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『フィスト・オブ・ザ・ノーススター~北斗の拳~』が素晴らしいという話①

『フィスト・オブ・ザ・ノーススター~北斗の拳~』を観劇しました

こんにちは、織葉です。
10/10(月)キャナルシティ劇場で大千穐楽を迎えた、ミュージカル『フィスト・オブ・ザ・ノーススター~北斗の拳~』(再演)を観劇してきました。正確には、初演5回、再演6回。計11回観劇しました。今となっては、上演回数が多かった初演で、もう数公演みておけばよかったと少し後悔しています。

『フィスト・オブ・ザ・ノーススター~北斗の拳~』は、

  • ≪初演≫ 2021年12月~1月 東京・大阪・名古屋 (計32公演)

  • ≪再演≫ 2022年9月~10月 東京・福岡 (計17公演)

と上演されました。

1年を待たずしての再演。この作品がいかに愛されているか、北斗の拳カンパニーの皆さん、そしてアタタミュ(本ミュージカルの通称)ファンの熱量がカタチになったのだと、再演決定のお知らせをきいたとき、初演からのファンであるわたしは、胸がグッと熱く…いや、狂喜乱舞したことを覚えています。


アタタミュを観に行ったきっかけとわたしについて

アタタミュの感想に入る前に、少しだけ、わたしという人間についてのお話。
わたしはこの北斗の拳のミュージカルでwキャストにてユリア役を務める、『May'n』さんの熱烈なファンをしている一般女性です。ライブやイベントがあれば可能な限り現地に赴き、同じ時間、同じ空間、同じ空気の中で、May'nさんの歌やアツさ、人としての素晴らしさをこの目と魂に刻むことを生きがいとしています。

…May'nさんの話だけでもとんでもない文量が書けてしまうのですが、それはまた別の機会に。まずは私がなぜ『北斗の拳』のミュージカルを観劇することになったか、というきっかけをお伝えしたいのです。

そんな部員(May'nさんのファンの通称)である私は、90年代生まれで、いわゆる北斗の拳世代ではありません。もちろんコンテンツとしては知っていましたが、漫画にもアニメにも触れたことがなく、ただ、「May'nさんが出演する」というだけの理由で、初演である2021年12月、日生劇場に足を運んだのです。
しかし観劇後、わたしの心の中の「人生で本当に出会えてよかった作品リスト」に『北斗の拳』が追加されました。

本当に衝撃的な出会い。観劇の回数を重ねるたびに高まっていく熱量。心が動き、動かされ、鷲掴みにされるほどの素晴らしいミュージカル。
北斗の拳という作品の、「愛」「仲間」「生き抜くこと」、そういった、いつの世も変わらないテーマを、ケンシロウを務める大貫勇輔さんをはじめ、素晴らしいキャストの皆さんが、それぞれのキャラクターを通して、演技から、歌から、ダンスから、圧倒的な「生きる」エネルギーをぶつけてくれるこの作品に、どっぷりはまってしまったのです。


ケンシロウが歌って踊るってどういうこと?

ちなみにこのミュージカルを観たことがない方は、「北斗の拳がミュージカル化した」と聞いて、どんな印象をもったでしょうか?

きっと思うでしょう。
「北斗の拳がミュージカル?ケンシロウが歌って踊るってどういうこと?」と。
世紀末の世界で、北斗神拳を使い暴力と戦う男の物語。歌ったり踊ったりするのがイメージできなくて当然です。
しかしこの作品は、コメディでもなければ、ギャグでもありません。
暴力と戦いながら、どれだけ奪われようと失おうと、未来に希望を持とうと必死に生きる人々の命の輝き。それぞれの愛を守るため懸命に運命と闘う男たち。人々の生きざまと想いを胸にたった一人暴力と闘う男ケンシロウ…。どんなに時代が変わろうと、変わることのない「生きること」「生き抜くこと」という人生における最大のテーマを、ケンシロウが救世主となっていく過程、そして闘いのなかで、歌・ダンス・お芝居、キャストの皆さんの表現力すべてで届けてくれる最高の作品なのです。


語りたいことがありすぎるのでまた次回に

…と、こんなにアタタミュ愛をアツく語っておいてまだ概要(?)というか、本編へも突入しておりませんが、1600字を超えてしまいました。このままでは読んでくださったあなたの経絡秘孔を突いて、脳をパンクさせてしまいかねませんので、さすがに記事を分けたいと思います。

大千穐楽を終えたばかりの今、この気持ちがアツく燃えたぎり、記憶が曖昧になる前に、書き記しておくつもりです。そしてどうか、この素晴らしい作品がより多くの人たちに知ってもらえますように。そして、この想いが届き、再々演が叶いますように。

乱世を生きる「人間の物語」である『北斗の拳』。次回からの記事では、そんな北斗の拳の登場キャラクターごとの感想を軸にお届けしようと思っています。

ここまで読んで下さりありがとうございました。
次回も興味をもっていただけますように。

©武論尊・原哲夫/コアミックス 1983 版権許諾証GS-111



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