読書会の教室
"本書で読者のみなさんに一番お伝えしたいことは『読書会は、参加するのも楽しいけれど、自分で主催するともっと楽しい』ということです。"2021年発刊の本書は、主に『これから読書会に参加したい、主催したい人』に向けて丁寧に書かれた全方位的ガイドブック。
個人的には、自身が既に何年も主催している読書会を一度見直そうかと、ヒントを求めて手にとりました。
さて、そんな本書は東京赤坂にある選書専門店『双子のライオン堂』の店主、そして自身も書店などで読書会を主催しているライターの二人が八年間で実際に500回以上開催して溜まってきた自らの読書会の経験値やノウハウを基に、それに他の読書会へのインタビューや座談会、コラムを加えて、主に【これから読書会に参加したい、主催したい人に向けて】ガイドブック的に『読書会とは?どんな種類があるの?参加するには?開催・運営するには?』と各章ごとに読書会の魅力を丁寧に、かつ読みやすく伝えてくれているのですが。
まず、私の場合は前述の様に著者たちと同じく何年も読書会を主催し、一方で読書会(orブッククラブ)に関して書かれた本や映画なども観てきたこともあり【概ね共感する内容で】さっそく自身の読書会の『課題図書』として、読書会に興味を持つ人と感想をシェアしたくなりました。
また『本が好き』というのはもちろんですが。それに加えて様々なイベントでファシリテーション(進行)を担当している私としては、読書会を主催しているモチベーションとして【ファシリテーション力がとにかく鍛えられる】というのがあるのですが。座談会での『読書会はファシリテーションが9割』に大きく頷き、また収録されている"紙上の読書会"は非常に勉強になりました。
読書会に参加したい、主催したい方はもちろん。既に読書会を主催されている方にもオススメ。
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