B.PREMIER参入クラブパワーランキング(2023/11/22時点)
遂にBリーグ2023-24シーズン、全てのクラブのホーム開幕戦が終了。ということで、本日時点でB.PRMIER参入クラブを予想したらこんな感じ、というのを書いてみました。個人の感想なので、推しクラブの評価が低くてもアンチコメントはほどほどにお願いしますm(__)m
なお、細かい審査基準やB.PREMIERって何?みたいなことはすっ飛ばしていきなり本題に入っていくので、その当たりを詳しく知りたい方は以下の記事を先にご覧ください。
1.ランクの説明
S・・・1次審査でB.PREMIER参入
A・・・2次審査でB.PREMIER参入
B・・・3,4次審査でB.PREMIER参入
C・・・B.ONE参入(平均入場者数2,400人以上)
D・・・仮ライセンスでB.ONE参入(平均入場者数1,500人以上)
E・・・B.NEXT参入
上記の基準で全55クラブを評価していきます(豊田合成はアマなので評価対象外)。
2.最新評価
S・・・琉球、A東京、千葉J、川崎、宇都宮(5)
A+・・ 名古屋D、群馬、広島、島根(4)
A・・・佐賀(↑)北海道、横浜BC、茨城、A千葉、仙台、大阪(7)
A-・・・秋田、SR渋谷(2)
B+・・・長崎、三河(2)
B・・・滋賀、信州、京都(3)
B-・・・三遠(↓)、神戸(↓)、富山(↓)(3)
C・・・FE名古屋、東京U、越谷、熊本、福島、鹿児島、新潟(7)
D+・・・静岡、横浜EX(2)
D・・・岩手、福井、立川、福岡、奈良、山形(6)
E・・・岐阜、徳島、香川、東京Z、さいたま、青森、八王子、岡山、愛媛、湘南、金沢、山口、三重、しながわ(14)
琉球(S)
文句なしに最有力候補。
A東京(S)
代々木第一の開催数が20に満たない事が若干心配されたものの、開幕節いきなり両日1万overだったので心配はないと判断。売上も22-23で既に18億。TOYOTA ARENA TOKYOは2025-26シーズンの開幕戦に間に合うように建設中。
千葉J(S)
文句なしの有力候補だが船アリのキャパ的に4,000を大きく超えられないのは少しだけ不安。でも不安は本当に少しだけ。
川崎(S)
川崎の不安要素は新アリーナが2028-29シーズンの頭に合わせて建設中の事だったんですが(基準では2028-29シーズンまでに夢のアリーナを用意することが必須)、開幕にあわせてLEDの導入とかVIPルームの設置とかしたじゃないですか?アレは新アリーナ建設が遅延した際に備えてとどろきでも新アリーナの基準を満たす万全の措置だと思うんですよね。そのあたりチェアマンともしっかりコミュニケーション取れているあたりも含めS相当と判断。
あとはチケット値上げをこのタイミングで行ったことは相当強気な経営判断だったと思います。僕が会議に出席していたら「もう1シーズンだけこれやるの遅らせません?(笑)」って言っちゃうと思います。
宇都宮(S)
ブレックスも売上と入場者数は不安なし。アリーナがブレアリのすぐ隣に出来るらしいというかなり確度が高まったニュースが先日公表されたのでSで良いかと思います。強いて言えば、施工スケジュールがギリギリならば川崎のようにブレアリや日環アリーナにVIPルーム設置するなどの措置まで出来ると最善なのではないかと。
名古屋D(A+)
多くのクラブの唯一の不安がアリーナになってるみたいなんですが、そんな中でドルフィンズの唯一の不安は入場者数だと思います。それが、本日現在平均5,487人(全体4位)。ごめんなさい、昨シーズンの3,521人をここまで急速に増やすとは。。チームも絶好調なのでA+と判断。リーグ全体の傾向として開幕直後と終盤は入場者数が伸びるので、これから年明けぐらいまでの入場者数の推移は引き続き注視。
群馬(A+)
売上はクラブ独自のIRで22-23は15.9億円と公表されました。バックについているのが連結1兆円に迫る天下のオープンハウスなので、売上は間違いなく23-24も12億を超えるでしょう。オプアリが夢のアリーナであることは説明不要。まだオープンしてから5,000人を切ったことすら1度しかありません。確実にBプレミアに入るでしょう。Sと言いたい所ですが、22-23で4,000平均入れないと1次審査では通過できないためA+。
