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人生に与えられるギフト
明けましておめでとうございます。Reinaです。
昨年はあまりこちらの更新ができませんでしたが、
今年もよろしくお願いいたします。
さて、今回は、元旦にこちらの動画を見たことがきっかけで
改めて自分の人生を振り返り、記しておこうという意図で投稿を書いています。
この動画を見て、私は共感することばかりでした。
そして、そういったこまかな感覚・感情は年月を経るごとに忘れていくもので、最近は意識することがめっきり減り、穏やかに幸せに生きているため
久しぶりにこの感覚を思い出しました。
(でも、1年程前まではこの感覚に浸る時期もあったので、この1年で本当に自分の人生が大きく変わったんだなと改めて感じます。)
私は、アダルトチルドレンだったし、自分の親を毒親だと恨んで生きていた時期があります。
ですが、今の私は毒親という言葉を使いたくないし、自分から発したくないのと、自分を「アダルトチルドレン」、親を「毒親」とカテゴライズしたくないので、この言葉たちをほぼ使いません。
カテゴライズすることで、一時的に気持ちが楽になることはあるかもしれませんが、唯一無二の「自分」という存在をカテゴライズすることは、結局自分自身を型に押し込め、「自分」という無限の可能性を押し殺すことだと思うからです。
※動画内の小田切ヒロさんの『発言』を拾って書き進めていきますので、動画をご覧の上で読み進めていただけると、より深く感じていただけるかと思います。
1.『いじめられるのも家での悲惨な出来事よりも学校のいじめの方がマシなんですよ』
コレ、すごく共感して引き込まれた。
学生時代の私の環境(の記憶)は壮絶で、家が世界で一番安心できない落ち着かない場所、息が詰まる場所でした。
進学校の私立中学に進学したことから、親から常に「成績」を求められる地獄の日々が始まりました。
小学校の卒業間近、私は突然しょうもない理由からいじめられるようになった。
どんなことをされていたのかはよく覚えていないけど、卒業間近だったので、とにかく毎日卒業までの日数を数えて何とか卒業まで頑張った。
しょうもない理由でいじめるなんてバカじゃない?と思っていたけど、やはり子どもなので多少の辛さがあった。
そんな時に、母は黙って私を抱きしめてくれた。
それにすごく救われたことを今でも覚えています。
そんな母が、私が中学生になってから、勉強・成績第一主義の父親と同じ側にまわり、家庭の中で私の逃げ場がなくなった。
それが私の辛い学生時代の始まりだったように思います。
成績が良くないと、自由を許してもらえなくなった。
遊びに行くことも許されない、行きたかったライブのチケットを剝奪されたり、誕生日も祝ってもらえなかったり、とにかく私自身より優先されるものは「成績」。
成績の悪い私には人権がない、と思って学生時代を過ごしました。
遊びに行くことが許されないので、「図書館に勉強に行く」と噓をついて遊びに行くようになりました。
その嘘がバレたら、「嘘つく子にはお小遣いあげません」と言われ、お小遣いがもらえなくなった。
だから今度は、「お昼ご飯は学食で食べるからお弁当はいらない」と伝え、1日500円のお昼代をもらい、お昼は家から持参したお菓子を食べる生活をしていました。
学校の私のロッカーには、お菓子が詰まってました。
今考えると異常だし、怖いです。
当然、周りからは心配されたけど、当時の私にはそうするしか生きる術がなかった。
私のことを、一歩踏み込んで心配してくれた先生もいた。
根本的に何かが変わることは無かったけど、それでもそういう人が一人でもいてくれるだけで、少し心が救われました。
だから、私にとっては、家に比べたら、外の世界の方がよっぽど優しいし温かい世界でした。
外でのいじめにトラウマがない、と小田切さんも話していますが、私もまさにそうで、いじめられていたことの心の傷やトラウマってないし、恐らく普通の人にとっては衝撃的なことも後の人生で起こったのですが、トラウマのようには残っていません。
それは、家での苦しみに比べたら、大したことではなかったからだと思っています。
2.『27歳の先生って凄く大人に見える』
子どもの頃って、親や先生がすごく大人に思える=正しい、絶対的な存在に思えるものです。
だからこそ、いくら自分の理論の方が正しいと思っても、親が正しいのかもという思いは消えないし、結局親の言うことに従う。結局、子どもは保護者に逆らったら生きていけないですからね。
そして、先生という存在も、言っても親子だし、とか、家庭内の問題を家庭で解決すべき、という考えの方がほとんどだと思います。
親と子を引き離さないと危ない、という危機意識を持てる方は少ないのではないでしょうか。
だって、そういう環境で育っている人は少ないから、結局わからないし気づけないのだと思います。
