ファストフード店で英語で注文する(6つの場面による実践ガイド)
海外旅行に行った際には、有名なファストフード店にぜひ寄ってみることをお勧めします。日本との違いを比較したり、地域ごとの特別なメニューあるいはメニューを味わってみるという楽しみ方ができますからね。(アメリカではファイブガイズ、イン・アンド・アウト、シェイクシャックが、イギリスではバーガーフランチャイズはオネストバーガー、バイロンバーガー、GBKが最も代表的です。)
今日は、海外のファストフード店に行き、英語で注文する際の英語表現についてご紹介します。メインメニューとサイドメニューを注文する方法から、お持ち帰りまたは店内飲食を選ぶ際の言い方、お会計の求め方、そして注文したものと異なる商品を出されたり、商品が足りない場合の対処の仕方など、様々な状況に対応できる表現をご紹介します。
1. メインメニューを注文する
基本、注文のときはこの2つのパターンを覚えるだけで十分でしょう。“I’d like …”と“Can I get …?”です。注文したいメニューを…のところに入れてください。もし、より丁寧な言い方をしたい場合は“I’d like to order …”と話すといいでしょう。
I’d like a Big Mac, please.
(ビックマック1つお願いします。)Can I get a Cheeseburger?
(チーズバーガーを1ついただけますか?)
🫛ここで豆知識があります!日本ではパテが牛肉でもチキンでも関係なしにバーガーと呼びますよね。しかし、アメリカではパテが牛のひき肉である場合のみしかバーガーとは言わないんです。チキンや魚のパテが入ったものは「サンドイッチ(sandwich)」です。次にご紹介するアメリカのマクドナルドのメニューを御覧いただくと、明白に区別されていることが分かると思います。
注文の際の表現、おまけに2つご紹介
🍔セットメニューは'Combo'と表現します。
日本ではメインのバーガーに飲み物、そしてフライドポテトが付いてくるものをセットと呼びます。「チーズバーガーをセットでお願いします。」、このようにです。そのため、「セットは英語だからそのままで大丈夫だよね?」と思いがちですよね。しかし残念なことに、“I’d like a Cheeseburger Set”と注文時に伝えても、店員さんには理解してもらえないでしょう。英語でメインメニューとサイドメニュー、飲み物を一気に注文したい場合は、‘combo(コンボ)’または‘meal(麦)’という表現を使わなければならないのです。Comboは私たちにとって馴染みのある単語、combinationの略語です。「2つ以上のものを合わせたもの」という意味であり、ファストフードの世界ではバーガー、フライドポテト、飲み物など、2つ以上のアイテムが1つのセットになっているものを表すのです。Mealは「食事」というニュアンスを含んでおり、大体の場合メインメニュー、サイドメニュー、飲み物の構成を表しています。お腹いっぱい食べられる充実した一回分の食事をイメージすると覚えやすいかもしれません。
✅ I’d like a Cheeseburger meal.
✅ I’d like a Cheeseburger combo.
❌ I’d like a Cheeseburger set.
Comboとmealに、意味上の違いはほとんどありませんが、ブランドごとにどちらかの単語のみが使われているため注意です。各フランチャイズごとに、どちらの単語がメニューに書かれているかを見てから使うことで対策できるでしょう。代表的な例として、マクドナルドではセットメニューはmealと呼ばれていて、アメリア東部の代表的なファーストフードフランチャイズであるイン・アンド・アウトではcomboが使われています。
🥓トッピングをすべて入れてほしい場合は、'all the way'と言いましょう。
バーガー名の後に、all the wayをつけると、トッピング全部入りという意味になります。時々トッピングの種類が豊富なバーガー店や手作りバーガー店で注文する際は、店員さんに“Would you like your burger ‘all the way’?(バーガーにトッピングはすべてお入れいたしましょうか?)と聞かれる場合がありますが、この時は冷静に自分のバーガーの好みを店員に話してください。あるいは注文の時点ですべての材料を入れてほしいと伝えておくのもいいでしょう。
I’d like one classic burger ‘all the way,’ please.
(トッピング全部入れのクラシックバーガーを1つください。)
2. サイドメニューを注文する
サイドメニューを変更したいときと、サイドメニューを追加注文するときの表現をご紹介します。まず、コンボやミールを注文した際の表現です。サイドメニューのみを変更したい場合は、“Can I change the side to …?”とこれに続けて、toのあとに変えたいメニューを入れればOKです。
・Can I change the side to onion rings?
