「鬱の本」
オーケンの寄稿している2Pの文章を目当てに購入した。
繊細な心をもった人、人よりちょっと弱い人、悲しいことがあった人、それでも何かを拠り所に生きている人のこころの片鱗を丁寧にだいじに編纂した本だった。少しずつだいじに読んだので結構時間がかかってしまった。
文章量はさらっと読めるボリュームだけど、じっくり腰を据えて読まねばという気持ちになる本だった。
今苦しんでいる人に必ずしも救いがある本ではない。救いになる可能性もあるし引っ張られる可能性もあると思う。
オーケンの話には、あなたの綴る文章は本当にファンの方を向いている。神さまだねえ、とうっとり思った。かなりファンサ文章ではなかろうか。
オーケンの本を題材にしている人もいて、またそれが良かった。