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『端的には語れない』

昔からあるもの、代々引き継がれて

いざ無くなると、寂しくなったり

時には無性に、悲しくなったりするもの

郷愁という言葉で表現すると、それまでだが


理路整然とした、端的な言葉ではなく

古ぼけた写真を、ぼぅっと眺めるような

どことなく朴訥で、稚拙な表現であっても

懐かしい気持ちと共に、伝えたい時ってある


あの味、あの色、あの恋、あの愛のようなもの


見た目的に、色褪せたセピアなものであっても


懐かしい気持ちを忘れない


恋しい気持ち


愛おしい気持ち


あの懐かしいパッケージは、忘れない、忘れたくない


瞳に焼き付いて、離れないから





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