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ガレージがDIYで大変身!オーロラキッチン【個性派物件でお店はじめました】
墨田区は、実に様々な物件があり、それをうまく活用してユニークなお店を開いた方がたくさんいます。このコーナーでは、一風変わった物件でお店を構える方をご紹介。今回は、京成曳舟駅の自然派カフェ「オーロラキッチン」で、店主の小鯛さんにお話を聞きました!
上:店主の小鯛夕希子さん
下:オーロラキッチンのエントランス
見つけた物件は、元婦人服店の倉庫
元々近所にあるご自宅でカフェしていた小鯛さん。在宅で仕事をするご主人の仕事場を探していたときに、不動産屋からこの物件を紹介されました。
2階建の戸建てと、そこに隣接するガレージがあり、1階とガレージが貸し出されていました。ガレージは元々婦人服店の倉庫だったので、壁と屋根だけある空間。
ビフォーの様子
「中に入ってみたら意外と広くて。家が手狭になっていたこともあり、主人の仕事場だけでなくお店も移転してしまおう!この広さなら、今できていないこともできるんじゃないか、と閃いたんです」と話す小鯛さん。
役所などで調べたところ、ここで飲食店ができそうだということが分かりました。そこからはお店作りがスタートします!
基礎工事以外は、店主とお友達でDIY!
電気や給排水などの設備と基礎工事はプロに依頼。
大工さんに依頼した基礎工事の完了時
その後は小鯛さんがお友達とDIYで仕上げました。
母屋の外壁がむき出しになっていた壁にはベニヤをはり、その上から漆喰塗料をペイント。棚をつくり、天井に布をはりました。工事期間は、全体で1.5ヶ月ほどで完成です。たくさんのお友達が手伝いにきてくれたので、早かったと話します。
もともとシャッターだった入口は、細いサッシが印象的なガラスの引き戸になりました!
完成した店内の様子
ご近所さんとふれあい、一息つける場所
現在お店には、小鯛さんのつくる美味しい焼き菓子だけでなく、小鯛さんのママ友である作家さんたちによるアクセサリーも置かれています。ここはみんなにとっての「表現の場」でもあるのです。
最後に、お店への想いを聞かせていただきました。
「以前のお店は震災後に、新店舗は新型ウイルスが流行り出した後に開きましたが、その都度人とのつながりに飢えていたことに気づきました。こういう時期には”立ち寄れる場所”がすごく必要。誰もがふらっと足を運べる、『憩いの広場』になったら嬉しいです。」
小鯛さんの笑顔に迎えられ、ご近所さんとも気軽に会話ができる温かい空間。ぜひお近くに行ったら立ち寄ってみてください!
オーロラキッチン(京成曳舟)
住所:墨田区京島3丁目62-2 1F
営業時間:火~土 12:00~18:00
HP:http://aurora-kitchen.jp/
取材・執筆:及川静香
バナーデザイン:おおのあやか/田川貢