【起業・転職】天職であると感じられるまでに5年かかりましたという話(すぐになんかわからない)
エンジニア専門のエージェントPlus Xの代表藤本です。
#天職と感じた瞬間
という#(ハッシュタグ)で書いてみませんかというレコメンドを読んだのと、転職を考えている知人と話をしていた時の内容が結構近そうだと思ったのでまとめてみようと思い書いてみます。
今の仕事に悩む人だったり、起業したいと考えている人のヒントになるかもしれません。
結論から言えば天職と感じた「瞬間」はなかったです。
でも「これは天職かもしれない」とじわじわ感じるようになり、「この仕事で起業しよう」と思えたのが私のエピソードです。
ちなみに巷では起業は手段とか言われることもありますが、「自分の力で生きていきたい」を達成したいというから起業したということから「起業そのものが目的であった」ということも付け加えておきます笑
お客様からの声(定性)と結果(定量)
別のnoteでも何度か記載しているのですが、元々新卒で紹介業をやっていて、2社目に転職するときは「もう紹介業はやりたくない!」と思っていました。
成長を感じられないし、もっと自分にマッチした仕事があると感じていたからです。この辺りのお話は以下の記事で詳しく書いてあります。
3社目の会社で紆余曲折あり休職。
そして復職か転職かという中で、「復職し紹介業をやる」という決断をすることになったのが2021年の1月でした。
当時の時点でも紹介業の経験だけなら4年近くあったわけです。
しかしながら、この時にまさか自分がその紹介業で起業しているとは思っていませんでしたし、したいと思ってもなかったです。
前置きが長くなりましたが紹介業を天職だと感じられた要素である「お客様の声(定性)」と「結果(定量)」について書いていきます。
お客様からの声(定性)
私の仕事内容について簡単に説明を加えておくと、「転職したい人(エンジニア)」と「人材を募集している企業様」のマッチングをしている仕事です。なのでお客様というとこの両者になるのですが双方からポジティブなことを言われることが多くなったと感じたからです。
1社目の紹介業をやっているときももちろん感謝されることはあったのですが、「パソナの藤本さん」に感謝されているのであって自分自身への感謝と受け止められない感覚がありました。
考え過ぎかもしれませんが「大手企業の看板がなかったら感謝されていなかったんじゃないか」と感じたということですね。
3社目のBranding Engineerで仕事しているときは「会社」ではなく「藤本個人」を評価していただけたと感じれました。
「あの会社でできるエージェントといえば藤本さんだと聞いて求人を依頼したくてご連絡しました」という企業様からのご依頼をいただいたり。
求職者の方からも「藤本さんっていいところばっかじゃなくて会社の気になる点とかも行ってくれるから胡散臭さがないですよねー」と言っていただけたりとこういう嬉しい言葉を1つならず複数いただけたことが自信につながりました。
この言葉で天職と感じれたみたいなエピソードがあれば良いのですが、どちらかというと小さい自信をたくさん得られたことが大きかったかなと思います。
結果(定量)
もちろんビジネスですので売上も立てなければいけません。
ほとんどの会社がKPI等を設定していると思うのですが、私はKPIという概念があまり好きではなかったため自分がベストだと思う方法に基づいて仕事をしていました。
紹介業にKPIマネジメントを適用することに意味を感じられなかったからです。この話長くなりそうですし議論になりそうなので別でまた書こうと思います。
こんなイレギュラーな自分を信じてくれた職場あってこそではありましたが、全社MVP、複数の四半期・月間MVPを取れたことから「再現性がある」と自分で信じれるようになりました。
ここから確信的に天職であると感じれたと思います。
意外なところなのですが、複数回MVPをとったことよりもお客様からもらう直接の感謝の方が自信や手応えにはつながっていたなと感じます。
8割は「お客様の声(定性)」から自信を得ていたという感じですね。
しかしながら、最後の最後で確信を得られたのは「結果」でした。
感じ方ではなく頭で考えた時に「自己紹介でこういう実績があることを言える」という点が最後の一押しで、これが紹介業で起業しようと思えたポイントでもありました。
紹介業での起業を決意できたわけ