私も似たような経験があり、先生に赤裸々に自分の辛さを伝えても、結局はそれを親に「お子さんがこういう状態ですよ」と伝えられるだけで、何の解決にもならなかったし、それにまた絶望しました。
「結局、助けてくれる人なんてこの世に誰もいないんだ」というどうしようもなく深い絶望が、学生時代の私の心に刻まれました。
3.『小さな事なんですけど、子どもってそういった繊細な部分
大人からすると別にどうでもいいと思うんですけども
そういった細かな事が自分にとっては凄く傷になっている』
これってすごくあって、
・自分の好きな服を選ばせてもらえなかった
・本当はあのメーカーの靴が良かったけど、似たような安い靴を与えられた
などの経験って、大人になってからも結構傷として残るのです。
なぜなら、細かな事過ぎて、自分でもそんなところに心の傷があるとは認識していないから。
「そんなこと」と思うかもしれないけど、「そんなこと」の積み重ねの日々によって、私たちの心は"無意識に"傷を負い、崩れていくんです。
だからこそ、日常生活の中で「今、何を食べたいのか」を真剣に自分に問い、その望みを叶えてあげることが大切。
大人になった私たちだからこそできる、小さい頃傷ついた自分を癒して満たしてあげる、大切な行為です。
「本当は○○を食べたいけど、高いからやめておこう」と諦めたり、妥協して安い選択肢を選ぶことは、結局、親から傷つけられてきた行為を自分自身で今も繰り返している行為なんです。
「そんなこと」と思う些細なことでも、自分を大切にしなければ、いつまでも傷ついたままの自分でとどまることになります。
4.『将来よりも今を生きるのが大変だったので、もう将来なんか考えてなかった
生きてるかどうかが分からないっていう、ずっとその思考で生きてたので
いつまで生きなきゃいけないんだってずっと思ってました』
「いつまで生きなきゃいけないんだ」
「何のために生きてるんだ」
これは、20代半ばまでずっと思っていたことです。
生きることをやめたいと思ったことも、過去に何度もありました。
川を見ると飛び込みたくなる衝動に駆られたり。
自分で命を終わらせる人と踏みとどまる人の境目は、
風が吹いたらどちらかに傾き運命が決まるように、
意を決した重大な選択というよりは、本当に紙一重分の違いしかないのだろう、と感じていました。
当たり前のように家族と仲の良い学校の友だち
私の家庭を「変だよ」とは言うけど誰も何もしてくれない現実
そして社会人2年目のある日、「このままでは私の人生が親に壊されてしまう」と危機感を感じた出来事があり、家を出ることを決意。
急遽決めたことだったため引越資金が足りず、リボ払いをして何とかやりくりをしたこともありました。
5.命をかけた家庭内サバイバル
『親からのその育ちの修行だったかなと思いますね』
前述のような出来事だったり、
「なぜ私だけこんな苦しい目に遭わないといけないのか」という思いがずっとあったと同時に
「痛みがわかるからこそ人に優しくできる」
そのために、今、私はこんなつらい思いをしているんだ
いつかこの経験が人の役に立つんだ
神様は、乗り越えられない試練を与えない
という思いを糧に生きてきました。
というか、そう思わないと生きてこられなかった。
私自身も、うちの家で生きることはまさに"サバイバル"だと感じていました。
生き延びなければ。
大人になって家を出るまで。
私はいつか、親に復讐したいと思っていた。
それは、親に危害を与えることではなく
とんでもなく幸せな人生を生きること
でした。
こんな環境下でも、途中で生きることを諦めずに、
この逆境にも絶対に打ち勝って、幸せになってみせる
その一心で必死に生きてきました。
絶対に自分の人生を幸せにしてやりたかった。
そして、学生時代は「ありのままの私は愛されない・価値がない」という意識で生きてきたからこそ、"愛されたい"”認められたい”という願望が強かった。
そのせいで恋愛面は重くなりすぎこじらせまくってきたけれど、
"愛"を追い求め、愛とは何なのか研究し、愛するための技術や感性を磨くことができ、愛を伝える側にもなれた。
愛に飢えていたからこそ、ここまで追求し、行き着くことができたと感じています。
だから、ある意味、親を通じて与えられた修行であり、私の人生に与えられたギフトだったのかもしれません。
6.『僕が何も話していないのに廊下で抱きしめてくれてたんですよ
それも1つの救いだったかもしれないですね』
大学に進学してから、自分の育ち方や家庭環境についての疑問から、心理学関連の学びをするようになりました。これは、学びたいと私がずっと望んでいたことでした。
その中で、「アダルトチルドレン」や「毒親」という単語を知った時は、まさにこれは自分のことだ、と悟り、当時は「夜回り先生」と呼ばれる水谷先生の動画も見漁っていました。私の周りにもこんな大人がいてくれたら良かったのに・・・と。
