コロナに殺された"場"を復活させて、新しい時代のアソビ体験で人と企業を元気にしたい。オンラインチームビルディングサービス「バヅクリ」を立ち上げた想い。
こんにちは。
アソビのスタートアップPLAYLIFEの佐藤太一です。
コロナの影響で、広告事業とメディア事業にかなりのダメージを受けましたが、なんとかみんな元気にやっています。
レジャーや旅行系の事業をやっている会社は本当に大変ですが、
うちはゴールデンウィークを返上(延期)して
全員全力、全速前進で新規事業を立ち上げていました。
そしてついに、新規事業である「バヅクリ」の立ち上げにこぎつけました。
今回は僕らのここまでの軌跡と
新規事業「バヅクリ」に込めた想いと未来を語ります。
アソビで「この世から孤独を無くす」PLAYLIFEのこれまで道のり
9年前に駅のホームで自殺未遂したことをきっかけに始まったプレイライフ。
その時に走った走馬燈は、子供の頃に秘密基地を作った仲間との思い出。
それをきっかけに、「人生はアソビでできている」と悟り、アソビで起業をした。
貯金3800円の状態から
7社のコンサルの仕事をやり、
1社の上場責任者もやりながら
3年半かかって、自己資本でメディアを立ち上げた。
働きまくって倒れた先に見えたのは「仲間との幸せな時間」ーー破天荒な起業家のつくるPlayLifeが興味深い | thebridge.jp
そこから資金調達して
プランナーと編集体制を拡大させて
メディアパワーを月間300万UUまで増やして
広告事業を立ち上げた。
メディアを成長させる過程で、サイトのデザインもどんどん洗練されていった。
遊び体験の実名投稿サイト「PLAYLIFE」が1.3億円の資金調達、地方展開も視野に | TechCrunch Japan
広告事業は悪戦苦闘したが、
ストック型のビジネスモデルに切り替え
アフィリエイト/アドネットワークの最適化や、コンテンツマーケティングを軸にメディアビジネスの王道を貫いてきた。
ホテル/旅館向け差別化集客支援(コトプロ)
体験で選ばれる宿をつくる。 ホテル・旅館の自社集客サービス体験で選ばれる宿をつくる。ホテル・旅館の自社集客サービス
このまま、メディア企業としてIPOまで走ろうと思っていた。
メディアの先に見えたもの
創業以来、
メディア=情報をメインに
アソビのノウハウを中心に事業を進めてきた。
アソビの集合知を創れば
みんなが心から楽しめるアソビができる。
そう信じて、一心不乱に取り組んできた。
でもそれは違った。
ぼくらよりも大きなメディアは腐るほどあるし
そもそも
PLAYLIFEのユーザーニーズやユーザーペインを満たせているのだろうか。
そんな疑問が頭をよぎるようになった。
そして、ユーザーの様々な声をもとに、
「何をして遊ぶか」より「誰と遊ぶか」
のほうが100倍大事だと気づいた。
自分の楽しかった思い出を要素分解していくと、それは明白だった。
インスタ映えするカフェ
食べログ4.0のお店
ディズニーやUSJ
南の島や海外旅行
たしかにこれらは、非常に魅力的な場所だ。
でもそれよりも
体験と価値観を共有できるヒトのほうが大事なのだと。
経験や記憶を価値あるものにしているのは、その時一緒に体験を共有した”誰か”だ。
このnoteを読んでいるみなさんもちょっと思い出してみてほしい。
楽しかった思い出は、大切な”誰か”と一緒であるがゆえに楽しかったのではないか。
そう考えた僕らは、「遊部」を立ち上げることにした。
遊部は「遊び、学び、つながる」をテーマにした遊びのコミュニティ。
アソビの幅を広げて持続的な学びとつながりを創れる場所だ。
毎日に彩りを与えてくれるエンターテイナーのようなヒトが
アソビの体験価値を最大化してくれると考えたので、
さまざまな遊びのプロである「部長」が中心となって、
毎週「学校遊び」「BBQ」「釣り」「寿司作り体験」「カート」「ドローン」「ボードゲーム」「筋トレ」「ダンス」「飛ぶ」など、
1人ではハードルが高い遊びを通して、
学びと友達作りができるサービスとした。
遊部立ち上げ後は、個人会員も企業との取り組みも順調に盛り上がっていた。
しかし、世の中の状況が一気に変わってしまった。
そう、新型コロナウイルスだ。
コロナが人と人のつながりを壊した。
この病の一番やっかいなところは「見えない」ということ。
「見えない」が故に恐怖を想像させる。
そして人と会えなくなることで孤立し、
孤立は恐怖の想像を助長させる。
しまいには、コロナだからしょうがないという無気力を生む。
やり場のない恐怖と絶望がこのウイルスの本質だ。
このことは社会的に何を意味するか?
