調査員物語#102: 「デジタル賃金　予定「なし」88％」

今回は「デジタル賃金　予定「なし」88％」について見ていきましょう。

日経MJ:　　9 Feb,2025  p-7

「デジタル賃金　予定「なし」88％」

これからは「デジタル賃金」ふぁと、騒がれかなり時間が経っていますが、現状はどうでしょう？

基本全く進んでいません。

2024年１０月１４７９社から集めた帝国データバンクさんの資料では「デジタル賃金」に前向きなのはわずか3.8%だとか？

理由は何かといえば：

業務負担の増加：　61.8%

これはどういうこと？

つまり、今までの銀行振込を（併用だとしても）「デジタル賃金」にすると、いちいち労使協定の変更が必要になるためです。

確かに。

制度やサービスに対する理解が十分でない:　　45％

セキュリティ上のリスク:　　43.3%

デジタルマネー　　ー＞　　現金にできない不満

もっともな理由ばかり。

そもそも、デジタル決済の進んだ中国で、川やダムのはんらんでデジタル決済サーバーが水浸しになり全くデジタル決済システムが使えなくなる事件もあり、大パニック発生。

そもそも日本では「デジタル決済未対応」の店も多く100%デジタル通貨にすると、実は問題もたくさんあります。

月に現金を使う回数がほぼ０回の私も「デジタル賃金」はなんか、嫌ですね〜。