調査員物語#14: 「ChatGPT#11: 巷ではシンギュラリティ一が 2045ー>2025年に早まったとの噂」 <ー 実際どうなのよ、現在の人口知能の立ち位置、個人的見解
今回は「ChatGPT#11: 巷ではシンギュラリティ一が 2045ー>2025年に早まったとの噂」について取り上げます。
/* シンギュラリティ2045年とは?: 米国の未来学者レイ・カーツワイルさんのお話で、シンギュラリティは、正確には技術的特異点(Technological Singularity) = 「人工知能(AI)の知性(性能)が地球上の全人類の知性を超える時点」 & 「人間の頭脳では予測不可能な未来の始まり」 それが2045年あたりの予測*/
ところが...
現在、一部では人工知能のシンギュラリティがChatGPTなどの人口知能の出現により2045年から2025年になったとささやかれています。
あの落合陽一さん(筑波大学 図書館情報メディア系准教授、なんと落合信彦さんの子孫)もそう言い始めています。
では、現実今はどの時点なのかについて少し述べさせていただきます。
現在の人工知能は、まだ人類の作った遺産を読み込んでいる途中だと思います。
いくらChatGPTが賢くとも、実際は人間が作り上げた遺産を読み込み、検索し組み合わせなどで回答しているだけで、そこには絵も含まれます。
結果、人工知能が自分で人間の様に無からチェスや将棋のルールを考え付いた訳ではありません。つまり人工知能がいくら「チェスや将棋」が強くと言っても人間のルールの中で、人間の「手」を研究し人間に勝っているだけです。
しかも、「人工知能の意思ではなく誰かの命令」で。
人工知能が自分の意思で「チェスや将棋」にかたなきゃと思ったわででもありません(笑)。
以前、2011年より東ロボ君プロジェクト(国立情報学研究所)といものがあり、人工知能に東大の入試問題をとかせ、人工知能を東大に受かるレベルにもっていこうとしていましたが、何年かけてもどうしても英語・国語の問題でひっかかり、東京大学の試験に合格できませんでした。
/* この情報、なぜかブロックが多くあり、あのChatGPTも「知らぬ」だそうです。 不思議。 Wikiでは、このプロジェクトは継続な感じですが、実際は打ち切りなはずです。 実際、最近の資料が検索に引っかかりません。 */
ただ、当時はDeeplerningのシステムもなく、現在のChatGPTの受け答えは人間と区別がつかないレベルになっているため、同じプロジェクトを今立ち上げれば、別の結果の可能性もあり、必ずしもシンギュラリティは来ないとも言い切れない状態です。
もし、巷で話題になっているシンギュラリティは2045年から2025年になったという世界が来るなら、そんな世界を皆さんと共有してみたいです(笑x2)。
繰り返しになりますが、人工知能が、おりこうさんなのは単純に雑誌などのデータを大量に読んでいる為です。 数学が出来るのは、数学の教科書を大量に読んだり、問題集をまず読ませデープラーニングでパターン検証している為だと思いますが如何でしょう?
つまり、今のところは人間の作った遺産(データ(ニュースを含む))を読み込み「統計検索」&「確率論」で回答をしているだけ。
従い、偏ったデータばかりを読んでいると、人工知能の回答内容も偏ってきます。
例、米国の実験で、新聞の犯罪記事大量に読ませ、とある事件の容疑者を特定せよ、と命令したところ人工知能がアフリカ系人を選出し、それが間違いであり、問題になったという話がすでに出ています。
現在の人口知能はまだ「人類の遺産をデープラーニングでパターン学習(データ読み込み)の最中で、読み込むデータが「枯渇」した時点で」何らかの回答が出てくると思われます。
それまでは「あーそっ」レベルです。
どちらにしても、どんな結果になるのかは2045年まで待つ必要はなさそうです。 恐らく、ここ数年でなんらかの回答が出てくると思います。
東ロボ君になるのか、ターミネーターに出てくるスカイネットシステムにななるのか、マトリックスに出てくる人工知能になるのか?
答えは、もうすぐ出ます。
X-Files風なら
The truth is out there(真実はそこにある)
ですね~
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