毎日の生活に役立つハーブを紹介
人々の生活に欠かせないハーブ。
食用はもちろん薬用や美容など、生活のありとあらゆる場面で幅広く利用されている、身近な存在です。
ハーブは、古くはラテン語で”草”を意味する”ヘルバ”(herba)を語源とします。
独特の香り・味・色・薬効性をもち、花・葉・茎を生のまま、あるいは乾燥させて使うなど、さまざまな用途があります。[1]
この記事では、ハーブの効能や魅力を紹介。
毎日の生活に効果的な使用方法も紹介しています。
リラックスや疲労回復に興味がある方はぜひお読みください。
ハーブの効能を歴史や特徴から解説
ハーブといっても種類は何万とあり、効能や効果もそれぞれ異なります。
ハーブは疲労回復の他にもさまざまな効能があります。
代表的な効能を以下にまとめました。[2]
疲労回復
花粉症の軽減
美肌
安眠
風邪予防
生理痛の緩和
冷え性の改善
リフレッシュ
リラックス
気持ちの落ち込み
胃腸の疲れ など
イライラしている時ならリラックス効果の高いもの、眠れない時はリラックス効果の高いものなど、その時々にマッチしたハーブを選ぶことが大切です。
では、ハーブの歴史や魅力についても深くみていきましょう。
ハーブの歴史
ハーブの歴史は古く、スピリチュアルな儀式や魔術に用いられたり、薬効から治療や予防医療に用いられてきたりなど、長い歴史が存在します。
古代エジプトでは祭祀(さいし)や祈祷に用いられ、ミイラの防腐剤にも使われました。
中国では紀元前より、スパイスやハーブを加えた香酒や香飯を供えて、神をまつったといわれています。
古代ギリシャの医学の祖と呼ばれるヒポクラテスは、医学の分野で初めて400種類のハーブの処方を残し、後世に大きな影響を与えました。
ヒポクラテスの考えを体系化したものが、現在の西洋医学の基礎です。
古代において、ハーブやスパイスは食用というよりも、薬用、保存料、香料、神仏催事用などの役割をもつ貴重品として扱われていました。
その後少しずつ薬草の研究が進み、診察に見合った薬草を処方するという考えが定着します。
ヨーロッパを中心に、ハーブの保存などの技術が発達し西洋医学の基礎が確立されていきました。
そして徐々に、薬用としての用途から食用としての利用度が西洋中に広まります。
現代は、ハーブティーとしてはもちろん、肉の香りづけや料理のアクセントとして私たちにとって身近な存在となっています。
ハーブの魅力
西洋医学と同様に、中医学やインドの伝統医学アーユルヴェーダなど、世界の各地域でも古くから利用されてきたハーブ。
近年は、健康・環境志向の高まりによる意識の変化などから、自然の力をもつハーブに再び注目が集まるようになりました。
植物の中でもハーブには、微量で生体内の働きに影響するさまざまな活性化合物が多く含まれていることがわかっています。[3]
ハーブのメディカル作用や美容効果を取り入れることで、生活がより豊かなものになります。
ハーブの利用法を知って活用しよう
ハーブは紅茶以外にもたくさんの利用法があります。
あなただけのオリジナルな方法で、すてきな癒やしのひとときを。
料理・スイーツ
ハーブティーはもちろん、料理やスイーツのアクセントに使うのがポピュラーです。
生のハーブはサラダに使われることはもちろん、お酢やオイルに漬けて調味料として使用できます。
ミントやローリエ、バジルは飾りとして使ってもおしゃれですね。
洗剤・せっけん
ハーブの抗菌・殺菌作用を利用して、手作りのせっけんや洗剤を作ることができます。
自然由来で肌に優しく、使うたび香りに癒やされます。
筆者はラベンダーやローズマリーの香りがお気に入りです。
精油
精油はアロマテラピーとして利用されます。
有名なのは、ディフューザーで香りを拡散したり、希釈しマッサージオイルとして使用したりする方法。
また、殺菌・消臭効果をもつ精油はルームフレグランスや虫よけスプレーとしても使用できますよ。
アロマテラピーについてはこちらの記事でも紹介しています。
関連記事>> 疲労回復にはお気に入りの香りを!症状別におすすめの香りを紹介
ハーブでリラックスした毎日を
ハーブの効能や歴史、魅力、利用方法を紹介しました。
ハーブティーとして飲むだけでなく、さまざまな活用方法があります。
お茶として飲みたい方は「ハーブティーで疲労回復!おすすめのハーブティーを紹介」を参考にしてください。
ハーブは、リラックス効果だけでなく、疲労回復にもおすすめ。
お気に入りのハーブを探して、毎日の生活に取り入れてみませんか?
【参考】
[2]National Institute of Medical Herbalists
[3]How to make English tea : tips and tricks for the perfect afternoon
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