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ATG とかロシアVSウクライナとか

■プーチン大統領に制裁、資産を凍結へ 米、英、カナダ、EU
(朝日新聞デジタル - 02月26日 13:04)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6865400


昨日はクリント・イーストウッド監督『クライ・マッチョ』を観てきました。←写真
キャッチコピーは「今こそ、本当の強さの意味を問う」。これってプーチンじゃね?

誰かが言っているような気がする。「おまい、今般の戦争についてどう思ってんの?」。
うむ。俺はじーっと見ていたぞ、ここ3日くらい。見解というより事実だけまずは述べます。

1、ロシア側
プーチンというかロシア人は、基本マッチョが大好き。だからゴルバチョフが評判最悪で、エリツィンなんなら元KGBのプーチンが評判よろしい。
これはジャパニーズ的感性とは異なる。だって森元(森・元首相)とプーチンは親友ですからね。レイプ疑惑の森元と。
ドストエフスキーやトルストイ、ゴーリキーにチェーホフを読んでもこれは明らか。文学を読むと、それぞれの国民性がわかります。
そしてウクライナは「原ロシア」。ロシアとは、ウクライナのことを指す。そこへもってきてウクライナがNATOに加盟せむとするから、プーチンは攻め込んだわけ。だって喉元に刃を突きつけられたから。しかも父祖の地に。
※我らが父祖の地北方領土問題と同じく、北方領土に決して米軍基地を置かないと日本政府が断言しなければ、絶対に北方領土は戻ってこない。プーチンは、じっと沖縄を見ているからね。
※先年クリミア半島をロシアは奪取したが、これも黒海艦隊の基地セヴァストポリやノヴォロシースクをキープするため。黒海が取られたら、ロシア的には自国の安全保障を揺るがされる。

2、ウクライナ側
ご存知のとおり、ウクライナは元々ソ連邦であった。なぜソヴィエト領になったかというと、上述の通り「原ロシア」であったのと同時に、第二次大戦時、ウクライナはナチス側だったから(本当)。すなわちソ連の敵ですね。
レニングラードの戦い等で、ソ連は第二次大戦時、1,000万人の死者を出した。ちなみに大日本帝国の死者は約350万人。ソ連はその2.5倍、第二次世界大戦の死者は最も多い。
※だから同国では「大祖国戦争」と言います。

ソ連邦崩壊後、ウクライナは実質西側陣営に。チェコやポーランド、東欧諸国が軒並み。ただ、エストニアやスロヴァキア、ブルガリアにルーマニアなどのNATO既加盟国と違って、ウクライナはロシアにとって父祖の地であり喉元。
侵攻すればイイってもんじゃないが、これは事実。そして「ウクライナ政府にはネオナチ(維新?)が入り込んでいる!」というプーチンの発言も、また事実。

〝どっちもどっち〝とかいかがわしい事を俺は言いません。ネオナチであろうと原ロシアであろうと、曲がりなりにも独立国に他国が攻め込んだらいかんでしょう。

以上、見解っちゃ見解。

プーチンがネトウヨ化しているとの報もある。あいつはそもそもマッチョやっちゅーねん。
マッチョでも何でもいいけれど、実際に戦争やったらダメ。だって人が死ぬるからね。

世界三大マッチョとは

1、米国のカウボーイ
2、メキシコのバケーロ
3、日本の「九州男児」

いずれも「俺は男だ!」「喧嘩上等!」言いながら、いざとなったら「ママ、ママ」🥲。
泣くというね。

真に強いのはマッチョ・プーチンじゃない。ただ黙って、じっと見ている者である。

そしてATGとは大資本じゃない独立プロダクション。「日本アート・シアターギルド」の謂。
代表的な作品は
◆竜馬暗殺(1974)

https://youtu.be/8wZAXmkJ0mQ

これ、早稲田通りのACTミニシアターで昔観ました。
主演は原田芳雄、相手役は石橋蓮司。この2人が、もうラブラブ[m:47]
坂本竜馬といえば「維新の英雄!」とか言うアホがいるけれど、あいつはそもそも武器商人。そして本作じゃ、竜馬は一歩も外に出ません。
完全なる屋内劇であり、白黒ムービー。幕府の追及を恐れ、京都の屋内にじっと隠れ住んでおる。だからこそ外の(白い)ええじゃないかの民衆踊りが対照を成し、生きる。

続きましては市川昆監督『股旅』(1973)

https://youtu.be/erGDN9jgl6A

主演はショーケンに尾藤イサオに小倉さん。この3人が、めっちゃイイ味出しておる。三者三様に、幕末のチンピラ的に。
ちなみに市川昆監督が『木枯し紋次郎』を撮ったのは、この『股旅』制作の資金が欲しかったからです。

チンピラつったら『Tatooあり』(1982)

https://youtu.be/tROa-BgsoFk

封切時、大阪はミナミで見ました。なので、この世界がよりいっそう。
三菱銀行北畠事件を模した、宇崎竜童主演作。監督は本作で関根恵子と結婚した高橋伴明氏。
梅川さんね、梅川。宇崎さんのチンピラぶりが最高です。そしてヒリヒリ生き急ぐ感が。

舞台はほとんど1970年代。俺が万博で初来日した頃の、あの頃の大阪が如実に。

梅川氏も『股旅』のショーケンも、なんなら坂本竜馬も所詮チンピラ。ヤクザではない。
任俠道の欠片もなく、結局うろうろしているだけ。

マッチョとは何か。所詮うろうろしている者の事である。己が〝イキリ〝をもっぱらフィーチャーして。
実はめちゃくちゃ喧嘩が弱い。だからキャンキャン吠える。恐ろしくて恐ろしくてしょうがないから。
「憲法9条を止めなきゃ日本が侵略される!」とか喚く奴らもそうよね。もう怖くて怖くて仕方がないから喚きまくる。

そしてプーチンも、実は怖がりなのではないか。だからマッチョになるわけで。

ますらおぶりより手弱女(たおやめ)ぶり。これぞ日本の伝統であります。したたかで、その実強い。

俺はウクライナ戦争を、ただ黙って見るのみ。

   *

そんなに何を 生き急ぐのか
ハッシャバイ ハッシャバイ・シーガル
さすらうだけの 信天翁さ 
ハッシャバイ ハッシャバイ、シーガル

眠りたい ぐっすりと
青い海の底深く
惨めさを 通り越し
安らぎの場所 探す俺さ

落ちてく夢は もう見たくない
ハッシャバイ、ハッシャバイ・シーガル
さすらうだけのあほうどりさ
ハッシャバイ ハッシャバイ、シーガル

そんなに何を 生き急ぐのか
ハッシャバイ ハッシャバイ・シーガル
同じさ、俺も
アホウドリさ
ハッシャバイ、ハッシャバイ シーガル

https://youtu.be/wBXrLMtP8jo

映画『クライ・マッチョ』の感想文は、また別途。

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