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声をかけやすい看護師

声をかけてもらえる存在でいたい。
声をかけやすい看護師でいたい。

今日の担当は誰?
ときかれ、
どうして?
と聞き返すと、
○○さんは、
おっかなくてと返事が返ってくる。

相性もあると私は思っている。
自宅に帰ってもできるよう、
厳しいときもある。
どうとらえるかは、
その人しだいである。

私はいつもニコニコ、
笑顔で余裕のある姿で接していたい。
現実困難なことではあるが、
意識してやってきた。

看護師の仕事は多い。
何人かを受け持ちしたり、
今日はこの人の手術だとか、
この人は病変しやすいから、
気をつけて観ていよう。
メインで見るべき人が必ずいる。

あまり処置などなくても、
入院していることには変わりない。

忙しそうにしているね。
と声をかけられることがあり、
本当は何もないわけではない人にも、
色々問題があることが多い。

平等にしたいのだが、
なかなか上手くできない。
うまく割り切れず、
私がジレンマになってしまう。

セルフケアーとして、
自分が元気になったとき、
まわりを見守ることは大切なことだ。

だから看護者と入院患者様、
お互い見守ることも、
関わりとしてはいいと思っている。

自分でできることも、
お手伝いさんのように、
何でもナースコールで呼ぶ人や、
認知症でナースコールを押しっぱなし、
色々な人がいる。

読み取ることは難しいので、
直接聞いてみることにしている。

相手が傷つくからと、
遠回しに言っても通じないことも多い。
誤解を招くこともあるから、
直接そのままを伝えて、
そのままを受け取るようにしてきた。

管理職になり、
受け持ち看護師から聞く報告と、
私が実際聞くことは違うことが、
よくあった。

患者様も、
日本人特有のこともあり、
看護師の上下関係で発言内容が違う。
看護師には本音は言えるが、
医師には言えないなど、
どこに本音があるのか決めかねる人もいた。

夜間せん妄で入院していた患者様が、
奥様に話してくれたことを教えてくれた。
看護師ランキングをしており、
○○さんは、
処置が上手だからスペシャリスト看護師、
○○さんは優しい看護師、 
的を得ていて面白いなと思った。
夜は柵を叩いたり、
ナースコールの嵐で大変なのだが、
日中の落ち着いたとき、
患者様、奥様、私のホッとした一時、
笑顔で語りあった。

このように私は、
一緒に笑ったり、
泣けたり、
声をかけやすい看護師になりたいと思った。

こういうマニュアルに載っていない、
人間性みたいなことは、
どうやって学んだり、
教えたりしたらいいんだろう。
看護の課題だと思う。

最後まで読んでくれて、
ありがとう。

あなたの役に立てれば、
嬉しいです。







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