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ま、ま、ま、

波間、人の間、時空の間 「間(ま)」に無性に心を奪われる。 そこには無限の可能性があるようで、 とはいえ何かの間。限りもあるはずで。 それは例えば夏の訪れを感じた時、これから起こる無限の楽しみに思いを馳せ、 そして夏の終わりを感じながら、寂しくも振り返るあの時の感情に似ている。 波間 私の人生の砂浜には数知れず大きな波が打ち寄せ、それに翻弄されている間に時が過ぎてゆく。今も波と波の間にあって、さっきまで翻弄されていた今はなき波の姿を思い出そうと必死になっている。 そして

    • 星が綺麗な夜だから

      どうも皆さんこんばんは。お久しぶりです。3か月もの間、地中深くに潜っておりました。 いや、むしろ竜巻に飛ばされて、いつもいる地上から離れ、ふわふわとどこに寄る辺もない空中に放り出されていた、というほうがあっているかもしれません。 自分から始めたにもかかわらず3か月も留守にするとは、なんとも恥ずかしい限りですが、でも本当に、地に足が付いていないときというのは驚くほど言葉が出てこないのです。言葉を出そうとしてもうまく出てこない。絞り出す言葉は何とも不安定に揺らぎ、口に出した瞬

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