猫も 食わない
顧客どころか、現場の職員すら大事にできない施設の風潮にイライラしていたら、ある日、Kちゃんと喧嘩になってしまった。
晩御飯を作っている最中だった。
ほんとは仕事の話なんてしたくもない日だったのだけど、話をふって来られると答えずにはいられない。
そして、「さて、それじゃあ、どうして行くか?」ということを考えている段階の自分に、Kちゃんが、ネガティブ手榴弾をドンドン投げて来る。その気持ちは、凄く分かる。思考が一旦同じところを回り出すと、ずっと同じところでクルクルして抜け出せないのだろう。
しかも、そう言う時の人間というのは、表現力も乏しくなって、失言が飛び出す。そうそう、分かっているんだけどね。
頭では分かっているのに、「なんだと?!今、何て言った?!」と言うふうに、その失言に、さらに火山大爆発の私。
もう、頭に来た。頭に来たぞ。もう、ぜってぇー、一生口きかないんだからな!と。
調理器具の扱いもおのずと乱暴になる。← 喧嘩しても料理中は手が止まらない。
沈黙が続いた。
しかし、次の瞬間、「あ!」と声を出してしまった。
「どしたの?」とKちゃん。
いや、卵を2個割ったら、2個目が双子だったという、ただそれだけなんだけど。
一緒に覗き込んで「わー。」とか「ねー?」とか言っていたら、何だか馬鹿らしくなって来た。
ご飯、食べよ。
そして、今日も食べ過ぎた。
で、なんだったけ? ←これだから、また同じようなことで喧嘩する。
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今日も良い1日でありますように。