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🐸星空を見上げたくなるカレンダー 2022.05「天空の田園」

季節の写真と、これからの星空の見どころ情報を、毎月お届けします☆

今回は、2022年5月版
新緑がいよいよ明るさを増してくる5月、田んぼには水が張られて、カエル🐸の合唱が夜な夜な響き渡るようになります。

見た目にも音でも、季節が進んでいることを実感できる時季ですね。

夜空の話題は、引き続き明け方の惑星達の大集合が注目を集めています。
そしてまた、半年後に日本で見られるある現象が、日本より先に、まず地球の反対側でみられます。

🔷5月の写真

[撮影地:富士川市]

田舎の山道をぐんぐんと奥へ進む。
くねくねと急カーブを繰り返しながら、ひたすら登っていく道を進み続けると、だんだん自分が異世界へと向かっているような錯覚に陥りそうになる。

そんな、不思議な感覚に包まれてきた頃、ふと道の両脇の森が途切れて、それまでとは別の景色が目の前に広がった。

ここは、棚田が広がる小さな集落。
くねくね道を登ってきた分、ちょっと空に近い場所へ来たような気がする。

棚田の一番上の段に映る青空も、空が近いぶん、より青く、広く見える気がした。


🌠 星空の見どころ

●5月1日 金星と木星が大接近

明け方に集結している惑星たちの中でも、とくに明るい金星と木星が、互いに寄り添うようにして昇ってきます。

2022年5月1日 3:30am

最接近のころには、約0.2度。つまり月の直径の約4割ほどの距離まで近づいて見えます。

2022年5月1日 3:30am(少し広い画角で)

この日は、金星と木星以外より先に昇っている火星と土星が、こんな感じに等間隔に並んで見えます。

引き続き、惑星たちの位置関係の変化にも注目ですね。

●日食と月食

2022年5月1日に部分日食、そして5月16日には皆既月食が見られます。
ただし、これはいずれも日本ではみられません。

5月1日の部分日食がみられるのは、南米の一部地域のみ。

2022.5.1部分月食

水色:半影(部分食が見える範囲)、青:本影(中心食が見える範囲)、 緑:日の出入り、赤:日食図
(C) NAOJ 日食各地予報

そして、5月16日の皆既月食も南米が中心で、北米の割と広い地域でもみられます。

2022.5..16 皆既月食

(C) NAOJ 月食各地予報


日本で見られないとなると、あんまり興味が惹かれない?
・・・ですよね。

でも、ご安心(?)ください😁

今月の皆既月食から半年後、地球と太陽の位置関係がちょうど逆になったタイミングで、こんどは日本でもみられる皆既月食が起こります!

2022.11.8 皆既月食

このときの皆既月食は、日本時間の20時前後に、1時間半に渡ってみられるという、かなりの好条件!

まずは今月、地球の裏側でみられる皆既月食に思いを馳せながら、半年後の皆既月食を心待ちにすることにしましょう♪

🔵関連リンク

◎星空のみどころ情報[不定期配信]

https://note.com/planetarian_t/m/mfde300317f28



◎2022年1月~12月<1年分まとめて>

https://note.com/planetarian_t/n/nd0f7097d81b7

◎写真抜粋

https://note.com/planetarian_t/n/na8390b806a8c


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