見出し画像

アートと工芸のホテル「KUMU 金沢 by THE SHARE HOTELS」に泊まる。

「金沢」といえば、伝統的な工芸品が有名である一方、「金沢21世紀美術館」などアートでも有名な街。

金沢駅

その金沢で、宿泊してみたかったホテル「KUMU 金沢 by THE SHARE HOTELS」に泊まりました。金沢でアート巡りをするならぜひオススメしたいホテルです。


▍館内には 多数の現代アートや工芸品!

このホテルの素敵なところのひとつは、館内に多数のアート作品や工芸品があるところ!たとえば、各フロアのエレベーターホールには、アート作品が展示されています。

1Fのカフェには アーティストデュオ・Nerholの作品が。

例えば、2Fのエレベーターホールには、彫刻家・橋本雅也さんによる《ニホンスイセン》。鹿の角と骨でつくられた作品です。

《ニホンスイセン》/ 橋本雅也

花弁の部分は、光が透けるほど薄く彫られています。

6Fのエレベーターホールには、美術家・高本敦基さんによる《The Fall》。この滝、なんとすべて洗濯バサミでできています。

《The Fall》/ 高本敦基
すべて洗濯バサミです

同フロアにあるランドリースペースもまた、目隠しが洗濯バサミでつくられていたりと、遊び心があります。

ランドリースペース

3, 5Fには、TEA TABLEとして、共用で利用できるウォーターサーバーや、お茶をいれたり飲んだりできるスペースも。

TEA TABLE。落ち着いた共用空間です。

こちらには、工芸作家・木谷洋さんによる《釜》と《柄杓》も。

《釜》/ 木谷洋

柄杓に穴が開いているのは、「くんでも くんでも 得たいものは得られないという、汲み取れないものへの視線」を表現しているのだとか。

《柄杓》/ 木谷洋

このほか、スタッフさんのユニフォームやカフェで用いる茶器などもこだわりの工芸品となっています。

▍築44年のオフィスをリノベーションした 心地よい空間

ここに宿泊したかった理由のもうひとつは、この空間。

ホテルの1階はカフェになっていて、天井には美しく木が組まれています。

こちらの建築は、築44年のオフィスをリノベーションしたものだそうで、最初、外から見たときには本当に古いオフィスビルという感じで驚きました。

外観は完全にオフィスです!

階段など、年期を感じる場所もありますが、客室も含め、内部はとても過ごしやすい空間になっています。

1Fエレベーターホール

わたしが宿泊したのは、半分が小上がりの畳になった和洋室。畳に座ってくつろげるのと、洋室の快適さの両方があって過ごしやすかったです。

そして、元オフィスということもあってか、天井がかなり高いです!そんな点からも広々と感じられる部屋でした。

大通り沿いなので、夜間の音を心配していましたが、防音もしっかりしていました。(障子風の窓は遮光ではないので、アイマスクはあると良いかもです。)

▍アート巡りにも便利な立地で ごはんも美味しい

あと、こちらのホテルでぜひオススメしたいのが、朝ご飯です!

あさごはん

金沢の精肉店「NIKUO」のローストポークや、能登の”能登ミルク”の飲むヨーグルトやたまご、お隣福井の”越前塩”など、地元の素材をつかった朝ご飯は、美味しい上にボリュームも満点!!1日歩き回って観光する活力が付けられますね。(パンと飲み物は好きなものが選べます。)

1Fのカフェで朝食。心地よい空間なのでテンションも上がります。

近くには近江町市場などもあるので、外に食べに行く場合にも便利です。また、金沢21世紀美術館、KAMU KANAZAWA、国立工芸館、石川県立美術館なども徒歩圏内。(徒歩20分程度。)

レアンドロ・エルリッヒの《スイミング・プール》のある金沢21世紀美術館も徒歩圏内です

週末は夜間開館もしている金沢21世紀美術館などにも行きやすいです。

金沢でアートを楽しむ旅の拠点にいかがでしょうか?

ホテル概要:KUMU 金沢 by THE SHARE HOTELS

URL:https://www.thesharehotels.com/kumu/
所在地:〒920-0869 石川県金沢市上堤町2-40

※ 日本全国のアートを楽しめる宿泊施設をご紹介しています

【東日本編】 アートに泊まれる・アートと過ごせる 宿泊施設 5つ

【近畿地方編】アートに泊まれる・アートと過ごせる 宿泊施設 5つ

【中国・四国・九州地方編】アートに泊まれる・アートと過ごせる 宿泊施設 5つ

マガジンはコチラ▼


最後まで読んでいただきありがとうございます。良かったらサポートいただけたら嬉しいです。サポートいただいたお金は 記事を書くための書籍代や工作の材料費に使わせていただきます。