いうまでもなく、
人の動きを止めてしまうので、
・消費/生産活動の停滞
・休職/失業者の増大
・技術革新/教育の遅れ
・ストレスの増大
など、様々な負の影響を及ぼす。
そして、なによりも、人と人とのつながりが失われてしまうことが一番の問題だ。
「誰と遊ぶか」が重要なアソビ。
そしてアソビで「この世から孤独を無くす」ことを目指す僕らにとっては
人と人のつながりをなくし、社会を孤独にするコロナはまさに天敵だ。
社員10人にも満たない僕らだが
日本で唯一のアソビのスタートアップとして
アソビでこのコロナに立ち向かう方法はないか。
社会に少しでも貢献できる術はないかと試行錯誤した。
1ヶ月で約80社+50人ものヒアリングを重ね
苦しみながら方向性を見出し
新規事業を立ち上げた。
人が集い、アソビ/学び/つながる場を復活
アソビで世の中の問題を解決する僕らができること。
コロナが壊した人が集まる"場"を復活させよう。
さらにただ集まる"場"ではなく、
オンラインとリアルでアソビ・学び・交流できる"場"を創り
個人の日常生活と企業の組織力を向上させて、
社会を元気にしよう。
そうした想いを込めて創った新規サービス。
その名もオンラインチームビルディングサービス「バヅクリ」。
人と人とのつながりを復活させる鍵は、"場"にあると考え、
"場"を豊かにするために、アソビ・学び・つながる要素を加えた体験プログラムを提供する。
プログラムのテーマは「対話」、「発見」、「共創」
この3つの要素をアソビを通じて体験することで、
個人の自粛/テレワーク課題:孤独感、ストレス、運動不足
企業のテレワーク課題:エンゲージメント(一体感)、コミュニケーション
を解決する仕組みだ。
現在18部活で100プログラムを展開している。
ユニークなのは司会者がいるということだ。
司会者がいることで、参加者は大きな負担を感じることなく、プログラムを体験することができる。
まだまだ改善点は多いがトライアルは20社実施したアンケートで
大変満足した、チームの結束が強くなった、お互いの相互理解ができたと
参加者の90%が答えてくれた。
このnoteを読んでくださっているであろう、経営者・部門責任者・人事担当者の方々に共通する悩みは
・オンラインやリアルイベントを企画運営する手間
・そもそも社員に元気がない
・自粛生活で豊かさと出会いがない
・テレワークで部門の横のつながりが希薄になった
・帰属意識と愛社精神が薄くなってきた
・ZOOM飲みに飽きたし参加しない人が多い
などだと思う。
ポジショントークになってしまうが、
こんな課題に最適なソリューションが「バヅクリ」だと思う。
これは、社内イベント、飲み会、研修、福利厚生の代替に当たる。
オンラインで「チームビルディング」と「ウェルネス」を実現できる
おそらく日本で唯一のサービス。
さらに、エンゲージメントツールと併用すると効果を定量化することができる。
バヅクリが目指す未来
誰かと繋がる。
つまり、「ヒト」が最高の「体験」になり、人と企業をしあわせにする
そんな世界を目指している。
僕らが目指すモデルはこうだ。
世の中に存在するすべての
アーティスト、スポーツ選手、パフォーマー、専門家、
先生、農家、漁師、大工、職人、技師、画家など
その道のプロまたは専門スキルを有するヒトたちを集め
アソビ・学び・つながりのスパイスを加えて
チームビルディングとウェルネスのプログラムを開発して
個人や企業に提供して社会を底なしに元気にする。
バヅクリは、もちろん物理的な距離を問題としない。
住んでいる場所に関係なく、人と人がつながることができる。
つまり、ヒトを通じた地方創生にもつながる。
さらには日本創生を目指していきたい。
ディズニーのように施設(モノ:アソビ1.0)を持つのではなく、
JTBのようにアクティビティ(コト:アソビ2.0)だけではなく、
生活に彩りを与えてくれるエンターテイナー(ヒト:アソビ3.0)の時代が
間違いなくやってくる。
アソビの価値として、おもしろいヒトと遊ぶことは本質だ。
そしてヒトアソビは必ずしも移動を伴うこともない。
コロナが一定落ち着いたあとの、WITHコロナ、AFTERコロナの時代でも生き残る体験となる。
このバヅクリの体験を世の中に広げて、
個人と企業を活性化するだけではなく、
バヅクリを提供する部長の雇用創出(特に地方)、
ヒト体験による新産業の創出を実現して
コロナで荒廃したニュースタンダードの世界に貢献することを誓う。
少しでも共感して頂けたらメッセージをお願いします。
仲間とアライアンス同志は常に募集しています。
以下からリクエストとメッセージをお願いします。
https://www.facebook.com/playlife.taichi.sato
PLAYLIFE・バヅクリ代表 佐藤タイチ
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