未来の自分と話す方法
昨日、第2回cotreeコーチング対談イベントに参加してきました。
参加費が「感想noteを書くこと」という発想がまず斬新ですよね。
とはいえ私、あんなにイベント出ているくせに「イベントレポ」は正直得意ではないので、今日もまた「イベントレポ」らしからぬレポートを皆さんにお届けしたいと思います。
・コーチング感想対談イベントに参加したきっかけ
noteを書き続けてわかったことですが、今までの記事を読み返すと私って「過去に興味はないんだな」と思うんです。
カウンセリングは現在と過去の自分を見返して、過去にあるトラウマを治療することという認識。
ということは、今の私がやるべきはカウンセリングではない、というところまでは自分でも決めていたこと。
でも、じゃあひらやまさんを通じて知った「コーチング」って何なんだろう。
cotreeってどういう会社なんだろう。
実際に「コーチング」を受けたとして、どういう効果があるんだろう。
その疑問を解決するために、私はcotree本社のエレベーターに乗りました。
・「扉の向こうはアットホームな世界でした」
いやぁびっくりした。なんてお洒落な会場、ならぬ会社なんでしょう。
穏やかなオレンジ色の照明、木目の綺麗な机たちとデデーンと壁代わりになっているホワイトボード。
用意してあった飲み物はお茶にコーラになっちゃん。私の見たところ、
なっちゃんが大変人気でしたね。私はお茶でしたが(笑)
飲み物と軽食が用意されたテーブルと、「なんだここは会社なのか(褒めてる)」と言いたくなる喋りやすい空間。
正直、こういう場所で一番働きたいなぁと思いました。
外が見えて、照明が暖かくて、なぜかキッチンもあって。
なるほど、こういう素敵な空間だからこそ、素敵なサービスが生まれるのかと深く納得した次第です。
・コーチング感想、質疑応答
トップバッターはさとうさん。
私、ちなみに茂木コーチさんと、さとうさんの間にいたんですよね。恐縮。
コーチングを受けたからこそ言える感想は「コーチングとは、自分の旅のしおりの再確認」とのこと。
コーチングは、決して「アドバイス」がもらえるものではない。ただ、第三者であるコーチと話すことで「自分の使っていない部屋をノックしてもらう」という言葉が印象的でした。
その上で、自分の特徴を知り、自分のポジションを知っておくことで仕事のチーム内でも無理に違うタイプの仕事をするのではなく、タイプにあった仕事をこなすことができるようになった、と。
その後、さとうさんへの質問タイム。
私が質問した内容は、「プライベートではどういう風にコーチングは影響したのか」ということ。
さとうさんのお話はビジネス面が強いという印象を受けたのでさせていただいた質問に、さとうさんは素早く答えてくださいました。
「気づかなかった属性を知ることで、ぶれない自分になれました。あと、週一で自分の生活を振り返り、内省するようになりました」
週一で内省……すごいなというのが正直な感想でした。
仕事をして忙しい日々を過ごす中で、内省の時間はそうそう取れるものではありません。
それでも、意識してそれを行うさとうさんと、その行動をとるように促したコーチングに、私は「コーチングとはどういうものか」という最初の疑問への回答を得た気がしました。
休憩をはさんで、次はせっちん丸さんの番へ。
さとうさんの感想も素晴らしかったけれど、「まだ3週間前にコーチングを受けただけ」というせっちん丸さんの感想はまた面白かった。本当に面白かった。
彼が最初に会場に投げかけた問いは、「夏休みの宿題を最後にやる人、挙手!」。
はい、手を挙げたのは私です。(あ、自分だけじゃなかったよ)
「日本人って、民族的に先延ばし体質なのかなと思います」
せっちん丸さんはそういって、実際にリアルなデータを出してくれた。
特に私達は、「重要度が高く、緊急度が低いもの(例えば夏休みの宿題)が苦手」。
ではその結果は?
必ずツケが来る。そうですね、めちゃくちゃ頷きながらスライドを見てました。
時間、信頼、機会、居場所……それらの損失。
逆を言えば、こつこつやれば理想に近づいていく。そして、それこそがコーチングというものだとせっちん丸さんは仰いました。
まず「夏休みの宿題」が苦手な私たちは、その「嫌なこと」から目をそらしている。コーチングでは、まずそれと向き合うことから始める。(課題把握)
そして、コーチとの対話を通して、課題を言語化。
言語化してより課題が明確になれば、最後は解決策の自己立案。
面白いですよね、自己立案なんだ!
せっちん丸さんは、「コーチはもはやシャーマン」だと笑いながら言いました。まるで未来の自分と対話しているようだと。
私のせっちん丸さんへの質問は、「コーチングを受ける前にもやもやしたもの(相談のテーマ)はあったのか」。
せっちん丸さんには、二つのお悩みがあったそう。
それが「もやもやした」状態でもコーチングを受けに行ったというのが、正直一番私が衝撃を受けたことでした。
コーチングって、もやもやしたまま行っていいんだ!!
・今回のイベントで得たもの
お二人の感想を通じてわかったことは、ある意味当然なのですが、コーチはアドバイスはくれない、ということです。
それこそ私がコーチングを受けるかどうかで悩んでいた一番の部分でした。
今の私が欲しいのは「アドバイス」なんだろうか、と。
けれど、コーチングを受けたお二人とも、同じことを仰っていました。
「ぶれない自分になった」「自分の人生の主役は自分」
勝手に要約させていただくと、「コーチと対面することで、色々な環境や状態で隠されている「最も自分らしい自分」と話し合う」ということなんじゃないかな。
さとうさんが言っていたのは、「自分で内省するといつも同じ部屋に入ってしまう、コーチは、「あっ、こんな部屋あったんだ」という部屋をノックしてくれる」。
また、「自分の中にはない情報は、コーチと対話していてもわからない」という言葉もありました。
例えば私が転職活動をするとして、どういう職に就きたいのかと相談しても、それは「転職エージェント」と話すべきことで、コーチングで話すべきは「自分は将来どうありたいのか」という、もっと未来の、重要なことが話せる。
そして、そのためのマイルストーンをコーチを通し自分自身でそれを納得して見つけられる。
自分で納得する、って一番大事ですよね。誰かに「あなたはこうしたらいい」って言われても、結局納得していなかったら失敗すると思います。
コーチングを受けたなら、きっとそういうことができる。
私はこのイベントを通して少しどころじゃなく、コーチングで未来を見てみたいと思いました。(ほら、「コーチはシャーマン」って言ってらっしゃったし。せっちん丸さん)