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躊躇のない彼女たちの考察 #片岡義男 先生の短編 タイトルバックの紹介を添えて・・


いま、これをバスタブの中で書いています。

いつもそう、バスタブに入ると、書きたいことが湧いてくる。

引き金になるのは、様々な思い付き。

例えば、僕が常に読み返している、 #片岡義男 先生の作品 が引き金になることも。実は今夜もそのパターンだ。

先生の小説を僕が 読み返すタームは、おそらく数年だと思う。それでも作品が多いから、読みたいときに読める、そんな感じはある。もちろんサイクルをあげてもあまり意味がない。数年ぶりに読み返すと言っても、20代の時からだから、それこそもう、何度も同じ作品を読み返している。本を紛失すれば、再調達に必死になる。でも、もう、中々、それも難しくなってきた。バスルームで読むことを考えると、本というのが条件だったけれど、端末の防水性が保たれる今なら、web上から読んでもいいと考えています。

#推薦図書

片岡義男.com

そんな先生の作品なのですが、読み返すたびに響く場所がまるで変わるのが、僕にはとてもありがたい。これは、多分、読み手であるこちらの、精神状態によるものだと考えられるのです。

バスタブに入り、先生の作品を読んでいると、突然書きたいモノが溢れ出てくる。 何故? 生理学的、医学的に言えば、脳への血流が増加して脳が活性化するからね。とかいう、理屈なのでしょうが、 でも、書こうと思って、バスタブを出て、シャワーを浴びて、体を拭く。 飲み物の一杯も飲んだ頃には、もう何も書けなくなっている。 こんな事の繰り返し。 だから、今夜は、防水でもなんでも無い古いアイフォンでを持ってきた。 

 今夜読んでいた作品は、 #タイトルバック  という作品で、僕が常に言い続けている、お気に入りの短編集  #一日じゅう空を見ていた  の最初に収められたもの。

離れて暮らす夫婦が、1日を一緒に過ごすアイディア は、片岡作品の大切な構成要素が揃っている。 美しい女性は 常にクーペに乗り まるでロードムービーの様に、短くない距離を走る ホテルの部屋 パートナーは、常に、刺身の大根 大根は、決して大根であることを嫌がらない これは書評でにはなっていないですね。

これを読んでいて、思たのは、この56歳のオッサンが、これまで付きあった人たちのこと。彼女たち の思考は、共通点があった。彼女達には躊躇が無いという事もその一つだ。何かをするときに、彼女達のジャッジは常に大胆だった。それは、自分たちが今、したいこと、それを実現するためには、どうしたら良いかを考えだし、一つの方法を見出す。僕は、それを選択した場合のリスクを考えて行動するのに対し、リスクはリスクとして捉えても、直接のリスクになるかもわからない、ネガティブは推測は切り捨てることだ。不確定なリスクは起きたら、その時点で対処すればいい、起きるかわからない問題を避けて行動しないなら、熱いコーヒーは飲めないと言い切る。そんな女性たちに僕は惹かれて来たのだと思う。

例えば、彼女が名古屋で、こちらが東京の時、お互いが20代忙しい盛りだった。会えるのは月に1度あるかないか、ある日、彼女はヨーロッパからの出張の帰り、フライトが成田経由の国際線乗り継ぎで小牧という事があった。彼女の提案は、「この日の午後、成田乗り継ぎで名古屋なの、もし成田でカポタージュすれば、成田で会える、久しぶりにキスしよう」

また違う女性は、いつも会いたいからと、そこまで順調な仕事を止めて、こちらに転居して、こちらで仕事に就いた。まあ、優秀な人材は、会社も仕事も何とかなると言うのも知った。

また、さる女性は、料理などしたことが無いのに、僕がサンマの塩焼きが好きだと言うと、マンションでサンマを焼いてくれたがいいが、警備会社が出動した。

ここまでは、書ける範囲だけれど、彼女達は常に男前で大胆だった。

ちなみに、書かない事の方が、遥かに素敵だけど

僕は、そんな相手を常に選んできた気がする。それは、何も性悪とか、そんなのものではなくて、言葉をシンプルに言うならば、躊躇が無く、極めて合理的な考えをする女性たちだ。 ただ、彼女たちが、それをする目的が、利益でも、地位でも、何でも無くて、ただ単なる、自分たちの恋愛をいかに快適にするかという目的であった。

極めて利己的とも取れるのだけれど、よく考えると、この場合、常に相手を気遣ってのこと、利己的というか、自分達最適なのか、ただ、このタイプの女性は、かなりデキル女が多く、その意味で、彼女達は今も

ふと、僕は思った 叩かれる 女性議員 や 女性の権力者 のゴシップ

なるほど とも 思えなくもない

余談:敬語と切り捨てが混在していますが、気持ちの表れなので統一していません。

追加: 僕が一緒に時間を過ごした女性達が常に男前だった理由 最近、分かったようなような気がします。

彼女達は、みなとても美しい女性でした ただ、その中身は #男前

【kindleは短編がバラバラに読めるのですね でも短編集が僕はスキ】


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