座りっぱなしのデスクワークで腰が痛い!対処法・効果的な漢方薬を紹介
「座りっぱなしで腰が痛い」
「姿勢を正すことが難しい」
「体の冷えがつらくて、仕事に集中できない」
このようなお悩みはありませんか?
デスクワークで腰痛に悩む女性は少なくないでしょう。座りっぱなしの状態が何時間も続くと、腰がつらくなりますよね。
この記事ではつらい腰痛の原因、対処法を紹介します。
体の冷えも気になる方におすすめの漢方薬にも触れているので、つらい腰痛から解放されるための参考にしてくださいね。
デスクワークがつらい!腰痛の原因は座りっぱなし?
座りっぱなしの状態が長時間に及ぶデスクワーカー。
椅子から立ち上がった際に、強い痛みが生じることはありませんか?「座っていても腰痛が気になって仕事に集中できない」ということもあるでしょう。
毎日のデスクワークによって引き起こされる腰痛はつらいものです。
デスクワークで腰痛が起こる原因はさまざまです。たとえば、以下が挙げられます。
長時間姿勢を変えられない
座り方によって腰に負担がかかっている
体が冷えている
それでは腰痛の原因について詳しく見てみましょう。
長時間姿勢を変えない
毎日デスクに向かって作業していると、気づかないうちに姿勢が崩れてしまうことはありませんか?
座りっぱなしのデスクワークは、姿勢を変えることが難しいですよね。腰痛が引き起こされているのは、長時間姿勢を変えないことが原因かもしれません。
筋肉は体を動かしているときよりも、同じ姿勢を続けているときの方が疲れが溜まりやすくなります。腰に疲れが溜まると筋肉が凝り固まり、血行が悪くなる傾向があるのです。
そのため立ち上がると筋肉が引き延ばされ、腰に痛みが生じやすくなります。
腰に負担がかかっている
デスクワーク中、腰に負担のかかる座り方をしていませんか?もしかしたら座り方のクセが、腰痛の原因かもしれません。
腰は上半身と下半身を支える役目を担っています。デスクワーク中はPCや書類の文字をよく見ようとするため、頭や上半身が前側に傾きやすいでしょう。
そのため上半身のバランスを取ろうとした腰の筋肉が緊張し、痛みを引き起こしている可能性があります。
以下のような座り方をしている人は要注意です。
前のめりになっている
頰づえ・肘をついている
脚を組んでいる
PCや書類を扱う場合は、上半身が前のめりになり、猫背になる傾向があります。
また頰づえや肘をついていると、体の左右の均衡が保てません。脚を組んで座っている場合も、腰に負担がかかります。
座り方はクセづくものです。座ったときの姿勢改善には、アラームをかけたり、時計を見たりする習慣を身につける方法がおすすめ。
自発的に座り方を確認するタイミングをつくり、日頃から自分の姿勢を意識するようにしましょう。
体が冷えている
秋、冬になると腰痛が気になる場合は、体の冷えが腰痛の原因かもしれません。腰痛は姿勢だけではなく、体の冷えによって引き起こされることもあります。
体の冷えを予防するなら、服装はパンツスタイルがおすすめ。スカートの日はブランケットや腹巻きなどで温めましょう。
また腰痛は足の冷えから来ることも。足を巡った血液は、心臓に戻る際に腰を通過します。足が冷えると腰だけでなく体全体が冷えてしまいます。
レッグウォーマーや足用カイロなどを活用して、足もとから冷えを予防しましょう。
デスクワークの腰痛を軽減しよう|3つの対処法
デスクワークによる腰痛を軽減するための方法を、3つ紹介します。
ストレッチで体を伸ばす
栄養バランスを整える
漢方で体質改善を目指す
さっそく見ていきましょう!
簡単なストレッチ・体操で腰を伸ばす
腰痛をやわらげるなら、ストレッチや体操がおすすめです。長時間同じ姿勢を続けていると、血の流れが滞り、腰痛の原因になることが考えられます。
固くなった筋肉は伸ばしてやわらかい状態にすることで、筋肉の可動域が広がります。体が動かしやすくなると代謝が上がり、自然と消費エネルギーが増加。腰痛対策と同時に、太りにくい体を目指すことも可能です。
また就寝前にストレッチや体操をおこなうことで、リラックス効果により寝つきがよくなることも期待できます。
日常的に体を動かしていないなら、軽めの運動からはじめてみませんか?
