男女の物語(国際版)#7:「国際ロマンス詐欺」 <ー まだ引っかかっているんですか?
今回は「国際ロマンス詐欺」について取り上げて見たいと思います。ニュースを見てみると、AIが「国際ロマンス詐欺」をレコメンドしてきました。
ころなのせいでまたも「国際ロマンス詐欺」が流行しているそうです。
これは、本BLOGの立場上、WEB/BLOGの立ち上げ記事を書いている場合ではなく(笑)、コメントをする必要性にかられ軽く一筆させて頂きます。
そもそも、「国際ロマンス詐欺」とは?
「国際ロマンス詐欺」:インターネット 上の交流サイトなどで知り合った海外/国内の相手を言葉巧みに騙し、恋人や結婚相手になったかのように振る舞い、金銭を送金させる手口で国際版男女間の振り込め詐欺 。 送金ではなく現金を直接渡すときもあります。
別名、国際恋愛詐欺、 ナイジェリア詐欺 などとも呼ばれます(そういえば昔は、ナイジェリアから(嘘)投資しませんか、とかXX万ドルあたりました、とかの英語E-mailが来ていましたね(笑))。
当たり前ですが送金した場合、現状では事後に金銭を取り戻せる対策はほとんどありません。
なお、警察に被害届をしても返事だけか、事件として受理しない可能性もあるらしくますます要注意です。
日本で、引っかかるのは殆ど女性でケースで下記の2つでしょうか?
1. ご近所の国の方が、$がないので少し貸して...と、恋愛を担保に持ち掛け、結局ドロン。
2.米軍兵士を装い、上記と同じ手口。なぜ、米軍兵士を装うのか? これは米国軍人が信頼があるからです、と被害者は口をそろえて行っています。では、実際、米国軍人がそんなことをするか? 回答「しません」身分の偽称です。 詐欺師も、そのことを知っていて偽装米国軍人を装っています。
個人的に知っていた米国軍人たちは全員プライドがあるので、そもそも「女性に$など恥ずかしくて」借りません。本当に$が必要なら同僚から借ります。
米国軍人からしたらいい迷惑です。
普通の男性でも、「男の意地と言うものがあり」¥が無いからと彼女に借りたりしないと思います。当恋愛 英語クラス シリーズの後輩男子社員を見ればわかるではありませんか?
それはともかく、「国際ロマンス詐欺」の例としては:
偽装詐欺彼氏: 「財布をなくして、かなりのお金を失ってしまった」
日本人彼女: 心配で「困っていない?」
偽装詐欺彼氏: 「ん~ 少し困っている。本国(米国)でお母さんがぐわいが悪いので帰国したいんだ。 20万円、いや15万円で良いから貸してくれない?」
日本人彼女: 「分かったわ、じゃお金がないとお母さんも困るでしょうからとりあえず20万円渡すわね」
偽装詐欺彼氏(ケース1): そのままドロンし、次のターゲットを探す。
偽装詐欺彼氏(ケース2): 一度$が引っ張れると分かったらとりあえず最初の20万円を返し、信用させ、似たような理由で$を引っ張り続けて最終的にドロン」
偽装詐欺彼氏(ケース3):ごめん、後で返すからもう少しかしてれないと毎回$を引っ張り、もう貯金もなさそうと確認取れ次第ドロン。
日本人女性、連絡がなく「何かあったのかしら」と騙されたことも知らず、心配しながら待つ。
実は、日本人男性バージョンもあります。
近隣諸国女性と日本人男性との結婚相談所で、自分の好みのタイプを見つけた男性、お付き合いの後ついにコールインで結婚生活開始。
結婚生活2-3年後「ある日残業で疲れて帰ると、部屋が真っ暗」心配する旦那様。知人に電話でも、行方不明、そこでまた心配。
調べた結果、妻は本国へ帰ってしまった。
なぜでしょう?
「旦那の貯金で、自国で優雅に長期間すごせるので、旦那の貯金を全額引き出し自国へ持ち帰り、本来の自分の家族と生活。 つまり、最初からこの女性はそれが目的の結婚でした」
日本人の旦那: 「僕が彼女になにか、気に入らないことでもしたのだろうか?」
こちらバブルの時の話ですが、救いようがありません。国際結婚するなら、相手の文化や言葉も理解していないとがいかにトラブるかもわからず「相手が悪いのに、詐欺師に対し「僕の/私のなにが悪かったの?」という馬鹿げた発想しか出てこなくなります。
「詐欺が善人で、騙された私が悪い」とう発想は捨てた方が良いと思います。そのような判断は、誰も褒めません。
もともと、国際業務専門だったので似たようなケースを履いて捨てるほどみてきました。 警鐘を鳴らすために「男女の物語(国際版)」のマガジンを始めたのですが、あまりに情けないので少しだけ書いて途中で趣旨を変えました。
気が向いたら、「男女の物語(国際版)」の最初の方をご覧ください。 どのぐらい情けないか...
繰り返しになりますが、「国際ロマンス詐欺」にひっからいためには(というか、国際恋愛の基本は):
1.相手の言葉を理解する
2.相手の文化を理解する
3.相手の本質を理解する
ジャーナリズム論ではありませんが、相手が「愛している」と言ったら裏を取るべきです。 裏も取らず「国際ロマンス詐欺」に引っかかり1000万円ほど取られても、文句は言えないと思うのですがどうなのでしょうか?
よろしければサポートをお願い致します。頂いたサポートはライター活動(取材など)に生かし、皆様に記事として還元させて頂きます。