前項で書いた通り「お客様からの感謝」で手応えを感じれて、その裏付けとして「結果」を出せたことが天職と感じれたポイントでした。
ただ、これだけなら1社目のときも同じです。
残るもう1つの懸念が「会社の看板がなくなること」。
この点については実は早々に解決してました笑
私たちの会社はビズリーチなどの媒体に登録している方にスカウトメールを送って「転職を考えていたらお話ししませんか」というようなメールを送っているのですがちゃんとした提案をしていれば返信が返ってきます。
そして、自分自身もビズリーチに登録してみて思ったのですが、「自分のプロフィールをちゃんとみて連絡をくれたんだな」という方には話してみようと思えたからです。
ここまできてやっと看板がなくても仕事ができて「この仕事は天職なのかもなぁ」と思えるようになってきたという感じです。
どうしてこの仕事で起業しようと思ったか(詳細)
天職と感じた
その次に夢であった起業がありました。
かつては「起業するには新しいことではいけない」と思いこんでいました。
ですが自分自身の考えを深掘りしていくと「新規性はないがスキルで仕事ができる(既存産業)」というタイプの起業でも良いと考えるようになりました。
先に書いた通り看板がなくてもやっていけそうだという自信を持てたこと、そしてなおかつ以下の点からもこの仕事で起業しようと決意できました。
・場所の制約がない
・時間もある程度自分で決められる
・楽しめる(努力している人と話すことが好き/IT・Webというトレンドの最先端の話を聞くことが好き/知識をどんどん得たいと感じれる業種)
・人のためになる仕事をできていると感じれる
・仮に1年間売上0でも会社員時代の実績をもとに転職できる
・それに、1年間超頑張って売上が0になることはないと感じれた
ちょっと感覚的なところばかりですが要は「苦ではなさそう」であり「ワクワクできそう」であるというところがポイントでした。
「自分が苦ではない領域は何か?」と考えたときに「ハイレイヤーのエンジニアをやりたい」と思えました。
1社目のヘルスケア業界は一定結果を出せたものの、なんとなく業界的に親和性を自分自身が感じれませんでした。
しかしWeb・IT業界は好きな業界であり休みの日でも自分で学習したいと感じれる領域(勉強自体もそもそも好き)
そして、その中でも結果を出している方々と話すことは日々が刺激になると感じてこのドメインを選定しました。
現在
起業して2ヶ月目ですが順調に仕事が進んでいると感じます。
企業様、求職者様と双方から紹介で新たなご相談を受けることもあり充実感を得てます。
そして、隙間時間で勉強したり運動したりとやりたい生活ができているなとこの辺りまでは想定(以上)通りという感じです。
一方で場所と時間の制約から逃れたい(定時・出勤をやめたい)と思っていたのにガッツリ仕事をやりたいと感じて自ら勤務時間を設定してみたり、前職の上司に「出勤用の席設けてもらえませんか」とか冗談で言ってみたりするくらいには制約が欲しくなったりと皮肉な思いも抱えました。
「旅行したいとかめっちゃ思ってたけれど案外行かないんだな」とか感じれたりとやってみないとわからないことってあるなと痛感してます。
そして、徐々に「紹介業として新しくこういうことやりたいなー」という想いだけではなく「ぼんやりとだけれど自分自身のサービスを持ってみたい」という想いも出てくるようになりました。
まとめ
まとめると #天職と感じた 「瞬間」 ではないですが、お客様の声で自信を8割型つけて、ビジネス的に行けるという確信を「結果」で得たことで「これは天職であり起業しても続けたい仕事である」と感じれたことが私のエピソードでした。
伝えたいことは「天職だ」と感じるまでに時間が結構かかっていますし、こう感じれたことに「環境」が大きな要因であったことです。
今の仕事を自分が一定できると感じているが、天職ではないと感じている方もいるかもしれません。
そういう方は環境を変えてみたりすると見えてくるものがあるかもしれませんね。
PS
学生の頃からおしゃべりな私ですが「人と話して生きていける仕事があればそれにつきたい」と思っていて当初はコピーライターを目指していました。
異なる形ではありますが言ったことが実現していて言葉の力みたいなものがあるのかもしれないと思いました。
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