寝たきり58歳 ー 百貨店問題@大阪(疲
前回の通院から2ヵ月以上経ち、そろそろ病院行かにゃならん。やや、通常月1のところ、先生が「こんなご時世ですから」と2ヵ月後にしてくれたのよ。
しかし薬が切れた。
朝9時ごろに発つ。東京ほどではないけれど、阪急電車も御堂筋線も三密。前回(GW前)はガラガラで、梅田もなんばもゴーストタウンのようであったが、世間は一見通常運転の模様。
4月末と状況は何にも変わってないのにね。国や自治体が何を言おうと。
※某都知事は言いました、「第二波ではない」。そりゃ第二波じゃないよな、第一波継続中なんだから。
ミナミの両医院ともに相変わらず客は少なかった。
さて今日の目的は、通院以外にもう1つ。あれこれのポイントで貯めた百貨店商品券を使いきらなきゃならん。
期限は今月いっぱい。で、うちの近所に百貨店、ないこともないがグレーのかっけー短パンは置いてなかろ。大阪へ出かけついでに捜索するの企画。
1軒目、なんば高島屋。適当な紳士服売り場で「短パンないすか短パン。グレーのやつ」。店員さん、「あるです」。持ってきてくれた2品、悪くはないが、うーん。小首を傾げる。
「どしたんすか」
「んー。ちょっと上品すぎなんだよなあ」。
それならスポーツコーナー行くといいよ言うんで階を上る。しかし百貨店のスポーツショップってゴルフばっかしなんだね。
それでもイイ感じのを発見。丈短く、前でカチャンと止める式のベルトも付いている。店員さんに「これのグレーありますか」。すると、「グレーはなくって、しかもこれ女性用なんです」。
良さげなのは ー 短パンに限らず ー いつも女性用が多い。
鉄道(笑)に乗ってキタへ。2軒目は阪神百貨店。
俺は阪急より阪神百貨店の方に好印象を持っている。それと言うのも25年前、東京から来日した当時の彼女はエスティ・ローダーしか使わず、大阪で急遽調達する必要が発生。高島屋に大丸、阪急と探しまくるも、置いてなかった。ところが意外や意外、阪神百貨店にはあった。
また、手足の長い元上司。ジャケツを彼は、阪急百貨店社員なれば当然同店でサーチするも、なかった。これまた阪神にて発見。
阪急や高島屋に比べて庶民的なイメージのある阪神。が、ことほど左様に存外イケてたりする。よって阪急より先に、阪神百貨店へ。立ち入るのは ー 仕事以外では ー 彼女と行った四半世紀ぶり。
※ただし食品売り場を除く。あそこは甲子園球場で食う物を、予め仕入れるためにある。
最上階のタイガースショップを冷やかし、少し降りて紳士服売り場へ。
紳士ものはスポーツショップを含め、ほとんどない。俺はやたらと店員さんに声かけられるのは好かんが、それにしてもガン無視。空気感からして、全くやる気が感じられない。
時の経つのは早いもの。あの素晴らしかった阪神百貨店、今はもう終わった。食品売り場以外は。
むろん品物もなかった。。。
空中を、まっすぐ歩けば大丸。大阪駅の南側。
ところが、店は見えるも店内に入られん。どこからも。
JR大阪駅が改築後、京都駅のようになってから(関西の人は分かるでしょ?)俺はヨドバシ側ばかりウロつき、南側の上層には行っていない。とにかく駅のエスカレーターで上へ上がるも、百貨店の扉こそあれ「ここからは入れません」。中で店員さんが働きあるいは談笑しておるのに。
「1階ないし4階からお入りください」と貼り紙のしてある。が、駅ビルのエスカレーターに4階はなく、やむなく5階へ。
こりゃ道に迷ったわ。大丸なんか、もういいや。諦めてふと振り向くと、向こうに大丸の入り口が。
JRの5階が大丸の4階。不親切だよなぁ、ろくに案内板も置かんと。
普段開けてる入口を、コロナ問題で閉じていたのかもしれない。しかしこんなところにも「百貨店、終わってんなー」と感じる。これじゃ年寄りやら分からんばい。