腰痛改善に効果が期待できるヨガストレッチ
こちらは腰まわりの筋肉の緊張をほぐすストレッチです。腰痛のほか、冷え性や便秘、生理痛にも効果が期待できます。
10~20分でできるため、空いた時間に試してみましょう。
忙しい女性におすすめ!30秒でできる腰ゆらゆら体操
仕事や家事が忙しい方は自分の時間が取りにくいため、日常に運動を取り入れることが難しいですよね。
そんな方は、短時間でおこなえる腰ゆらゆら体操がおすすめです。寝る前の30秒をエクササイズにあて、習慣にしてみてはいかがでしょう?
腰痛改善に効果的な栄養を摂取しよう
腰痛を対処するには、日頃から栄養に配慮した食生活が大切です。骨や筋肉の健康を保つことが、腰痛改善につながると言われています。
また冷え性と腰痛にお悩みの方は、体を温めるような食生活を心がけましょう。
ビタミン・カルシウム・マグネシウムを摂る
日頃からビタミンやカルシウム、マグネシウムを摂り、腰痛に負けない丈夫な筋肉や骨を育てましょう。
腰痛対策に効果的な栄養素は、以下のものが挙げられます。
カルシウム・マグネシウム:丈夫な骨をつくり出す
ビタミンB群:筋肉の疲労をやわらげる
ビタミンD:カルシウムの吸収を補助する
ビタミンE:血行をよくして筋肉の緊張をやわらげる
カルシウムは乳製品や小魚に、マグネシウムはひじきに含まれています。ビタミンB群を摂るなら、サバやイワシなどの魚介類。
またビタミンDはキノコ、卵から摂るとよいでしょう。大豆製品、ゴマにはビタミンEが豊富です。
体を温める食材を摂る
体の冷えが腰痛の原因になっている場合は、体を温める食材を積極的に摂ることも効果的です。
体を温める食材には、以下のものが挙げられます。
肉類:赤身の多い牛肉・鶏肉など
魚介類:イワシ・エビなど
野菜:ニラ・ネギ・カボチャなど
野菜はスープや温野菜にして食べると温まりますよ。鶏肉やショウガを入れると、体がポカポカするでしょう。
またコーヒーや緑茶などの飲料は体を冷やす傾向があります。ルイボスティーや杜仲茶(とちゅうちゃ)、ショウガ湯など、ノンカフェインの飲み物がおすすめです。
なかでもショウガ湯は、乾燥させたショウガをパウダー状にしたものやスライスした便利な市販のものがあるのでおすすめです。職場で飲むなら、手のひらサイズのタッパー型容器、ジッパー式のビニールに詰め替えると持ち歩きやすいですね。
漢方薬で体質改善を目指す
体の冷えによって腰痛が引き起こされているなら、体の内側から改善する漢方薬もおすすめです。
漢方薬によって腰痛の原因となる冷えが取り除かれると、腰痛が改善される可能性があります。
次の章では冷えと腰痛に効果が期待できる漢方薬について、くわしく紹介します。
冷え性と腰痛の悩みに効果的な漢方薬
「腰痛とともに慢性化した体の冷えを取り除きたい」という方には、不調を改善する漢方薬がおすすめです。
冷えに効果が期待できる漢方薬は、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)。
ただ、漢方薬は誰にでも同じ効果をもたらすものではありません。自分の体に合った漢方薬を服用することが、冷えと腰痛を改善するための近道です。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)は、冷えによる体の痛みを改善に導く効果が期待できる漢方薬です。
体を温めて血行をよくすることで、冷えた体を温めます。
腰痛のほか、頭痛や下腹部痛、下痢などの症状に用いられる漢方薬です。冷え性による月経痛を和らげる効果があります。
ストレッチと栄養、そして漢方薬で腰痛対策を
腰痛には姿勢の崩れ、体の冷えなど、さまざまな原因が潜んでいます。
毎日の食生活、運動習慣の見直しが不調を取り除くことにつながります。自分に合った漢方を服用し、体の中からアプローチすることも腰痛改善に有効です。
腰痛や冷えがおさまれば、今よりも仕事がはかどり、効率アップにもつながります。また、不調が治ると笑顔が増え、職場の雰囲気も明るくなります。
長時間のデスクワークを快適に過ごすためにも、ストレッチや食事に意識したり漢方薬を活用して、腰痛対策をはじめましょう!
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