(サイドメニューをオニオンリングに変更できますか?)
サイドメニューをただ追加で注文したいだけの場合は、“Can I get a side of …?”と表現することができます。…のところに、追加したいメニューを入れてください。
・Can I get a side of a corn salad?
(コーンサラダのサイドメニューを追加できますか?)
注文したい商品名を言い終わったなら、「以上です。」の意味合いの“That’s all”または“That’ll be all”と伝え、注文を終了することができます。
3. お持ち帰り、店内飲食のどちらかを選ぶ
注文をするところまで無事終えられたら、今度はテイクアウトするか、店内飲食するかを決める番です。店員さんから“for here or to go?(店内でお召し上がりですか、お持ち帰りですか?)”と聞かれたら、お店で食べる場合は“for here, Please”、持ち帰る場合は“to go, please”と返答しましょう。
店員:Will that be for here or to go?(お持ち帰りと店内飲食どちらになさいますか?)
お客さん:For here, please.(店内で食べます。)
注文した商品の一部だけを店内で食べて、残りは持ち帰りたい場合は、ここまでご紹介した表現を活用して、次のように表現することができます。
Can I have a Big Mac for here and a side of a mini salad to go?
(ビックマックは店内で食べて、サイドのミニサラダだけ持ち帰ることはできますか?)
4. お会計
お会計はシンプルです。クレジットカードやアップルペイなどの定着によって世界中どこにいても支払い方法にあまり違いがなくなっています。店員さんが注文を確認し、合計額を言い終わったあとに、カードや現金などの支払い手段を渡すだけです。カード決済が当たり前になった今、現金やアップルペイなどの、その他の支払い手段を使用したい場合は、支払う前に“Do you accept …?”と尋ねましょう。…には名詞で支払い手段を入れます。
Do you accept cash?
(現金は使えますか?)Do you accept Apple Pay?
(アップルペイは使えますか?)
5. 出てきた商品が足りない場合や、頼んでいない商品が出てきた場合
頑張ってお金を支払うところまで完了したのに、頼んだものと違うものが出てきて悲しかったことはありませんか?どう店員さんに伝えればいいかわからず、やむを得ずその商品で我慢しなくてはいけない事態は避けたいですよね。今回は注文した商品が足りないだけの場合と、注文したものと違うものが出てきた場合の二つに分けて、ご紹介します。
注文した商品が足りない場合は、, “I seem to be missing … from my order”と伝えることができます。…のところに足りない商品名を入れて伝えてください。
Excuse me, I seem to be missing one fries from my order. Could you please check?
(すみません、注文したポテトが1つ足りないようです。確認してもらえますか?)
注文していないアイテムが出てきた場合は、少し表現が複雑になります。基本的には、“I ordered a A, but I received B instead.(「Aを注文したのに、代わりにBが出てきました。)”で状況を伝えることができます。
Hello, I think there might be a mistake with my order. I ordered a Cheeseburger, but I received a chicken sandwich instead. Is it possible to get the correct item?
(こんにちは、私の注文に間違いがあったようです。チーズバーガーを注文したのですが、代わりにチキンサンドが届きました。正しい商品を受け取ることは可能ですか?)
このような場合に備えて、できれば注文履歴が記されたレシートはちゃんと商品が出てくるまで捨てずに持っておいた方がいいかもしれません。
6. 追加でソースをもらいたい場合(feat.
コンディメントステーション)
国ごとに違いはありますが、ほとんどの場合海外のファストフード店には’コンディメントステーション(condiment station)’と呼ばれるエリアが設置されています。ソースステーション(sauce station)と呼ばれることもあり、お客さんが直接、ケチャップ、マヨネーズ、ホットソースなどの基本的なソースを自由に取ることのできるエリアです。コンディメントステーションの内容はブランド、支店ごとに違いがあるのですが、中にはピクルスや炭酸ジュースのおかわりができる機械が設置されていることもあります。
店内での食事の場合は、日本のように追加のケチャップを店員さんに求めるのではなく、"Where can I find the condiment station?(ソースやナプキンはどこにありますか?)"と尋ねてみましょう。
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