ローリングストック海外事情調査隊(中国四川省編①)
はじめまして。神戸事務所長の室崎です。初投稿となる今回テーマにしたのは、中国(四川省成都)のローリングストック事情についてです!成都に新しくオープンする防災ミュージアムの仕事の関係で、中国の四川省に3年前から通い続けています。成都名物といえば、火鍋や麻婆豆腐ですが、8月の出張時に「ローリングストック法」に向いた食品をリサーチしてきました!
「ローリングストック法」とは、長期保存可能な保存食を災害時のために備えておくという従来型の考え方ではなく、日常食べる食品(半年~1年程度日持ちするもの)を多めにストックしておき、期限の近いものから食べて、新しいものを買い足すという、新しい非常食の備え方です。これだと、災害が起こったときに押し入れから取り出してみたら、消費期限切れ!というこがなく、いつ災害が起きても数日分の食料がお家にあるので安心です。「ローリングストック法」に向いている食材は、レトルト食品、インスタント麺、フリーズドライ食品、乾麺、乾物などがあげられます。
前段が長くなりましたが、成都のコンビニエンスストアでローリングストックに向いた食材を徹底調査です。売っている食品のラインナップは日本と似ているのですが、あれも!これも!どれも辛そう~。まずは、売られている食品の消費期限をチェックです!
ローリングストックの代表格、カップめんとインスタント袋めんを見てみると、日本と商品とほぼ同じで、カップめんは6~8ヶ月、インスタントの袋めんは12ヶ月程度のものが多いようです。ローリングストックOKですね!値段は、3~5元(約50~85円)で日本と比べるとお買い得です。
続いては、レトルト食品の消費期限チェック。どんぶり的なご飯とおかずがセットになったものや、パスターソース的な麺に和えるもの、お漬物的なお惣菜など、様々タイプのものがあります!8~18ヶ月と、これもローリングストックOKですね。おいしそうな食品が多く、中国の食文化恐るべしです~。
乾麺、乾物も種類豊富!!乾麺は1年程度は日持ちしますし、春雨や木耳などの乾物は2~3年持つものも多く、ストックするには最適です。これは日本よりも中国のほうがローリングストックに向いているかも知れません!
おやつ(おつまみ?)コーナーへ足を延ばすと、すごい量の干物や味付肉が!味付のアヒル足や干豆腐などなど。お酒のあてに良さそうです。で、消費期限をチェックしてみると、200日程度のものが多いようです。これもストックしておくと、災害時のタンパク源として重宝しそうです。ただし、ストックがあるからといって、お酒の飲み過ぎにはくれぐれもご注意を(笑)
最後に、スナック類が売っているコーナーにあったのがこれ。中国ではメジャーな非常食「圧縮餅干」。圧縮されたビスケットのようなもので、中国版カロリーメイトといった感じでしょうか。消費期限は意外と短く1年でした。これも「ローリングストック法」で備えておかないと、期限が切れてしまいますね。
ここまで消費期限を見てきましたが、やっぱり重要なのは味ですよね!?ということで、トランクに詰め込めるだけ食品を買って帰ってきました~。ではでは、ここからは食レポを・・・といきたいとこですが、今回はここまで。次回は、中国四川省成都で買ってきた「ローリングストック法」に向いた食品をつくって、食べて、レポートいたします!乞うご期待!では、再見(サイチェン)!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?