70年を超える伝統の味 最高の「乾麺」を目指して
乾麺て最近あまり見なくなりましたよね。
昔は、冷凍食品が普及しない頃は、ラーメンやうどん等乾麺を鍋で湯がいて作っていたのを思い出します。若い方には馴染みがないかと思いますが、日置市にその乾麺の味を70年以上品質を維持し味を追求している会社があります。
今回は、そのこだわりの商品を紐解いていきたいと思います。
●株式会社ヒガシマルとは
日置市に本社を置く株式会社ヒガシマルを訪ねして、食品商品部の六本木部長補佐にお話しを伺いました。
昭和22年に日置市(当時の日置郡伊集院町)で製粉、製麺及び精米業として創業され、乾麺、即席麺を中心とした食品分野へ積極的な進出をはかり、昭和47年からはクルマエビ用配合飼料の製造を開始しました。
◆会社概要
●商品ラインアップ
今回、「うどん丸」、「うどん平」、「侍ラーメン」、「即席鹿児島チャンポン」を取り上げます。
◆うどん丸、うどん平
この商品は、会長さんが創業時に作り上げ、それ以来70年を超える伝統の味を今に引き継いでいます。ともに近代的な設備と伝統的技術で作り上げられた食味、品質ともに最高の乾麺です。
(うどん丸)
丸く太いうどんです。冷やしうどん、焼うどんなどでおいしく召し上がれます。
(うどん平)
平べったいうどんです。釜揚げうどん、冷やしうどんなどなどで美味しく召し上がれます。
◆侍ラーメン
ベジタリアンの方に安心して召し上がっていただける商品として、開発されました。日本のラーメンを世界中の方々に召し上がっていただきたい、という思いで出来上がりました。
化学調味料不使用のスープ、麺は日本の伝統食である乾麺を使用、海外への輸出規制をクリアし輸出を伸ばしています。(アメリカ合衆国、東南アジア、英国他)
◆復興版鹿児島チャンポン
54年前の昭和43年(1968年)に製造された「(有)ヒガシマル食品工業 チャンポンめん」が2020年に「1968復刻版 鹿児島チャンポン」として復活しました。
昔ながらの味わい深い白湯スープに「乾燥エビ」をふんだんに加えたチャンポンです。
●今後の展望
今回ご紹介した商品以外も数多くの商品があリます。
この時期にふさわしい、素麺や麺つゆ、もちろん業務用も品揃えしています。
今後の展望についてお伺いしてみました。
六本木さんは、「これからは、日置市の他の企業とのコラボレーションによる商品開発も目指していきたい」と語っておられました。他の企業さんとコラボすることでどんな商品ができるのか楽しみです。
新しい商品にチェレンジするヒガシマルさん、このチェレンジ精神が70年という長い間企業を存続させた大きな要因かもしれません。
今回ご紹介の商品は、日置市観光案内所アンテナショップでも販売しております。是非お立ち寄りください。