もしも、宇宙物理を研究する映画ライターとプロ日本酒農家が、無人島に飛ばされたら | ASOVIVA
大人のための遊び場 「ASOVIVA」 へようこそ
意味のなさそうなことに、何か新しい気付きが眠っているかもしれない。
くだらないものの中に、愛おしさを見つけるかもしれない。
そんなことを思いながら、この企画は始まりました。
常に先を見据え、右肩上がりで効率的な成長をしていくことが求められる日々の中で、ありのままの自分を見失ってしまっていると感じる瞬間もあるのではないでしょうか。
意味があるかないか、役に立つか立たないかを考えることは、一旦置いておいて。
今、自分が面白いと思うことに没頭できる"大人のための遊び場"が「ASOVIVA」です。
突然ですが、無人島にいってください
今からあなたは、無人島に飛ばされます。
3つだけ何かを持っていけるとしたら、あなたは何を持っていきますか?
今回のASOVIVAでは、宇宙物理を研究する科学映画ライターのジョシュアさんと、プロ日本酒農家としてカメルーンで農業をされていたフルタクさんと一緒に、もしもトークで遊びました。
物理と農業。かなりマニアックな知識を持ち合わせている2人は、どのような無人島生活を送るのでしょうか。
※この記事は、ZOOMでの対談に、加筆・修正を加えたものです。
PLAYBLE 運営メンバー:以下 P
ジョシュア:以下 Josh
フルタク:以下 Furu
P ) ジョシュアさん、フルタクさん、本日はよろしくお願いします〜!さっそく、これからお2人と「無人島に持っていく3つのモノ」についてお話ししていこうと思うのですが・・
Josh ) ちょっと最初に確認しておきたいのだけど、「服」とかを含めなかったら全裸になる設定?
P ) いきなり鋭い質問 (笑) 洋服は既に着ているという設定でいきましょう。プラスαで持っていけるなら、何を選びますか?
Furu ) 俺はこの3つかな。
P ) これは(笑) 無人島でも農業しようとしてますね。
Furu ) そう。もうそこで暮らしていくつもりだから、生きるための基盤を作る。「今あいつ無人島いんの?会いにいってみようぜ?」とか言わせたい。
P ) さすが(笑) 確かにしばらくしたら島に馴染んでそうですよね、フルタクさん。
ジョシュアさんは?
Josh ) 俺はこれかな。
一同 ) (爆笑)
P ) あの・・生きる気ありますか??(笑)
Josh )Dr.STONEっていう漫画が、科学の力を使っていろんなものをゼロからつくるストーリなのね。だからこれを参考にして、生きる(笑)
紙とペンは物理をやるため。かのアインシュタインも、紙とペンとヴァイオリンがあれば物理ができると。
Furu ) 砂浜と木の棒じゃダメなの?
Josh ) 砂浜だと消えちゃうからなあ。
Furu ) 紙も途中でなくなっちゃうかもよ?
Josh ) まあ、紙を使い切る前にどうせ死ぬかなあって。死ぬ前に紙で論文書いて、無人島に残しておく。遺書もかけるしね。
P ) 遺書のことまで考えていたとは(笑)
他に「誰か」を連れていけるなら?(偉人も可)
P ) では続いて、もし無人島に「誰か」を連れていけるなら、誰にしますか?
Furu ) それ人間関係はどうなるの?
P ) じゃあその人との理想的な人間関係が築ける、ということにしましょう!
よく聞くのはタレントの武井壮さんとかですけど・・・(きっと、すごい科学者とか探検家とか出てくるんだろうな・・)
P ) え・・(笑)
Furu ) ちゃんと2人で生活していくことを考えると、ね。(笑)
でもなんか、無人島生活って極度のストレスがかかると思うから、逆に嫌いな人を連れていったら好きになるかもしれないよね。
P ) 吊り橋効果的な・・?
Furu ) そう。 むしろ好きな人連れていったら、サバイバル上手くいかなそう。「あいつ(嫌いなヤツ)よりも長生きしてやる・・」って思えた方が、気持ちが燃えて生命力上がりそう(笑)
P ) それはありそうですね(笑)
食糧調達について考える。
P ) やっぱり無人島で生活する上で、一番大変なのが食糧の調達だと思うのですが・・・
Josh ) 例えば、草って人間は基本的に消化できないじゃん。セルロースを分解できないから。ヤギとか牛とかのいわゆる反芻動物って呼ばれる動物は、牧草とかを食べて生活できる。それは何でかっていうと、胃の中に微生物がいるから。そいつがセルロースを分解してくれて草を消化できるようになる。というのを踏まえると、人間の胃の中に微生物を入れて草が食べられる様にするっていうのが一種の方法かなって思ったけど・・(早口)
一同 ) (爆笑)
Josh ) ただ、人間の胃って酸性寄りだからPhが低いわけよ。でもその微生物って結構Phが中性寄りで存在できるから、人間の胃の中では生存できない。だからつまり人間は草が食べれない。
P ) 結果、ふりだしに戻る(笑)
結論:無人島でも楽しそう
どこに行こうが死ぬまで物理をしていたいジョシュアさんと、無人島に定住する気満々のフルタクさん。
涙が出るほど笑った2時間でした。楽しいお話をありがとうございました!(他にも、物理学の紀元・無人島における農業の新発見の可能性・カニバリズムなどの話もしました)
もしかすると、無人島に連れていきたい「誰か」のリストに、この2人をいれたくなった人もいるのではないでしょうか。(ついて来てくれるのかは分かりませんがw)
今後も、ASOVIVAでは多様な興味関心を持った大人たちと遊んでいきます!
皆様とも、またここでお会いできたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
2人のプロフィール
ジョシュア
好奇心のタネ:数学や物理学。数式で表現される世界。
東京大学院理学系研究科。ヨシュアの理系映画記 ( https://joshuascience-movie.com ) 管理人。「サイエンスで映画の世界を広げる」をモットーに映画ライターとしても活動中。
Twitter https://twitter.com/JOSHUA_movie
フルタク
好奇心のタネ:いろんな学びを与えてくれる自然や人。
フリーランスのプロ日本酒農家。地域活性化イベントも数多く手がける。福岡県糸島市出身。カメルーンでの農業経験も。日本酒をこよなく愛している。
Twitter https://twitter.com/furutaku_sakeno
Instagram https://instagram.com/furutaku_nihonsyunouka
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?