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<第5回>春先の管理は慎重に

春も終わり、夏に向けて暖かく・暑くなってくる季節となりました。皆さんのご自宅、または春を待って室内で過ごさせていた植物たちがベランダや外にやってくる季節ではないでしょうか。今回はこの時期だからこそ十二分に気をつけたい、春先の植物の管理についてお話ししていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。

今回の内容もRadiotolkで配信しています。


観葉植物を現在育てている方も、これから育てようと思っている方も、冬の管理には非常に気を使うと思います。観葉植物を冬場外においてはいけない、というのは、なんとなく一般論な気がしますよね?
だから、室内に取り込んだり、なんらかの対策をします。これ、正解なんです。もちろん、寒さに強い観葉植物もいますが、ほとんどは寒さに負けてしまいます。だからこそ、室内管理をした方が良い。私が大好きな多肉植物、特にコーデックスと呼ばれる植物たちは寒さに弱いので、簡単な温室の中にヒーターを入れて寒さをしのいでいます。

しかし、本当に気をつけないといけないのは、この季節なんです。
ポイントは2つ。
「太陽光」そして、「気温の変化」です。
まず、太陽光ですが、暖かくなってきたから外に出そう!!と喜び勇んで、外に出すと1つ目の失敗が起きます。何が起こるかというと、「日焼け」を通り越して「火傷」をしてしまうのです。どのような症状が出るかというと、葉っぱが黄色く変色し、落葉してしまいます。約半年以上、屋内でかつ紫外線の少ない生活をしてきた彼らにとって、急激な環境変化はかなりきついのです。それに加えて、私たち人間のように紫外線を肌で受け止めて、とか暑かったら日陰に移動、などはできません。
彼らにとって、環境の変化は一番ストレスがかかること、なので春先に屋外に出す際には明るい日陰に置いてあげるか、遮光ネットをしてあげましょう。遮光ネットが何枚か準備できる場合には、50%遮光・40%遮光30%遮光と10%ずつ減らし,ひと月〜ふた月の間で光にならしてあげてください。

次に、気温の変化です。
暖かくなったから外に出してあげよう。その気持ちはわかりますが、室内での温度は何度でしたか?25度以上の温度ではありませんか?
人間と同じく、植物も温度差が激しいと風邪を引いてしまいます。正式には風邪とは言いませんが、体調を崩してしまうのです。外は15度以上とはいえ、風も当たれば雲りにもなる。そうした時に植物たちの表面温度は15度以下になるかもしれません。その環境下では体調を崩す植物たちも多くなるでしょう。
また、最悪の場合最低気温が10度以下になるにも関わらず取り込み忘れてしまったという事件が起きるかもしれません。

せっかく、春になって成育期を迎える彼らとお別れをするのはなんとも寂しいです。春先こそ、管理には気をつけたいものです。

今回は春先の管理についてお話をしていきました。
いかがだったでしょうか。実は僕が春先の管理で植物たちの体調を悪くしている張本人なのです。遮光ネットを取るのが早すぎて葉焼けを起こさせてしまいました。春先の植物管理は気を使いすぎるぐらいがちょうど良いのかもしれません。

さて、今日は全国的に晴れて温度も上がるようです。
こういう日こそ、植物の管理には気をつけたいものですね。

それでは皆さん今日も良い一日を。

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