調査員物語#67: 「「アンファショナブル」が最先端」 <- 現実は社会の二極化
今回は「「アンファショナブル」が最先端」についてコメントさせていただきます。
日経MJ: 17 May,2024 p−1
「「アンファショナブル」が最先端」
こちら米国マーケティングで知られるパタゴニアさんが「アンファショナブル(ファッションは私達に関係ない)」というキャンペーンを国内外で初めたということいなっています。
そのこころは
1.流行を絶えず追いかけること、特にファッションのやり方は地球に特に有害のため
2.流行に左右されない、高品質かつじょうぶな服を長く着る
だそうです。
とはいえ、コレって金持ちがあまりにも増えすぎ高級品を着飾り自慢する意味がなくなったとも取れますね。
例えば、アップルの生前のジョブズさんやMetaの創設者ザッカーバーグさんの服装を見てください、2人ともビリオネア(billionaire: 10億ドル以上の資産を持つ)ですが、いつもジーパンにTシャツです。
詰まる所、スパーお金持ちの世界では、高級品を身に着けているのは成金の象徴ぐらいにしか考えていないかもしれませんね。
世の中、変わったものです。
参考データ:
Life Insider: 14 Oct,2022
過去30年にわたり、アメリカの裕福な世帯はさらに裕福になり、それ以外の人々は、いまだ大不況(Great Recession)から抜け出せていない。
アメリカで上位10%に入る世帯の富は、1989年から2019年で約60兆ドル(約8700兆円)増えた。一方、下位半分の世帯は、同期間でわずか1兆ドル(約140兆円)増だった。
2019年のデータですら約60兆ドル(約8700兆円)ときたものです、これじゃ高級品を身に着けて自慢にもできません。
検索キー: アメリカの下位50%の世帯は、国全体の富の2%しか持たない…上位1%が3分の1を保有
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