広島(A+)
私は広島ドラゴンフライズをとても高く評価しています。会社として、ここまで外部の人に信頼を与えられる組織ってなかなかないと思うんですよ。例えばロスター編成、例えば新アリーナ計画、例えばBプレミアに対する考え方、例えば入場者数の目標、何かにつけて全部長文で、具体的に数字を出しながら説明して下さるじゃないですか。ともすれば、バスケクラブって選手やコーチの人件費が最優先で、IRなんて二の次三の次どころか百の次ぐらいで、バックオフィスの職員さんなんて目の前の仕事に精一杯だと思うんですよ。そういう前提がある中で、ここまでIRに拘るその姿勢が、何よりもこのクラブがB.PREMIERに入るんだろうなぁ~って思う最大の理由です。
という前置きがありつつ、まず入場者数ですがここまでは広島サンプラザホールの目標値4,200をしっかり超える4,587人を記録。広島グリーンアリーナ開催を除いても平均4,000が十分に視界に入ります。ここで大きいのは今シーズン3回ある広島グリーンアリーナ開催ですよね。しかも唯一の土日開催で一番人が入りそうな3/2(土),3(日)の対戦カードがあの千葉ジェッツ戦。もうこれは、日ごろの企業努力の結果としてバスケの神様が与えてくれたプレゼントなんじゃないかなとすら思わせられますよね。今の所、平均4,000の達成はかなり可能性高いのではないでしょうか。売上は21-22時点で既に12億を超えていますし、アリーナについてはいったんグリーンアリーナを改修して審査を乗り切りつつ将来的に新アリーナ建設も視野に入れ、NBAのアリーナの現地視察や新アリーナ計画に係る公式SNSアカウントまで設置する徹底ぶりです。堂々のA+評価。
島根(A-)
【2023/11/17追記】
●売上
全く不安なし。
●入場者数
平均4,019人とギリギリ4,000人を超えている状況ですが、数字ほどの心配はないと思います。というのも、既にカミアリーナでのサテライト開催を終えており、残りは松江市総合体育館と、武蔵野の森総合スポーツプラザのみです。今季もハイレベルな西地区で8勝6敗と勝率5割をキープしています。このまま怪我無くシーズンを戦いきれれば、4,000は超えてくるのではないでしょうか。昨シーズンCSからのレイアウト変更も動員増に寄与していますね。
●アリーナ
松江市総合体育館の改修に関する具体的な計画が出てきたので期待して良いのではないかと思います!!
横浜BC(A)
河村様効果恐るべし。本日現在平均5,004人を動員(全体7位)。売上は公表されている直近21-22で8.9億。おそらく22-23で既に12億ぐらいだと思うので、23-24のこの盛り上がりからして12億超えはほぼ確実。問題はアリーナですが、BUNTAIと国プの2つの案が進行中とのこと。まだ具体的な案が発表されていないものの、他のA評価のクラブとの差はやはり河村様効果。この盛り上がり方は行政を味方につけるには絶好の交渉材料。アリーナが乱立しているのでアリーナの必要性を訴える難易度が高めの横浜市だと思いますが、本来は1万人規模(2万でもいけそう)のバスケ専用アリーナで採算が取れる可能性があると思っています。頑張って欲しい。
【2023/11/17追記】
ごめんなさい。やはりA+はアリーナ計画が固まっていないと付けられないと思いました。名古屋D、群馬、広島とは差があると思います。
北海道(A)
【2023/11/17追記】
●売上
直近13.2億、盤石です。
●入場者数
これが私の予想外でした。ここまで4,454人はかなり凄いと思います。この後の推移が気になりますが今のところはA評価とさせていただきます。
●アリーナ
新月寒体育館の件が出たのでかなり期待が持てると判断しました。
茨城(A)
【2023/11/17追記】
●売上
直近6.9億ですが、実は売上高は連結ベースで審査されるというBプレミアの基準があります。下記「2026-27シーズン B1クラブライセンス規約」の第22条をご覧ください。この点、2022/6末時点で既に連結売上高9.1億というクラブからの公式リリースが出ています。コロナ影響下の2021-22シーズン時点で9.1億なので、2023-24シーズンにおける12億到達の可能性はかなり高いとみています。
