【人生は50代から】50歳代で成功のきっかけを掴んだ有名人3選
やなせたかし(漫画家)
(54歳)絵本『アンパンマン』を刊行
(69歳)日本テレビでアニメ「それいけ!アンパンマン」放映開始
(77歳)高知県香美市に「アンパンマンミュージアム」がオープン
30代から50代ごろまでは、絶望のトンネルの中にいた。
漫画家としての仕事のほかにあれこれやっていたので、生活に困ることはなかった。でも、「これが代表作だ」と言い切れるものがない。歌手に持ち歌があるように、漫画家は誰でも知っている人気キャラクターを持たなければ、存在しないのと同じなのだ。
代表作をつくりたい。漫画家としてのアイデンティティを持ちたい。
そんな長いあいだの願いがかない、アンパンマンの人気が高くなったのは、なんと70代に入る直前、69歳のときだった。遅咲きも遅咲き。よく「大器晩成」とおだてられるが、いやいや、「小器晩成」の典型だ。
(『明日をひらく言葉』)
レイ・クロック(実業家)
(51歳)マクドナルド兄弟と出会う
(52歳)最初のフランチャイズ店をオープン、マクドナルドシステム会社を設立
(59歳)株式公開
百田尚樹(作家)
(50歳)『永遠の0』を出版
(53歳)『Box!』で吉川英治文学新人賞候補
(56歳)『海賊とよばれた男』で本屋大賞を受賞
「人生五〇年」と一昔前までは言われていた、その区切りが見えてきた。テレビは一度放送したら消えてくものです。「人生でこれを成した」と胸を張れるものを、何か残したいと思うようになったんです。
『僕の一番大切な家の思い出』
おわりに
50歳代で華々しい成果をあげた著名人を紹介してみました。
ただし、ここであげた人たちに共通しているのは、50歳より前の時代は決してのんべんだらりと生活していたわけではなく、別の仕事で活躍していたり、暗中模索していたりと、人一倍活動していました。
何もないところからいきなり世に出るということはなく、それまでの長い蓄積や活動があったからこそ、何かのきっかけで花開いた、といえるのでしょう。
人生は椅子取りゲーム。満員電車に乗り込み、あきらめて途中下車せずに立ち続けていたら、あるとき目の前の席が空いた。(やなせたかし『明日をひらく言葉』)
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