ビジネスエリートが身につける教養 ウイスキーの愉しみ方
"ウイスキーを知ることで、人生を豊かにする一助となることができれば幸いです。すばらしいお酒と、仲間、素敵な空間と時間に本書の知識を加えて、ウイスキーを嗜んでください。"2020年発刊の本書はバーコンサルや講演で活躍する著者によるビジネスパーソン向けウイスキー指南書。
個人的に『教養本』ブームが来ていること、また飲食店でも働いていることから勉強のために手にとりました。
さて、そんな本書はウイスキーのソーダ割『ハイボール』は割と親しみあるも、ウイスキー自体は『種類がたくさんあってわかりにくいし、選びにくい』等々の印象をもっている私のような人に向けて、ウイスキーの定義や歴史、生産工程や嗜み方、ビジネス視点での見方などをわかりやすく紹介してくれているわけですが。
前述した通り、ハイボールは毎日のように飲んでいるも、ウイスキー自体には全く疎かったので、歴史。特に本書と同じシリーズで読んだ『ワイン本』と同じく【禁酒法が大きな影響を与えた】ことを知って。あらためて興味深く感じました。
またブームが来ているとはいえ、全盛期に較べると【約45%の回復の販売量】である一方、年々、世界的な評価を高めているジャパニーズウイスキーですが。世界5大ウイスキーを始めとする海外とは未だかけはなれてしまって議論が続いている『ウイスキーの定義』といった話もとても面白かった(あと、インドがウイスキー生産・消費ナンバー1。【世界の約半分が消費されている】のも驚きでした)
ハイボールやウイスキー好きなビジネスパーソン、飲食関係の人にオススメ。