●入場者数
2022-23シーズンでの平均3,480人は全体9位とリーグ屈指の集客力を誇っているロボッツですが、さすがここまで4,467人と大きく4,000人を上回っています。2024/1/27,28にかみす防災アリーナでのサテライト開催が予定されていますが、それ以外は全てアダストリアみとアリーナでの開催予定。視界良好に思えます。
気になるのは競技の順位。ここまで1勝13敗の23位と苦しんでいます。成績の下降と集客の落ち込みが連動してきてしまうと苦しくなりますが、ここからどこまで勝ち星を積み上げられるでしょうか。
●アリーナ
VIP席などの設置が必要と思われますが、改修で十分に夢のアリーナ要件を満たせると思われますので、費用負担は他クラブと比較しても軽く済むのではないでしょうか。
A千葉(A)
【2023/11/17追記】
●売上
ベールに包まれていると思いきや、アトラエさんが上場企業なので短信を見ればよかったんですね、うっかりです。ということで、直近2期間の売上は上記の通り。2022-23シーズン時点ですでに12.1億を計上しております!開示資料を見ると実に7億円以上が親会社アトラエさんからの協賛金のようですが、売上は12億達成の可能性はかなり高そうです。
●入場者数
ここまでB2トップ、全体でも6位となる平均4,861人を動員。今季は本気度が伺える千葉ポートアリーナ30試合開催なので、このまま東地区首位争いを演じながら終盤まで行くと4,000人は固そうです。
●アリーナ
最悪でもポートアリーナの改修でもいけそうなのと、千葉市との連携協定の報道がありましたので、視界良好かと思います。遅くなりましたが、アリーナについては概ねこのように判断しています。
A+⇒具体的な計画ありor建設中or建設済み)
A⇒具体的な計画なし(改修で行けそう)
A-⇒具体的な計画なし(新設が必要)
やはり改修でいけるかどうか、は一つ大きな差があると思っています。新設は5,000人規模の群馬のオプアリでも100億弱の設備投資です。佐賀や沖縄は200億規模になっています。対して、改修では数億円~10数億円規模で済むという試算もあります。
仙台(A)
【2023/11/17追記】
●売上
直近5.5億ですが、やはり大きいのは霞ヶ関キャピタルの資本参画でしょう。実質的に、これで12億到達は確実と言ってよいと思います。
●入場者数
これが大きいですね、今季平均4,624人。ゼビオアリーナもカメイアリーナも大きいのでサテライト開催をしても動員が落ち込まないのも強いですし、今季はここまで東地区4位と好調。
●アリーナ
ゼビオアリーナは夢のアリーナと言っても良いぐらいのアリーナですし、改修で基準を満たせるアリーナだと思います。
大阪(A)
【2023/11/17追記】
●売上
全く不安なし。
●入場者数
平均4,669人はここまで全体8位の好成績。アクセス不良や最近の競技成績の不振などで落ち込んでいましたが、さすがこのプレミア審査シーズンに照準を合わせてきた感じがします。
●アリーナ
最悪おおきにアリーナの改修でもいける状況かと思いますが、クラブから具体的な戦略がリリースされていない気がするので、そこだけが若干心配です。
佐賀(A)
【2023/11/17追記】
●売上
未知数かつ最大の焦点になっていると思います。ただ、以前クラブから9億円4,000人ルートの3次審査通過を狙う旨のリリースがあったと思うので、そこから上方修正で2次審査合格を狙う意思決定があったのか、据え置いて3次審査を狙うのか、最新のクラブの戦略が気になります。AではなくA-にしたのは売上が要因です。
●入場者数
正直、ここまで動員すると思っていませんでした。上記の表を改めて見て頂きたいのですが、2021-22シーズンの平均は624人です。
「いくらアリーナ新しくなっても、B1に挙がっても、スラダンブームがあっても、W杯効果があっても、さすがに4,000どころか3,000もいかな・・・」
4,513!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
SAGASAIKO!!現場からは以上です!!
