『キャッシュ・トラック』は面白い 2021年12月9日(木)
早くもAmazonプライム・ビデオで配信が始まったジェイソン・ステイサム主演の『キャッシュ・トラック』を見た。
フランス映画のリメイクらしいが、そちらは知らない。
ガイ・リッチーの映画は『シャーロック・ホームズ』くらいしか実は見たことはないので、ガイ・リッチーらしく洗練された会話劇とかガイ・リッチーお得意の時間軸ずらしとか言われても正直なところピンと来ない。
しかし、ジェイソン・ステイサム主演『キャッシュ・トラック』はとても楽しく見ることができた。劇場で観なかったことを少し後悔したくらいである。
ジェイソン・ステイサムが演じるヒルという男が現金輸送専門の警備会社に入社してくる。お前のことを“H”と呼ぶと言われて入社テストでは運転や射撃、体力など凡庸な数字しか残さずに何とか合格する。
この場面が予告編でも流れていたが、最高に笑える。ステイサムがそんなわけないので、明らかに何かあるわけである。
物語はわりとシリアスに進む。これがガイ・リッチーらしくないとの声があるようなのだが、先に書いたように自分にはわからない。
ただ、このトーンは好みだった。
ツッコミどころはいくつかあるわけだが、許容範囲。全然OKだった。
途中のパートでステイサムと敵対するグループを主に描くようになるのだが、ここも割と好きである。スコット・イーストウッドなんかすごくいい仕事をしていたと思う。
メンバーが集まって相談するシーンなんかわりと好みで、ケイパーものとしても楽しめる。
もちろんステイサムはこの映画でも最強である。そこは変わらない。安心して見ることができる。