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【連載企画vol.2★withコロナ時代のプラスカラー】フリーランス経験後、取締役となった私が考える自分らしく働くための逆転発想


こんにちは。株式会社プラスカラー取締役の斉藤久良良です。
前回は、私たちがnoteを始めることになった経緯を書きました。
今回の記事では「プラスカラーがどんな会社なのか」を、私自身の経験をふまえてもう少し詳しくご紹介します。

プラスカラーが考える組織と働き手がWIN-WINになる働き方

“管理職・社員ゼロ”
これが、プラスカラーの最大の特徴だと私は思います。
プラスカラーに取締役としてジョインしたのは2019年3月。でも、実はフリーランスという肩書も持っていたりもします。取締役なのに、ですよ。そんな私の立場は、世間的に見れば、安定の対極にあるように見えるかもしれません。
けれども、私の考えはむしろ逆。
社会人である私たちが不自由さを感じる原因のほとんどは、人間関係だと思います。必ずしも好きな人、気の合う人とばかり付き合えるわけではありませんよね。私自身、会社員をしていた頃を思い返すと、根本的な原因はコミュニケーションにあったり、人間関係であったりしたことは少なくなかったように思います。
フリーランスになればそういう類の悩みは解決するか、というとそんなわけもなく。フリーでも一社専属なら、実質的に会社員と大差ないからです。合わなくてもそこでやっていくしかないので、ものすごいストレスがかかります。真面目な人なら、必要以上に思い悩んでしまうこともあるでしょう。

その点、契約先がいくつかあれば1つに過集中してしまうことを避けられます。あえて複数の企業とお仕事させていただく上で私が大事にしているのは、この会社に「ジョインしたい!」と思えるところと関わらせていただく、という自分の気持ち。
そんな気持ちで選んだ企業さまとのお仕事は、なにより、おもしろい。
さまざまな業界や、バックグランドを持つ人たちと関わりを持たせていただくことで、私自身の刺激や成長につながります。これは一社専属では難しいプライスレスな経験です。
企業からすると、時間とエネルギーを専有できる一社専属の方が有利に思えるかもしれませんが、それも逆。私の場合は、プラスカラーに取締役としてジョインして「すでにある仕事」をする立場から、「仕事を作り出す」立場に回るようになりました。フリーランスはよい仕事をしないと次がありません。なので、毎回本気で仕事をするしかないんです。満足してもらえる仕事をすればクライアントが嬉しい、次の仕事がやって来たり、仕事の幅が広がったりするので私も嬉しい、という循環が生まれます。
とはいえコミットできるのは、精神的な自由と気持ちのゆとりがあってこそ。
今の働き方をするようになって、価値観も大きく変わったかもしれない。フリー1本だったら、絶対に得られない経験や達成感を得られるようになったと感じています。

管理職が「女性」なら女性活躍?プラスカラーの考えるダイバーシティとは

プラスカラーは女性活躍を目的とした広報支援会社です。
ライフステージが変わっても女性が思う存分働ける環境がまだまだ少ない日本では、「女性」を全面に出した方が「分かりやすい」という事情もあって、弊社もそのようにしています。しかし、本来、ダイバーシティはもっと広い意味でとらえられるべき、と私は思います。
プラスカラーのミッションは「働きたいけど働けない人の労働機会を増やす」こと。働きたいけど働けない人は、子育て中の女性に限りませんよね?
実際、私には子どもいませんし。その中には子育て中の女性だけでなく、障害をお持ちの方、高齢の方、シングルファーザー・マザー、家族の介護中の方、地方在住者なども入ってくるでしょう。いろんなバックグラウンドを持つ方が働ける、ダイバーシティーを前提とした環境を作ること。それが私たちの想いであり、実践していることです。

学生にこそ必要な「本気」のビジネス体験で機会と実績を作る

いま、プラスカラーが積極的に受け入れているのは、インターンの学生さんです。当社のインターンは会社の一部だけを知る説明会でも、数日間の「職場体験」のみでもありません。本気でビジネス体験をしたいインターン生だけに来てもらい、「仕事をするとはどういうことか」を自ら体感してもらっています。

今年2月に代官山にオフィスを移したのをきっかけに、飲食店さまをサポートする「代官山プロジェクト」を立ち上げました。発足人も、運営も中心は学生さんです。損益計算書(PL)を作るのも、必要な営業も、すべて彼ら彼女らが自分で考えてやっています。
とある調査によると、3年以内に辞める人は30%超。新卒新入社員の4分の1は入社前から、すでにその会社を辞めることを決意しているそう。そうした状況は、憂慮されるべきものとして伝えられている感がありますが、それって本当に悪いことでしょうか。私からすれば、社会人経験のない学生が入社前に自分にできることや向いていることが分かっていることの方が不思議です。

プラスカラーのスタンスは「学生だって仕事をすればいいじゃない?なぜ卒業まで待つ必要があるの?」というもの。どんなに企業研究や業界研究をしてみたり、そこで働く人に話を聞いてみたりしたところで実際に自分が経験してみなければ、腹落ちしないことの方が多いでしょう。人間ってそんなものです。
当社代表の佐久間は、プラスカラーはやる気のある人が、やりたいことをするための「箱」と表現しています。
社員として人を雇用していると、冒険できません。だから、頭ではチャレンジできる機会を作るのは大切だと分かっていても、実行するのは難しいのです。一方、給料という形での安定はないかもしれないけれど、年齢や性別に関係なく、機会を得てスキルアップを目指せる場。もちろん、成果が出ればきちんと報酬ももらえる。
プラスカラーはチャンスと実績作りの場でありたいと考えています。

「会う」ことが特別な時代にチャレンジしたい。つながりを作る場

今年プラスカラーは、一日ママをしてみたい人や、おためしでお店をやってみたい人が参加できる"日替わりママ"の立つお店をコンセプトとしたBAR事業を新たにはじめました。残念ながらコロナの影響で本格始動できていませんが、私も何回かお店に立ちました。
いろいろなものがオンライン化されていく今、「会う」ことの特別感が問われる時代になりつつあります。そんな中、私がチャレンジしたいのは新たな出会いや交流を生み出す場づくり
こんなことをやらせてくれるのもこの会社だからこそ、と思います。
傍から見ると何屋さんか分かりにくいかもしれませんが、◯◯の会社と決めつけず、チャレンジしていくことも大切だと考えています。私たちを「おもしろそう!」と感じてくれる方や企業さま、どうぞお気軽にお声がけくださいませ。
次回は代表の佐久間にバトンタッチします。

vol.3★「仕事も出産も。」やりたいことを何も諦めたくない私が選択した道

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