ここ最近の「(北欧諸国)4時に帰る」などのタイトルの本を深堀してみると、、5つの共通点があった!
Goddag! Keikoです!
前回の記事でMaikoさんからの質問「ギャップイヤー」ですが、取ったことないですが、よいなーと思っております。
今日はそのギャップイヤーにもつながる、ここ最近本屋さんや電車の広告で「XX人はXXX」「XX人は4時に帰る」みたいなタイトルを深堀りしてみます。
デンマーク、また北欧的な価値観オタクとしていろいろと調べて読んだりしていたのですが、共通点があるなーと思ってます!
わたしのお気に入り書籍はこちら:
デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか
フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか
クリスチャニア 自由の国に生きるデンマークの奇跡
さらに漫画を読んで面白かったのが、こちらの本。フィンランド好きが高じて、フィンランドに移住し、フィンランド愛溢れる本です:
北欧こじらせ日記
(けっこうシリーズが何冊もあります。)
そちらをご紹介しつつ、、最後にご紹介をしたいのは、ここ最近読んで衝撃をうけたのが「最後はなぜかうまくいくイタリア人」。これは「ものごとは、そもそも思い通りに行かない」という前提のもと、「こうなったらいいな」を実現させるためにやり遂げるという精神があるとのこと。。。 これまた北欧とはまったく違う価値観で、ぜひご紹介したいです!
が!まずは最初は北欧編ー!
1. 1年は11ヶ月と考える
私が国として箱推しをしている国々は、、ここ最近気がついたのですが、「1年はそもそも11ヶ月である」と考えているようです。
有給休暇が1ヶ月以上あり、それを実現するためには、そもそも1年は12ヶ月あると考えない。1ヶ月きちんと休み切るためには、どう11ヶ月で仕事を回せばいいのか、と計画をたて、実際に実行をしていく。
よって、朝は早く行き、夕方は16:00ぐらいに帰る。そして主な通勤手段は自転車。なので、朝、夕方ラッシュは自転車で大変なことに。橋などは、「高速自転車レーン」と「普通スピードレーン」があるとのこと。ちなみに、、電車に「自転車専用車両」があります。自転車ありきで、他の公共交通も利用して通勤しているようです。
しかも、ここ5年で、コペンハーゲンでは自転車専用の橋が大量にできて、現在20橋あるそうです。5年前は2つしかなかったのに。。。自治体もサーキュラーエコノミーにめっちゃ真剣。国民も自分ごと化。とても素敵だなーと思ってます。
書籍の中にも書かれていたのですが、IMDが発表をしている「世界競争力ランキング」においてもデンマークは毎年上位にランキングし、2024年は3位でした。ただし、経済の生産性や効率性は断然の1位。それはもしかしたら、この休むを大事にしているところから来ているのかもしれませんね。
2.自分の時間、休むことをお仕事と同じぐらい大切に考える
Hyggeという言葉をご存知かと思いますが、「居心地がいい空間」や「楽しい時間」という意味で、もう、これはデンマークでは、ものすごく大切なコンセプト、価値観だそうです。
ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方
という本にも詳しく書かれてますが、どう自分をリセットして、考えたり、大切な人々といい時間を過ごしたり、食したり、、、Hyggeを実現させるためには、どんなこともする!と。キャンドル消費量も世界でもトップ層。そして、Hyggeを実現させるために、Pastryなど甘い美味しいお菓子の消費量も世界一みたいな感じだったかと。。。1人でも、みんなでも「いい時間」を過ごして、リチャージすること。だからこその生産性、効率性No.1につながるのかもしれませんね。
フィンランドやスウェーデンでも「自分の時間を大切にする」は共通で、みんな16:00ぐらいの夕方には帰るのが当たり前とのこと。私たちも朝早く起きて、早く帰って、自分のMe Timeを持つのもいいかもですね!どんなMe Timeができそうですか?
(Me Timeに関する本もおすすめ!「マイタイム 自分もまわりも幸せになる「自分のための時間」のつくり方」)
3.フラットな組織、助け合い精神
ここは私がここ最近お仕事を多くしているフランス企業にも共通をしているなーと思っているのですが、専門家として仕事をする。
そもそも、会社に入る前に、ギャップイヤーなどで様々な経験やスキルを取得している人が多く、専門的な勉強をしているので、就職をしたら「エキスパート」として働くのが当たり前。そして上司は「相談できる人」「アドバイスをくれる人」「何かあったら責任を取る人」であるとのこと。よって、マイクロマネージメントはほぼなく、ゴールに向けて、どうお互いエキスパートとして働くかというのが主な働き方。
MTGはなるべく時短で、その場で意見を言って、決めるというようなアクションが伴うことが多い。発言しないで座るって、、あまり考えられないかも!
それはやはり「心理的安全性」があるからできるんですよね。知らないこと、不安なことをそのまま話せる。そして、そんな時は誰かが助けてくれることも。
私も前職で、この「心理的安全性」「お互いの強みを使ってはたらく」を体験し、、もうこれしかないなーと思ってます。実はこれが「生産性を上げる一番の要因」みたいですよね(Googleの調査によると!)
