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町ぐるみでプラントベース

「プラントベース条約」という名前の条約があるのをご存じでしょうか。

ふつう条約というと、国家と国家とが安全保障の約束をしたり、貿易のルールを取り決めたりして、結ぶものです。

  • 幕末の「日米和親条約」(歴史の教科書に載っているやつです)みたいに、2国間で結ばれるものもありますし、

  • 「ワシントン条約(※)」みたいに、複数の国家のあいだで結ばれるものもあります。

※絶滅のおそれのある野生動植物の種の 国際取引に関する条約。
たとえば象牙は高く売れるために、多くのアフリカゾウが密猟者によって命を奪われました。ワシントン条約は象牙の貿易を厳しく規制しています。

いずれにせよ、ふつうの条約の当事者は国家(政府)です。
これに対し、「プラントベース条約」は、国家も参加できますが

  • 自治体

  • 各種団体(企業も含む)

  • 個人

でも参加できるようになっています。

プラントベース条約は、名前こそ「条約」という重々しいものになって
いますが、実際は、

  • 地球環境を守るために、食生活の見直しをやっていこう!

  • 健康的でサステナブルなプラントベース生活を推進しよう!

という主旨の、草の根運動です。
昨年、始まっています。
草の根運動ですので、

  • 国(政府)

  • 自治体

  • 各種団体(企業も含む)

  • 個人

どれでも参加できるようになっています。

この条約を結んだら、

 食生活の見直しを通じて以下3つのことをそれぞれの立場で頑張ろう
 1) 生態系の破壊や森林伐採を防ぐ
 2) 畜産から植物性農業への転換
 3) 生態系や森林の再生に協力

というルールになっています。

自治体も参加できるプラントベース条約。

条約を締結している自治体は、いわば
「町ぐるみでプラントベース」
だといえますね。

たとえばこういうところが締結しています。

  • ブエノスアイレス市(アルゼンチンの首都)

  • ボイントンビーチ市(アメリカのフロリダ州)

そのほか、インドの自治体がかなり多く締結していて、
さすがインドは菜食の国
と思わせます。




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