自然の持つ素材を最大限に活かす!土づくりからこだわる陶芸家「松韻窯」の魅力
日本三大砂丘の一つに数えられる「吹上浜」のある吹上町は、海・山・川・温泉と自然豊かな暮らしやすいところです。
吹上の地に窯を開き、この地の土をつかい、器を作り続ける陶芸家:徳田正人さんを訪ねてみました。
徳田さんは、手仕事の温もりを伝えたくて、土を捏ね、陶車を挽き、窯を焚き作陶に勤しんでいます。
地元の土にこだわり、陶土から釉薬まで自分で作っているのには驚きました。徳田さんは、自然が持つ素材の可能性をいかに引き出すかを探求する日々だと話してくれました。
陶器の素地土や釉薬
陶器の素地土や釉薬の原料としては、大まかに珪土(石英)、礬土(アルミナ)の二つに分けているそうです。珪土に属する土石は水に溶けにくく、高温で焼くとその溶融物には艶がある体ということです。
それに対し、礬土に属する土石は水に溶けやすく、高温で焼くと艶がありません。
松韻窯では礬土系の土石を使用しており、粘性がないため轆轤成形までに3年近く土をねかせているそうです。
松韻窯 徳田正人氏 年譜
昨年の展示会
2021年11/26~12/2 京都市 Jasmin 嵐山Gallery
これからの陶芸について
今後は、「土にこだわり続け、自分が作りたい物を作っていきたい、土と戯れたい。」と話す徳田さん。これからの作品が楽しみです。
松韻窯について
松韻窯
鹿児島県日置市吹上町今田701-2
TEL : 099-296-5880
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吹上の温泉の歴史
吹上浜ゴミコレ2021
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