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恋愛 英語クラスの放課後物語#54:  「「恋の予感」翻訳の頭痛」 <ー 上手く翻訳できない件

今回は「「恋の予感」翻訳の頭痛」について取り上げます。

先日アップしました、「恋の予感」なのですが、実は奥深く頭痛なのでした: ↓

英語も頭が痛いのですが、日本語の繊細なところも表現上かなり頭が痛いのでした...

一般には

・presentiment of a romance
・shadow of love

で、良いんじゃね~

ということになっているのですが、少し深堀すると...こんな意見が:

とある英国人(本職が日本語翻訳)が訳すには

Love at first sight

とか?

ま、私が見ても違う気がするのですが、その英国人上司曰く

「Love at first sight」は「恋の予感」ではないのでやり直しと...

と言うのは

「Love at first sight」は、既に恋に落ちた状態。

「恋の予感」とは「今後もしかしたら、相手を好きになるかも知れない状態」でまだ恋に落ちていない。

確かに。

そしたら、その英国人は

I might have found love.

ん~

これなら確かに、意味が近いですね。

ただ、これだと「恋を既にしている様態」にてNG.

「予感」を英訳するなら

Sense / Feeling?

Feeling in love. 

Ingなのでこれはしている状態。

そもそも「恋」の意味は?

「恋」とは?

リービ英雄さん(欧州系米国人で、日系人ではない)によると、万葉集では:

「恋」とは「好きな人に逢いたいけれど会えない、また、会いたいがあってくれない、そんなもどかしさ」

お~

昔の日本人が分かりやすく説明してくれていました。

とすると、英語では

「Longing」 / 「Yearning」

つまるところ

「恋」は「Love」での代用は不十分。

BBCだと

「恋を予見する」はもう「The "untranslatable" Japanese phrase that predicts love"」とかで、とりあえず翻訳すると

The feeling upon first meeting someone that you will inevitably fall in with them.
(初めて誰かにあった時の、その人と間違いなく恋に落ちるであろうという感覚)

に行きついたとか。

Plotさん的には、いくらニュアンスが伝わっても、これじゃ長すぎて口語では使えないと思います。

そもそも「前後の状態」がわからないと上記があっているかどうかもわかりませんよね~

知り合いなのにある時を境に「恋の予感」を感じる時もあるかもしれませんしね~

ということで、Plotさんが行きついたのは最初にもどり

・presentiment of a romance
・shadow of love

で、めれたしめれたし。

実際は、英訳不可能で説明するしかないものので「しょうがない」ので割り切るという結論です。

YOUTUBE検索キー: 【海外の反応】英国人「日本だけ異常…」イギリスBBCも取り上げた日本語の特殊性が話題に!

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