直線だった。
多数派と共感
「『そうだなんだよね!』」同じ意見のひとが集まり合致。
「『たいやきは、餡なのよね~』」そこに、「『たいやきは、ボリュームが大事なんだよね~』」
たいやきが、目のまえに出てくれば止まらない、共感のハーモニー。
という、家族や親せきのなかで、皮派のむぎあじ。皮派と皮の良さについて、一度でいいから語ってみたい。
餡派が集まるとわかれば、話が急に、熱を帯びる。
そうだ、いつだって社会は同じ想いをもったものが集まるとき。自分と意見や価値観が合致すると、その人が急にお酒が入ったかのように大きくなって、熱く語りだすときがある。それが【共感】だ。
共感には、強いパワーがあって、それが多数派になると、それが【正しさ】にもなったりもする。
少数派の大歓喜
対する、少数派は、ここでいう皮派。少数になるので、共感できる相手がいなく、だいたいひとりで悶々としていることが多い。
なんとな~く言えるセリフと言えば「餡のどこがいいんだ。」とか、ふくれたりする。そしたら餡派から、「あーだこーだ」言われるのがオチ(笑)
でも、少数派は【皮派に出会えた】とき、喜びが半端なく高ぶる。「あなただったのね…、あなたが運命のひとだったのね~!」(妄想するとこんな感じになる。)=恋愛感情に発展する可能性もアリ。
多数派より、さらに熱い気持ちで想いを【共有】することができる。やっと出会えたご縁に、感動をさえ覚える。故に、勢い余ってすぐに結婚となる可能性もあるよ。
ホットケーキを食べてればいいじゃん
と言われそうなので、言っときますが、もちろん【餡】があるから好きなのです
餡2か1:皮8の割合がいいんです。
メインはやっぱり、皮なんです!!!
ほんとうに、このままだとホットケーキに餡、ちょこちょこ塗って食べてなさい。という案で終わってしまう…。餡だけに(笑)…いやいやいや、ダメ、ダメなのだ。(ホットケーキを巻き込み、すみません。)
そうだ、たい焼き屋のおっちゃんと、たいやきが対立するストーリーがある!!(「およげ!たいやきくん」参照↓)
たいやきくんも、おなかの餡が重いのは否めないのだ。
やはり、詰めすぎなんだろうか。当の本人が言っていると、皮派のわたしの自信が一気にこみ上げる。
歌の終盤、釣り人がすぐ食べちゃう、たいやき。当時、人気だったことを表していたのかな。
思えば、当時、おはぎのオコメが交じり合わない絶妙な白いおもちのほうが好きだったから餡は、おやじの担当だったし、串だんごも餡はいらなかった。
気付き・まとめ
いろいろ、書いていくうちに判明したこと。わたしは、餡の横のいる具材が好きだったということがわかった。
餡のパートナーは、いつだって最高のパートナーだ。わたしは、いつも餡の横にいるキミに恋をしていた。しかも、大好きなのだ。おそらく、世間では主役である餡のファンが多い。しかし、わたしは、脇役である皮だったり、ぼこぼこしたおもち、なにも塗っていない串団子。その素材のままで十分に美味しかった。だから、わたしは、あんこが好きと思われがちだったけれど
名前がない、餡の横にある、餡がちょこっと乗ったキミが好きだったんだ。
いまでは、おとなになって、なりすぎて、なんでも食べてます。自由なのも、いまのうちだぞ!!
拝啓、少女のわたしへ。
⭐好きな、たい焼きの記事
っかかわいい。リンクさんいわく、何処から食べても同じタイミングで餡に行きつくそう!鱗の細かな陰影の美しさに息を呑む。
yuta Watanabeさんの記事。著者のたい焼きへの想いが見られます^^インスタへお邪魔すると、より大きな愛がみられます。いや、これは敬意です。たい焼きが動きだしちゃうかわいい動画にこころ、やられました。
いまは、いちごよりです(笑)
むぎあじ。
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