そんな中受けた大学の授業で、ある女性との出会いがありました。
たしか児童福祉士さんまたはそれに近い職業の方で、その方に自分のこれまでの人生と、生きることが辛いという話を、二人でご飯をしながら聞いてもらったことがあります。
大学時代も暗黒期真っ只中だったので、自分がこれからも生き続けることができるのか心配だったんですね。
その方に言われたことを、今でも覚えています。
「大丈夫。あなたは自〇はしない。だって、こうやって自分が危機的状況に陥ったら他者に助けを求められているから。そういう人は、自〇はしないわよ。」
あぁ、自分は大丈夫なんだ。
どんなに辛さを感じても、私って大丈夫なんだ。
負けないで生きていけるんだ。
その安心感を得られたことは、すごく大きかった。
大丈夫だよと言ってくれる人がいる。
そのことの大きさを、この方に、本当に教えてもらいました。
そして、この言葉に支えられて、私は生き続けることができました。
7.『僕はやっちゃいけないと言っていても
自分の人生がプラスになるんだったらやってもいいと思うんですね
むしろそれぐらいの勢いで自分の夢のためにやっていかない限りは絶対叶わないから』
私もまったく同じことを考えて、会社員を辞めて独立する準備をしたり、愛について考えたりしていたから、これってすごく共感する。
いい子で育つことが求められている時代な気がするけど、
結局いい子でいても損することの方が多い。
何かを極めている人、確固たる地位を確立するまでのし上がっている人は
多分みんなこの精神を持っているかそれに近いことをしてる。
良い悪いや、やっていいこといけないこと、というのも
結局後付けでしかないから。
世の中の尺度よりも、自分の人生にとって必要・大切な選択・決断をして貫いてきた人、その矜持は、必ず結果として現れる。
幼少期のトラウマや心の傷を抱えている方や、抱えている自覚のない方、たくさんいると思います。
こういった経験があると、恋愛・パートナーシップに大きな影響をもたらします。
色んな愛着型としてトラブルが起こったり、付き合えても長続きしないなどの問題となって表れてきます。
それは事実です。
ただ、
「こういう家庭環境で育ったから」
「親から愛されてこなかったから」
という理由で、未来まで諦める必要はありません。
むしろ、その意識があるから、うまくいかなくないんです。
現に、過去、親にありのままの自分を愛されなかったという思いに苛まれていた私でも、今は安定したパートナーシップを育み、安心できる愛を感じる日々を過ごせています。
親に対する恨みの気持ちはもうないですし、辛かった当時の私の気持ちは大切にしつつ、彼らなりの愛情で愛されていたのだと理解することができたし、感謝もしています。
ただ、ここまで来るのは簡単な道のりではなかった。
時間とお金をかけて、必要な学びと心のケアを行ってきました。
たしかに大変だった。
けれど、小田切ヒロさんのお話を聴いても分かるように、壮絶な人生って、唯一無二の魅力や人を惹きつける強さに繋がります。
だからね、絶対に自分の人生を諦めないでほしい。
辛い人生であればある程、必ず誰にも真似できない輝きを放つ原石があるはずだから。その可能性を潰さないでほしい。
人生には、必ずその人だけのギフトが贈られていて、
それをキャッチして貫けるかどうかが人生を形作る。
小田切ヒロさんが、ここまで生き抜いて自分を貫き通さなかったら、今こんな風に日の目を浴びて、人々を魅了することはなかったでしょう。
人はいつでも、
・変わりたい
・こんな人生を歩みたい
そう思った時から、人生を変えていける力を持っています。
自信は無くてもいい。
ただ、そうする、という覚悟を持つ、そして行動し続けることだけです。
私も、絶対に幸せになってやるんだという意地のような決意で、生き延びることができたし、得たかったものや愛とも出会い育むことができるようになりました。
そして今、コーチとして、
私の経験を価値に変え、人の役に立つ
という、子どもの頃からイメージしていた人生を、生きることができています。
これまで頑張ってきてくれて本当にありがとう。
あなたのお陰で今の私がいるよ、と
子どもの頃の自分に伝えられるようになりました。
これは、私だからできたこと、ではなく
今、自分が望むような人生を生きられていないと思う人も、必要なルートをたどることで、誰でも望む人生を生きていける自分に変わっているから。
それに必要なものは、そうなる、と決めること。その覚悟を持つこと。それを引き寄せる行動を取ること。
本当に、それだけです。
・人生を開花・輝かせたい
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Enjoy your brilliant journey.
Reina
2025.1.2