『止んでしまうまで』
恵みの雨なのか
きっと、誰かの涙なのだろう
急に降り出した雨
泣き止むまで待つしかない
無理に出掛けることなく
今はマイペースが罷り通る
許される限りの時間を使い
待つことにする
鳥や虫たち鳴くことを止め
マイホームで静かに過ごす
ぴょんと跳ね返る水滴を見ると
瑞々しさを感じて
ぎゅっと、頬をつねってみた
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