●アリーナ
全く不安なし。
【2023/11/22追記】
未知数だった売上が7.0億と明かされました!十分に23-24の12億円が狙える位置!シーズン開始からSAGAアリーナを使え、To C事業の収益拡大は大幅に見込まれます。Aにランクアップ!
秋田(A-)
【2023/11/17追記】
●売上
一部クラブからのリリースで2022-23シーズンの売上はほぼ12億円と発表されていたと思います。ハピネッツは多角化経営も行っており収益のリスクヘッジが出来ている点も素晴らしいと思います。
●入場者数
ここがハピネッツにとって最大の焦点になっていると思います。ここまで平均4,080人。今季は大型ビジョンの設置など設備投資も行っておりますが、成績が振るわずギリギリ4,000人を超えている状況。外国籍選手の入れ替えもあり、ここから勝ち星と観客動員を伸ばしていけるか、終盤戦はまた観客動員が盛り返してくることが例年のリーグ全体の傾向なので、今から年明けぐらいまでの時期が正念場になると思います。なお、前回から上げたのは4,000を超えたため。
●アリーナ
新県立体育館の調整が最終局面に入っていると思います。アリーナはあまり心配していません。ですが、新設は必須なのでA-にしています。
SR渋谷(A-)
【2023/11/17追記】
●売上
直近9.8億、かつセガが親会社なので不安なし。
●入場者数
ポイントは2つで、①有明コロシアムの30,000PJが成功するか、②競技成績が上向かずとも満員状態は継続するか、だと思っています。
①についてですが、これが成功すると残りの27試合の青学平均が3,333人で済みます。こうなると、足元3,918人なのでかなり4,000人の確度が高いような気がします。一方で、例えば有明合計20,000人だと青学平均は3,703人と結構高い数字になります。有明30,000PJの成否が、命運を握るのは間違いありません。
②については、マカドゥ選手の復帰、チームケミストリーの構築に加え、渋谷のライト層へのリーチなど色々と要因は複雑に絡んでくると思いますが、ここまで3,918平均は本当に凄いと思います。
●アリーナ
出ました、Bリーグファンにとって最大の謎。
現状、なーーーーーーーーーーーんにも公表されていません。なので私としても判断がしづらい。ただ、僕の中でおそらく大丈夫だ、という根拠のない自信があります。それは、あのセガサミーが投資をしたということです。セガがこの意思決定をした時に、数十枚のスライドを作って経営会議にあげて、という一連の流れで、アリーナの事が検討されていないわけがありません。一流の上場企業の意思決定の結果、投資をするという結論になったからには、何かが絶対あるはずです。渋谷の皆さん、私と一緒に信じましょう!!(キラーーーーん)
長崎(B+)
【2023/11/17追記】
●売上
未知数。でもジャパネットがいるので12億いけるはず。
●入場者数
うーーーん、ここが絶妙に惜しい。。まだサテライト開催がある中でギリギリ4,000に届かない。となると3次審査まで枠が余ることを祈るしかありません。長崎にとっては、この他クラブが2次審査までで18枠埋めないという全力で祈るしかありません。正直、3次審査まで来れば長崎が最有力候補だと思っています。
●アリーナ
しーんぱーいないさーあーー!・・・三河もそうですが、12億円3,000人アリーナの3つは当確なので、他のB評価のクラブよりも先をいっていると思いました。逆に言うと、Bにしたクラブは12億円/3,000人/アリーナの内、どれか一つ以上は不安要素があります。
三河(B+)
【2023/11/17追記】
●売上
全く心配なし。
●入場者数
長崎と同様、2次審査で18枠埋まらない事がBプレミア参入の条件だと思います。
●アリーナ
全く心配なし。
3.最後に
A以上の18クラブで決まることは普通にあり得ると思っていますが、おそらくA以上の内、2~3クラブは落選があるのではと思っています。そうなると、当落線上と判断できるB+,Bの13クラブにもチャンスが回って来ると思っています。
今のところ、Cにしたクラブは平均入場者数3,000人を超えることは出来ない(2026年のBプレミア参入は出来ない)のではないかと思っています(今後の掌返しに乞うご期待!!!)。
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