4.コーヒーとカルダモン&シナモン&黒パン
そして、北欧の各国に行くと、至る所にカフェが点在し、「カルダモンパン」「シナモンパン」がセットで食されてます。
実は不動産で家の内見をする時も、そこで、「パンを焼いて、その香りを嗅いでもらう」と気分がよくなり、不動産の成約率がアップするとか。パンの香りには、何かしら、幸福度を高めるものがあるのかもですね。たとえば、優しさ、暖かさ、ゆったり、リラックスなど、、それがけっこう北欧カフェではめっちゃ感じます。
SwedenでもFikaという言葉がありますよね。10:00 / 15:00に同僚、友人、家族でスイーツやコーヒーなどで一息すること。これはめちゃくちゃよいようで、「一息ついて効率性を上げる」「そこでSmall Talkして関係性を高める」「情報交換などをする」のが目的だそうです。
さらにシナモンやカルダモンは血流をよくしたり、抗酸化効果もあるとのこと。食べ過ぎはあれですが、、寒い国だからこそ、スパイスを入れて、リラックスしながら、体を温めているのかもですね。さらに黒パンの存在も!ライ麦入りで、本当内臓も喜びそう!(腸活!)これは我々も家や職場で取り入れられそう!
ちなみに、私の大好きな店はこちらです!
- カルダモン&シナモンパンが大変なことに!激うま:Juno the bakery
ここのコーヒーも本当に美味しい!:Prolog Coffee
番外編:PrologとJunoがとても近くにあって、どちらも買って公園でコーヒーみたいなことも。ちなみにProlog CoffeeにはJuno the bakeryのパンが売られてます!
実はK pop/K dramaも好きで、一番の推しはBTSなのですが、2PMも好きなので、Junoパンにあやかり、2pmメンバーのJunoの写真とともに、、以下パチリとしました。
5.逆境(暗い冬)があるからこそ、イノベーションが生まれる
デンマークではグルントビさんが、国民全員に教育を受けさせ、国を再興するとなった時ぐらいから、「国民を明るくするには冬タイムも室内を温かく、リラックスする場所に」という国家の戦略となったそうで、、それで、今世界でも名を轟かせている「デンマークデザイン」が確立されたそうです。
人は(光など)明るいと、ビタミンDの生成だけでなく、楽しくなりますよね。なので、ランプ、家具など、「家の中がさらにHyggeでHappy」になるものが生まれたのです。
フィンランドを見ても、マリメッコやAaltoなど、マリメッコのビビットな色やAaltoの気持ちいい、使い心地のいいデザインなど、本当に「冬が長い」からこそ生まれたものなのかもですよね。(さらにフィンランドやSwedenは森が深いので、「自然との調和」がけっこうデザインの中に出てきてますよね)
なので、一瞬ネガティブなものの中から、私たちもクリエイティブに「それを活かす」を視点に楽しんだり、さらにその中でハッピーになるには、どんなことができるかな?という視点で考えることができるかもですね。
おまけ:イタリア人の価値観にびっくり!
ここ最近衝撃を受けた本の一冊がこちら、「最後はなぜかうまくいくイタリア人」。ここに書かれていた、以下のことがかなりびっくりで。。。でも、毎日や人生をさらに楽しめるのではないかなーと思ったりしてます。皆さんはどうですか?
「物事はうまく行くと最初から思ってない」(=よって、焦らない。予定通りいかなかったからといって、イラつかない。)ただ、うまく行かせるためには、猛烈にうまくいくようにする。
「セレンディピティーを大切にする」たとえば、XX時までにXXに到着する予定とあっても、⚫︎⚫︎さんが今来ているので会いに行こう。▲▲があるから見に行こう。となるそうです。一期一会で、その機会はその時しか訪れない。ではどうする?となったら、そのチャンスを掴んで、行動をすると。。
「XX時に開始とあっても、その時間ぐらいというめやすで、大体30分-1時間ぐらい遅れていくのが普通。」日本だと、XX時開始とあったら、その時間までにいきますが、イタリアではアバウト。なので、目安タイムで大体考えるそうです。なので、人が遅れてもイラつかない。そもそも予定通りに進むこと自体考えてない!北欧の1年は11ヶ月戦略と似てますな。。。
「ディナーは食事会に在らず。人脈作りと仕事のDealを固める場所。」なので、食事やドリンクはめちゃくちゃ大事で、一度そこで会う、紹介してもらうと、仕事がやりやすくなる。。ここ最近VCの方々と話すこともあり、最終的には「ビジネスは人脈」と何度もおっしゃってました。。なので、みんな旅に出て、どんどん世界の人脈を広げようー!セレンディピティー的になにか起こるかも?!
書店を見ると「現在人々はどんなことに興味があるのか」が見えてくるな、と思っているのですが、ここ最近この北欧的な本が増えているなーという印象があります。皆様どうですか?おすすめの本があったら教えてください!
Maikoさんへ:ここ最近感銘を受けた本とかありますか?また読書やジャーナルする時におすすめ場所あったら教えてくださいー。
ではでは、素敵な1週間を!
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