むろん品物もなかった。
阪急は、梅田本店とメンズ館、なんなら帰途川西阪急にも寄ろうと思っていた。
だが、ここまでで俺、疲労コンバイン。いちおう梅田本店の上層階で試着してみたものの、白すぎて丈長く。メンズ館は値段高いし・・・
エスカレーターで降りつつ・・・もういいや。短パンは止し、全部食い物買っちゃおう。
そう腹を決め、B2へ。
食い物つったって、菓子なぞ要らん。乃が美の食パンでもあったら買ってみようと思ったが無く、
・季節ものの水ナスをはじめ、京漬物を各種
・ぽんたくんに食わせる野菜、他に上鴨(下鴨?)トマトやキュウリなど
・肉
痩せ細ったキュウリが3本で250円等、あり得ねー値段じゃあったが、ぜーんぶ使っちゃった。商品券。
うんしょうんしょと宝塚線で帰ってきた。
〈総評〉← むかしの労働組合じゃないです
百貨店という業態自体〝終わった〝と巷間伝わる。東京の伊勢丹や新宿高島屋がどうか分からんが、宜なるかな。
まず、上層階に客が少ない。コロナで今は全般的にそうなのだらう。それでも数の多寡こそあれ、この傾向は一般だろう。
むしろこういう時こそスペースを有しITを含むインフラを有し、何より販売接客のプロフェッショナルたる百貨店の出番ではないか。
ところが販売員方、どこの店舗も概ね・・・何ていうのか覇気がない。礼儀正しいところ、そうでないところはまちまちも。
次いで、ー これは地階に顕著だが ー 「バリアフリーなんてあり得ねー」状態。売り場を広くするためにバックヤードは最小限、また、通路はその次に狭く。なーんて事は俺も知っているし理解もできる。
が、あれじゃ車椅子の人や盲目の人なんて買い物に来られんですぜ。例えば駅などでは〝お申し出〝が無くとも最近は駅員さんや周りの人が手伝うてくれる。そんな意識というか社会の常識が、浸透しておる。
いっぽう百貨店はどうか。かくなる表示、ないこともないがやたら小さく、また、客は己のことで必死。
上層階には客まばらながら販売員は一様にどんよりしていて、地下食品売り場は込み込みで「それどころじゃない状態」。“お申し出〝なんかできる状態じゃない。
俺が盲目あるいは車椅子だったら一体どうなっただろう。そんな思いを強くした。平日でこれなら、週末なんてまさに。
百貨店のターゲット客層は、ご存知のとおり中流以上。なんとなれば、
「どうせ障害者なんて何とか保護受給のクソ貧乏人だろ?」
そんな意識が彼らに、本当に無いか。主イエスに誓って、無いと言えます?
ラストは翻って、食品売り場の隆盛。
俺はこっそり知ってるが、例えば阪神百貨店では売り上げの多く(大半?)が地下食品売り場。
これは各社のカテゴリー別(注力分野というか伝統というか)によっても違う。伊勢丹ならメインは服飾だし、阪急がメンズ館を作ったのも、伊勢丹を見てのこと。逆に伊勢丹が食品館だっけ。明治通りのあそこに設けたのは、他社を見たからだろう。
ただ各社、食品売り場はどこも流行っておる。テナントの入れ替えをしょっちゅうして、好奇な物、うまそうな物を揃える。俺はアンチグルメで食い物なぞに殆ど興味は無いが、それでも「ん? こら何ど?」と目を引く物がたくさん。
日本人は卑しいからなあ。とか言うとお叱りを受けるに違いないが、本件については別途。とにかく百貨店食品のバラエティはスゲぇ。
話が長くなりました。そして私は疲れ果てました。
ホントは通院の後、映画でもと思っていたのだが。
◆カセットテープ・ダイアリーズ
https://youtu.be/99u8FYEXurY
なので(?)
◆レッド・ツェッペリン「ワントンソング」。ロバート・プラントかっけー。
https://youtu.be/VAK_o2w5p2k
ぽんたくん、阪急百貨店で買うてきたベビーリーフ食べるぅ?
高かったとばい。