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「失敗価値」について-1 〜概略
本日は、「失敗価値」という題材で、2回に渡ってお話をさせて頂ければと思います。
私も含めた個人、そして企業も、人は必ず失敗をします。
そこで、「失敗価値」という考え方について、少しお話しできればと思います。
「失敗価値」という言葉は、私が「このような言葉があっても良いのでは!」と考えたもので、一般的な名詞ではありません。
以下のような考え方と、思って頂ければ幸いです。
「失敗は、その後の取り扱い方によって、大きな価値を生む」
誰にとっても、働く以上、失敗してしまうことはあると思います。
もちろん、失敗をしないように、事前に様々な考えを巡らしたり、準備をすることは前提ですが、それでも失敗してしまった場合、大切なことは、その後の考え方や行動ではないのでしょうか。
失敗をした後、そのことをマイナスに捉え続けたり、自信をなくし続けたりするのではなく、その失敗を、今後に有効活用する、こんな考え方はいかがでしょうか。
失敗を失敗のままで終わらすことなく、自分自身やチームの、今後の成長に繋げていきませんか。
今回は、失敗したことを今後に有効活用するための考え方を一つ、ご紹介したいと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1690843981629-hC4wRpgHdD.jpg?width=1200)
この考え方を説明するために、上記の図(円形)を使って説明します。
これは、「経験学習サイクル」という考え方です。
これは、失敗や成功など、日々の様々な経験の後、そのままにせずに、今後の成長のために活用をしよう、という考え方です。
考え方は、シンプルです。
経験
業務に意欲的に取り組みながら、失敗や成功を含め、様々な経験をする。内省
例えば、失敗をした後であれば、「なぜ失敗したのか?」「どうすればもっと上手くできたのか?」などを考え、自分の経験を振り返る。また、第三者からの率直なフィードバックは、改善にとても役立ちます。教訓化
振り返った内容を元に、「今後、類似する場面に遭遇したらどうするか」「今の自分には何が足りておらず、それを補うためにはどんな準備をしておけば良いか」など、失敗経験から得られた気づきを教訓にしておきます。
自分自身で言葉にしたことは、次回、類似する場面に遭遇した場合、その教訓を思い出しやすくなり、失敗をより防ぐことができます。実践
上記のプロセスを経て、日頃の考え方や行動を修正し、同じ失敗を繰り返さないように、意識や行動をします。
そして、日頃の業務で、自分を信じて、また実践を重ねます。
皆さんの中にも、このようなことを考えて、失敗経験や課題を乗り越えてこられた方は、多いのではないでしょうか。
この考え方は、成功経験にも同様のことが言えます。「うまくできた」という経験をした際も、「なぜうまくできたのか」を振り返り、教訓化し、再度実践していく、という考え方です。
次回は、「失敗価値」を活かして成長した企業の事例をお伝えします。
株式会社JEAN
河上 朗
マッケニーさんのCMC Language ServiceのHPはこちら: